三日月かけるのレビュー一覧
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じりりりりりん!
寺の敷地内にある住職一家の住居に、不意に電話のベルが鳴り響いた。くぐもった遠い電話の音は、音が夜に食い尽くされたかのような静寂の中を虚ろに繰り返して、響き続けた。誰も決して出ることなどなく、血と、腐った磯と、そして石鹸の匂いが混じったような、異様極る臭いがただよう住居の中に――。
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時槻風乃は、知っている。この世界と全ての存在は、常に『痛み』という火によって、焼かれ続けている。幼い頃に火傷した時、火という物の本質は『痛み』であると学んだ。―――火は『痛い』もの。そして、彼女に燻り続けていた『火』と『痛み』への思索は熟成され、一つの結論へと――。
時槻雪乃のクラスメイトの古我翔花...続きを読むPosted by ブクログ -
恐怖系小説もついに4巻目。
泡の泡渦。相変わらず描写がグロイです。
今回一番人が亡くなるお話かと。
(前作Missing時代から含めて)
食事中に読むのはお勧めできません。
お魚が食べれなくなっちゃうよ?
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じりじりと発売を待っていました!
始まったばかりの悪夢の続き。予想を上回る恐怖と狂気と凶器の物語。
…この韻を踏む語りがすっと入ってくるのが好き。
描写される狂気の逼迫間にふと周囲を見回してみたり。
しばらくは泡が怖くなりそう。Posted by ブクログ -
ライトノベルだとなめてはいけません!
文字を追っているだけなのに背筋に寒気が走ります。こわいです。
でも、ページを捲る手を止められません。Posted by ブクログ -
葬儀屋が死んだことによって、彼の力で生かされていた瑞姫もふたたび死ぬことになり、蒼衣を逆恨みした勇路が襲撃を仕掛けます。危機に陥った蒼衣の断章の力が発動し、どうにか命は救われますが、傷を負った彼を救うため、神狩屋はさらに蒼衣の精神を追いつめざるをえなくなります。
その後、泡禍の対応にあたっていた雪...続きを読むPosted by ブクログ -
これのどこがスプーン一杯のグロテスクなんだろう(笑)どれだけ巨大なスプーンなんだ。かなり耐性はあるがこれは怖かった。童話の解釈とか興味深い。絵が合っていないのは残念。Posted by ブクログ
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一体どこまでグロテスクにしたら気が済むんだこの作者!と思わずにはいられない。
テーマがテーマなだけに“泡禍”に関わった者は不幸になるという前提があるせいで、読む度に頼むから一人ぐらい幸福になってくれと思ってしまう。しかし、一つの話で登場人物の半分以上が死んでしまうだけにそんな期待は無駄かもしれな...続きを読むPosted by ブクログ -
おもしろかった。確か談話室でホラーで紹介されてたのかな?確かにラノベにしてはグロイ表現が多く、そしてうまい。あと、ラノベにある無理くりな設定に上手に意味付けしてる。この作者さん、ラノベから出たら大化けするんじゃなかろうか?Posted by ブクログ
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きちんと想像させる正確な描写と筆者の想像力がすごい。
実際に光景とか痛みとか時間とか空間がわかるからね。
それを伝える表現力もすごい。
話の構成がすごいとか面白さとかもそうだけど、気持ち悪いから読みたいっていうのも若干あったりする(笑)Posted by ブクログ -
一度斜め読みしたものを読み返してみる。
表現力と構想力があるってこういうことだとなあと思う。
相変わらずグロいけど面白い。
これも最後まで読みたいなPosted by ブクログ -
呪いの物語第3幕!
という今回は虫おくり、スズメバチ。
序盤からの先輩後輩はもしかして恋愛要素なんでしょうかとかドキドキしたところで悲劇的な気配がするので期待はしない・・・よ!
だんだんと周りを侵食していってるけど、事が終わったらみんな冷静でスゴイな・・・。
喫茶店マスターとかメインになる日もあるん...続きを読むPosted by ブクログ