【感想・ネタバレ】カンピオーネ!  IV 英雄と王のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

3を読んでからこの本を読むまで、まあ間の空いたこと。でも、8月に読むにはちょうど良かったかも。作中でもバカンス真っ盛り。夏休みに草薙くん達はサルデーニャ島へ遊びに行ってます。アニメでもそう言えばサービスショットが一杯。ハーレムで水着、ああ、はいはい…って思ったっけ。

でも、そんなことは、わりとどうでもよくって。
今回の倒すべき敵は、ペルセウス。

戦闘欲求の高まったアテナが、サルヴァトーレの悪戯で現れた龍に惹かれて降臨したペルセウスとドンパチを始めます。ただ、それで終わればいいのに、アテナはペルセウスを草薙くんにぶつけることを考えます。曰く、雪辱戦の相手は強い方がいいから。

サルデーニャからナポリに拉致された草薙くん。エリカや祐理と引き離されてしまいます。どうやってもペルセウスに勝てない彼。ウルスラグナの力も上手く行使できません。勝機を得るには新しい知識を教授される必要がありますが、恋人達はいない状況…。

そういう有無を言わせぬ事情のもとで、エリカのライバルで、前巻に登場し草薙くんに惹かれかけていたリリアナが、彼に騎士の名乗りを挙げます。そうだよね。ヴォバン侯爵のような暴虐の君主のもとにいるより、若き王の愛寵を受ける方を選ぶよね…。言っちゃ何だけど、ヴォバン侯爵ってカンピオーネじゃなかったらタダのアウト!だもの。

まあ…アウト具合では、今回のガス抜き役のサルヴァトーレだってダメなんですけれども。彼が出てくると怖いんだけど、どこか和む。不思議なキャラですね。一応秘密結社の面々もカンピオーネもヴォバン侯爵以外は仲がいいっていうのもちょっと不思議だけどラノベ仕様が上手く効いてます。

1でアテナと出逢って勝利(エリカと出会う
2でヴォバン侯爵とやり合う(祐理が恋人に
3でウルスラグナの権能完全掌握
4でペルセウスに勝利(リリアナが恋人に

何となくこうやって忘備録的にメモを
してないと何が何だか分かんなくなりそう。

女同士で、あれは王様だから、全員のこと好きなのよね、なんて、半分牽制、半分共存などと、なんぼ魔術師同士でも認め合うなんて現実なら出来ないし、ありえません。

エリカの正妻目線の取り仕切りも、女が読むと鼻につきますし、恋人が他の恋人を仕切ってくれて、ハーレムって、ある意味男の子の幻想。あれだけ男の顔で彼女たちを奪って、それで友達って草薙くんが言い張るのは無理があって、いっそもう、「俺は全員愛してる」って言っている方が、草薙くん男らしいと思うんですけどね。

それだと彼の誠実さっていう建前が壊れるからダメなんでしょうね…。

まあ、それはもういいや、と思って読んでます。

ラブシーン読む時は女の子の気持ちで読んで、それ以外は草薙くんを通して、自分が新たなカンピオーネになって戦ってるつもりで読む。かなり荒ぶった自分に、多少驚きますがそういう読み方を楽しんでみたり。

一緒に戦ってるんだけど、腹の底で、草薙くんを私なら、何の神の権能でどんな理由を持って倒すだろう…と想像するわけです。

彼に随伴する女の子やサルデーニャの魔女と、私は立場が違う。新たなカンピオーネならばくちづけごときで籠絡など簡単にはされないの。だって彼女たちは、みんなキスも知らなかった蕾ばかり。口では何を言おうとエリカもそう。それは、陥落もするだろう。

私は既に恋もしてきた。
草薙護堂何するものぞ。
なんていうふうに。

いや、別に二次創作のネタここで書くことない。
失礼致しました。

毎回神話の解釈や知識の開陳が楽しいお話ですが、こっちの知識が薄いと歯噛みしちゃいます。神話事典を手元に置いて読んだらすごくいいでしょうね。知識も厚みがでそうです。

次辺りでアニメのラストくらいでしょうか。

0
2020年07月14日

ネタバレ 購入済み

ペルセウス

夏休み、エリカから逃れるつもりでサルデーニャまで来たのにエリカたちの手のひらの上…

エリカ、祐理、ルクレチア、アリアンナの四人と過ごし、護堂の精神は限界に…

逃げようと画策するも、予期せぬアテナとの遭遇でナポリまで連れて行かれ…

行った先ではペルセウス戦う事に、オマケにペルセウスにはウルスラグナの権能を封じる力が有り、現地に居たリリアナ達と協力することに…

一方、護堂が行方不明になったのに気付いたエリカ達の方では文明機器が使えなくなるという現象が…

今回はエリカたちのサポート無しで戦う事になった護堂、切り抜けた先が修羅場とは…
自業自得とは言え哀れだ…
追い詰めたエリカ達にも責任は有ると思うけど。

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2022年07月14日

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