【感想・ネタバレ】炎の蜃気楼2 緋の残影のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今巻もアクションが派手で読んでいて楽しい。
少しずつ謎も明かされ始め、伏線部分も非常に良い。
個人的には晴家が非常に好き。

"彼らに報う手段を持っているのは、"今"を生きている人々です。我々が過去を正しく捉え、彼らを正しく理解することが、彼らに報いる最良の方法だと思います。そして、彼らの望んだ世のの中を"今"に実現するよう努力すること
それが過去の人々に報いる最高の手段だと、私は思います"
この台詞も、印象に残っている。

過去を変えることは出来ないというが、
実際の事象を変えることは出来ないけれど、今の人間が過去をきちんと認識することで過去を変えることが出来ると思う。
たとえば、新選組が人斬り集団だという認識が昨今で改められたことで
新選組に対する評価が変わるようなケースは
歴史を紐解く中で少なくないことだと思う。
過去に恥じない未来を今の人たちが紡ぐことが、歴史の重みを感じ
報いる最高の手段だと、私も思っている。

0
2015年02月23日

ネタバレ 購入済み

この時代が尊い

【昭和編読了後に書いてます】
晴家や長秀が来た!高耶さんの高校生生活、ほんと尊い。何度でもいう、尊い。
体育の授業でバレーしてるの?美術で絵描いてるんだ〜、英語はジャパニーズイングリッシュで苦手なのね。はぁ〜尊い。
校門前にベンツで乗りつけた直江に、高耶が「ひえっ!ヤクザっ」と、びびってることに笑ってる。高耶さん可愛すぎ。

また、直江が好きなのは美奈子じゃなく、景虎だと昭和編で色部さんに教えられてようやく気づいた長秀が「景虎に何かあったらお前落ち込むだろ?」とか「お前には絶対、景虎から離れることはできないんだろうな…」とか、直江の一番の理解者じゃないかよおおお。
最高か千秋。

#笑える #アガる #ドロドロ

0
2023年09月01日

Posted by ブクログ

ネタバレ

 自分が上杉景虎の換生者だと知らされた、高耶。しかし、まだ完全に信じたわけでも、受け入れたわけでもなかった。しかし、自分が「武田信玄」の怨霊だといわれるものの暴動を鎮めたのは現実で……。
 二つの生の間で揺れる高耶は、再び平穏な日々を送っていた。

 ところが、景虎の復活を知り、織田信長軍が動き出した。現代を、怨霊が争う《闇戦国》に変えようと、まだ復活できない信長に変わり、まずは森蘭丸が動き出した。
 まだ、《力》が目覚めきっていない高耶を狙って次々と巧妙な罠が仕掛けられるが、高耶自身も、また直江もその罠の存在には気が付いていなかった。

 一方、高耶が学校に遅れて到着したその日、昨日までいなかったはずの「千秋修平」と名のる男が、高耶の“親友”だといって紛れ込んでいた。
 正体不明のその男の正体は……?


 前作で、ある日突然、自分は違う人間だと言われ、いざこざに巻き込まれはじめた高耶。
 今回も、受け入れられないままに、森蘭丸の引き起こしたいざこざに高耶は巻き込まれていくのですが……

 直江の煮え切らない態度が酷いです(苦笑)
 どうやら、高耶と直江の生まれ変わりの繰り返しの途中の人生に、取り返しのつかない様な出来事があったようで。
 高耶自身は、景虎としての記憶が無いので忘れてしまっているようですが、直江自身はどうやらしっかり憶えている様子。そのことが、直江を強い態度に出られなくしている……。すっごくもどかしい思いをさせられます。
 その過去ってなんなの!? と、直江の首根っこ掴んでがたがたと揺さぶりたい様な気持ちになりますが……。
 これがこの物語の核になるものだと思うので、もう少し、種明かしがされるのを我慢しないといけなさそうです。

 この作者さんお得意の、煮え切らない男とその男に思われてるちょっと無神経(鈍い?)男、という構図は健在の様です。
 この煮え切らない男の、へたれっぷりはとんでもないので、かなり忍耐強くしてから読むことをお勧めします。
 慣れると、この煮え切らないっぷりがクセになると思うんですが…。

 私は、すっかり虜になりました。

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2018年01月31日

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