折原一のレビュー一覧

  • 追悼者
     東電OL殺人事件をモデルにしたミステリー。

     とはいえ、それは導入だけでどんどんはずれていくのでむしろ安心しましたww

     殺されてたOLの周りでは、子供のころから事件がおこっていた。
     それを雑誌記者が調べて行くのだが、生まれてからを丁寧に描いているから、どうしようもなくいつも間にか歪んでいく...続きを読む
  • 沈黙の教室
    前半はホラーのような雰囲気があり、読者を引き付ける趣向が沢山あり非常に読み応えがありましたが、最後は唐突に終わった感じでした。同窓会をクライマックスにしない理由がよく解らず消化不良でした。
  • タイムカプセル
    美濃大樹

    中学校に数人で埋めたタイムカプセル。10年後にこれを掘り起こそうと約束してから10年が経ったある日、タイムカプセルを埋めたメンバーに届いた誘いの手紙は奇妙なものであった。
    この物語の主人公である女性は当時、事故による怪我でタイムカプセルを埋める時も卒業式にも参加できなかった。この女性...続きを読む
  • 沈黙の教室
    自分の不注意でうっかりネタバレを読んでしまったので面白さが半減してしまったけど、なかなかの読み応えだった。
    暗闇の教室もいずれ読んでみたい。
  • 誘拐者
    相性が悪いかなあと感じつつあった折原作品だったが、これは面白く気に入った!登場人物の気持ち悪さが突き抜けていてヨイ 笑。ちょっとしたホラー小説より怖かった。またミステリーという面でも、読みながらの推理が楽しかった作品だった。他の「〜者」シリーズも読んでみたい。
  • 誘拐者
    4 

    手刀と回し蹴りと狂った妄執。

    世の中には冒頭の二節を読んだだけでオチが透けて見えるような薄っぺらな叙述トリックを用いた作品もあるが、本作ぐらい工夫されていれば、多少先が読めても文句はない。いやむしろそれ以外の部分の突き抜けた面白さがあるからこそ評価に値する。いろんな意味でやり過ぎかとも思う...続きを読む
  • 追悼者
    東電OL殺人事件をモチーフにしたミステリー。
    ノンフィクションライターが、関係者にインタビューをしながら事件を追う。
    最後のどんでん返しはいつもの折原流。
    ちょっとややこしかった。
  • 冤罪者
    これが折原ワールドなんですね。
    折原一は三作目ですが、この人の本の読み方はわかった。
    立ち止まったり、振り返ったり、読み返したりせずに読む進むべし!
  • 逃亡者
    500Pを超える分量なのに、全く退屈させず一気に読みきった。
    主人公の典型的堕ち人生を哀れんで、逃げ切って〜と
    心で叫びながら、逃げ人生を応援してしまった。

    しかし、最後が今ひとつ納得いかねー。
    そこまで盛り込まなくても....って気がする。
    意外性を狙いすぎて、逆に冷めた。
  • 沈黙の教室
    久しぶりの本格ミステリ。本当に楽しかった。
    どっぷり謎解きに嵌らせてもらいました。

    いじめによる恐怖に支配されていた田舎の中学校のクラス。
    20年ぶりに同窓会が開かれることになり、復習劇が始まる…

    読後感は楽しかったの一言。それ以上でもそれ以下でもない。
    ただ、700頁の量を感じさせな...続きを読む
  • 愛読者 ファンレター
    2007年11月10日初版
    目次
    ・覆面作家
    ・講演会の秘密
    ・ファンレター
    ・傾いた密室
    ・二重誘拐
    ・その男、共謀につき
    ・消失
    ・授賞式の夜
    ・時の記憶
    ・エピローグ
    文春文庫版・補遺-西村香
    あとがき-覆面をはずす時-折原一
    解説者-新保博久
  • セーラ号の謎 漂流者
    叙述トリックとかどうでもいいと思うんだよね。
    他の人は解らないけど、個人的には俺が実は誰、とか別に興味が無い。っていうか。
    ただ、そーゆーところを抜きにしても面白いと思うんだよね。大海原という開放的なイメージがある舞台が実はとても閉鎖的な空間でお互いを追い詰めあう。段々と狂っていく心の動きが読んでい...続きを読む
  • 愛読者 ファンレター
    折原一さん、きてるなぁ
    こういう風に面白くミステリーを書くの大好き

    だから折原一さんのミステリーはやめられない
  • タイムカプセル
    生徒に「先生も読みますか?」といわれ読んでみました。

    この手のジャンルはあんまり読まないので……


    面白かったです。


    多くのレビューには最後にガッカリとありましたが私にはちょうどいいラストでした。


    作品自体に疾走感があり、すごく読みやすかったです。


    ホラーではないので、そこまでは怖さ...続きを読む
  • タイムカプセル
    中に袋綴じの部分がある、珍しい本でした。
    父が先にこの本を読んでいて、袋綴じ部分も彼が開けていたため、父が実際のタイムカプセルを開けたというような錯覚を感じました。
  • 愛読者 ファンレター
    手紙形式。こういうの、読みやすくて好き。短編の様になってるんだけど、たまに偽物が出てくるから本物の西村香はどんな人かわかんなくなった。女好きというくらい。たまにでるお茶目な所が良かった。
    手紙という形式だから、淡々とした中にファンの人の狂気が見えてそれがまた面白い。なんか、変な人ばっかり出てくる本だ...続きを読む
  • 水の殺人者
    百瀬邦彦が作った殺人リスト。元婚約者・浅沼美代子、美代子の浮気相手・牧原健一の名前。自殺した百瀬。牧原の元に送られた殺人リスト。美代子のマンション付近で殺害された牧原。伊達兄妹に事件の調査依頼をした直後何者かに襲われた美代子。殺人リストに追加された名前。高梨百合子と接触を試みる美代子。高梨百合子スト...続きを読む
  • 沈黙の教室
    やっぱり折原さんの話は先が読めない!!
    今まで何冊も読んできたから、「実はこの人がここで関わってるんちゃうん」とか「この”男”っていうのはきっとこの人や」とか先読みしようとしながら読んだけど、結局どんでん返し。
    この人の本、ほんまにおもしろい♪
  • 失踪者
     叙述トリックと書いてあると「ははんそう来ましたか」という気持ちになってしまうんだが、疑いながら読んでいても面白かった。
     残念なのは、ついうっかりシリーズ2巻から読み始めたらしいことだ……。
  • 逃亡者
    初めて折原一の作品を読んだ。
    すごい疾走感。
    最後の最後の真相に至るまでノンストップ!!
    脱力感が一切ないので読むのに体力が必要な感じ。

    智恵子に共感する部分はなくとも、どこかで応援したい気持ちになってしまうのは読者みんなに共通するんじゃないかな。
    どんでん返しにはびっくりした。
    そう繋がってくる...続きを読む