【感想・ネタバレ】白い巨塔(三)のレビュー

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

54年前に書かれた本なのに、全くもってすごいの一言。もちろん医学は進歩しているわけだが、病院内部のドロドロした派閥争い、出世争いなどは、ほとんど今も変わらないのだろう。主人公はオペの腕も確かだが、病院内の政治力・バランス感覚にも秀でていたということなのだろう。

0
2019年02月02日

Posted by ブクログ

ネタバレ

財前のドイツ訪問のおける成果と佐々木庸平の病状の悪化が並行して記される。そして佐々木庸平がなくなり、遺族が裁判を起こしたところに財前が帰国。
財前の態度は医師としての倫理に悖るが、里見のような態度が取ることは難しい。
それにしても、教授選といい、裁判と言い、財前は能力があるとはいえ、自分のためになりふり構わない。潔いとも言える。

0
2021年02月28日

Posted by ブクログ

ネタバレ

結果を知っていても、この一審の判決は心が痛い。
重要なのは真実や正義ではなく、真実らしさと法に抵触するかどうか。法治国家って一体?
正編がここまでだったということは、山崎豊子さんの中ではこの判決がこの物語の結論ということなのか。
財前先生が勝ち、里見先生が大学を追われるという、このラストが。
なんて救いがないんだろう。
続編を書いてくださっていて、本当によかった。
それにしても、佐々木庸平の死を海外まで伝えようと電報を打つ里見先生と、その電報に怒りを覚える財前先生…あの対比は見事。
あの差がこの物語のすべてだなぁ。

0
2017年05月15日

「小説」ランキング