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Posted by ブクログ
54年前に書かれた本なのに、全くもってすごいの一言。もちろん医学は進歩しているわけだが、病院内部のドロドロした派閥争い、出世争いなどは、ほとんど今も変わらないのだろう。主人公はオペの腕も確かだが、病院内の政治力・バランス感覚にも秀でていたということなのだろう。
Posted by ブクログ
財前のドイツ訪問のおける成果と佐々木庸平の病状の悪化が並行して記される。そして佐々木庸平がなくなり、遺族が裁判を起こしたところに財前が帰国。
財前の態度は医師としての倫理に悖るが、里見のような態度が取ることは難しい。
それにしても、教授選といい、裁判と言い、財前は能力があるとはいえ、自分のためになりふり構わない。潔いとも言える。