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Posted by ブクログ 2013年05月14日
御宿かわせみシリーズ3巻。梅雨の晴れ間の午下り、両替商のひとり息子が身代金目的に誘拐される。極秘で厳重な見張りをつけ、母親は三百両を持参するが、無残にも全員殺されてしまう。八丁堀は血眼になるが、誘拐事件はつぎつぎに起こる。いっぽう「かわせみ」には愛らしい女剣士が東吾に伴われて現れた。東吾への好意をめ...続きを読むいっぱいに表現する若い女性に、るいの胸は騒ぐ……「水郷から来た女」をはじめ、読切九篇を収めた捕物帳。
Posted by ブクログ 2021年12月25日
40年前に書かれた作品とは思えない
捕物ももちろん面白いけど東吾とるいの関係に不覚にもきゅんきゅん(?)しながら毎話楽しく読んでる
江戸の季節を感じれるのも好きなポイント
Posted by ブクログ 2012年12月27日
「女がひとり」が悲しかった。
悪い人じゃないんだろうが、
愚かな人だと思った。
欲が深いとか情が深いとかではなく、
ただただ愚かなのだと思った。
Posted by ブクログ 2011年03月02日
江戸モノ好きですと言ったら、友人が最近の軽い江戸モノをこれでもかこれでもかと貸してくれたが、ゴメンナサイだった。どうにも江戸に居るキブンになれないんだよ。
同じ軽いったって、せめて平岩級は欲しいとこ。
それにしても、次章へ移るラスト一行が、「青蚊帳の中には、夜の仕度ができている」… きゃー
これが...続きを読む読みたくて巻を進めてる感じだな(笑)
Posted by ブクログ 2009年10月04日
時代小説は大好きなのであっという間に読み終わる。
池波正太郎の剣客商売にちょっと似た感じ。
かき口なんかも。
それが時代小説の味なのかも。
巨大な民族が約260年の間内乱も外国との戦争もなく生きた、
ある意味奇蹟のような時代。
文化も人と人との関係もそういう背景のなかで、
でもその...続きを読む中での矛盾も抱えつつ育っていった。
だから日本人の多くが江戸時代に惹かれて、
江戸時代を舞台にした小説が今も愛されている続けているのかもしれない。
男性は素敵だし、
女性も素敵。
事件もちょっと滑稽だったりして
遊び心もあり、するする読める。
いきなりここから読んだので、
前後を繋げて読みたい!
Posted by ブクログ 2009年10月07日
旅籠「かわせみ」の女主人・るいと、八丁堀与力の次男坊として生まれた東吾の穏やかな恋愛を縦糸に、江戸八百八町に起こる殺人や盗み、色恋沙汰などを横糸にして織られているシリーズ物の第三弾。一話完結で読みやすいのだけれど「東吾とるいはいつ祝言挙げれるのよ!」とツッコミを入れたくなる。でも江戸の人情とか、スロ...続きを読むーライフなところとか、ゆっくりと流れる川のようで美しい。第三弾では「かわせみ」の庭に咲く桐の花の下でいなくなった少女をめぐる「桐の花散る」が好き。