酒見賢一のレビュー一覧

  • 陋巷に在り10―命の巻―
    酒見賢一の陋巷に在り 10を読みました。顔回の物語も10巻目になりました。?も回復してきて一安心と言うところでしたが、また子容が復活してしまって大丈夫なんだろうか、と心配になります。今回は?に関連して孔子の母親の徴在の物語も語られています。読み終えると次巻が待ち遠しいですね。
  • 陋巷に在り9―眩の巻―
    酒見賢一の陋巷に在り9 眩の巻を読みました。顔回の活躍する(?)このシリーズも9巻目になりました。祝融と女魃の間をすり抜けて九泉から生還した顔回は、鬼神を利用した孔子の企みを偶然妨害してしまう...文庫版の表紙の絵を描いている諸星大二郎の暗黒神話などに通じる呪術的世界も描かれていてまた次が読みたくな...続きを読む
  • 陋巷に在り8―冥の巻―
    酒見賢一の陋巷に在り8 冥の巻を読みました。気に入ってずっと読んでいる「陋巷に在り」シリーズの文庫最新版です。単行本ではすでに物語りは完結しているらしいのですが、お金がないので文庫が出るのを待って読んでいます。今回は?を助けるために顔回(の霊魂?)が黄泉の世界に下りていくというお話です。実世界では医...続きを読む
  • 陋巷に在り7―医の巻―
    酒見賢一の陋巷に在り 医の巻を読みました。これもシリーズで出ている「陋巷に在り」の文庫本最新刊7巻目です。一つ前の劇の巻では敵役の子蓉の攻撃が猛威を振るっていましたが、今回の巻でも大変です。最終的にどのようにお話を持っていくのか楽しみです。
  • 後宮小説
    追悼 酒見賢一さん
    訃報ニュースから改めて手に取りました。
    1989年受賞作品だったんですね。当時、アニメを見てから原作を手に取って、アニメで描かれていなかった部分を読んでびっくりした記憶があります。「17世紀初頭の中国を思わせる架空の国の王朝」という設定にすごく新鮮な感じがしました。
    ご冥福をお祈...続きを読む
  • 墨攻 1
    原作小説からはだいぶ脚色されているのだけど
    それが良いように作用している
    小説、漫画、映画、それぞれ気に入りを探すといい
  • 墨攻 2

    レビュー書く巻間違ったが2巻

    『竜の生まれ変わり』を自称する男、1巻から登場してるのね

    革離が志を抱いて墨者となった理由は原作でも別に描かれないんだよな
    でも原作と違って好漢に描かれてはいる
  • 墨攻 3

    森秀樹の筆致は冴えていく

    森秀樹は時代劇画と戦争劇画を主に描くようになっていく
    久保田千太郎というライターも、時代劇画誌で馴染みの名前だった
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 第壱部
    吉川英治は三国志の後書きで「鬼才奇才と演義は言うけれど、孔明は偉大なる平凡人ではなかったか」と語っている。

    後世の小説や映画などに登場する、とことん真っ直ぐで正直で正義の塊のような人物は、そのあまりにも浮世離れした「白さ」によって周りから怪訝な眼に晒されるという演出を施される事が多い。その元祖は三...続きを読む
  • 陋巷に在り12―聖の巻―
    中華大スペクタクル物語12巻。妖艶な美女は重要な役目を果たし、果てる。
    孔子の故郷、尼丘は滅びる。
    まさしく本長編のクライマックスシーンであろう。
    そして訪れた静寂の中、最終巻へ進む。
  • 陋巷に在り11―顔の巻―
    陋巷に在り 中華大スペクタクル絵巻も、いよいよ顔氏の本拠地へ。

    手広く展開されてきた伏線が、段々に絞られていく。
    クライマックス前夜。
  • 陋巷に在り10―命の巻―
    陋巷に在り 第10巻
    本シリーズの重要な登場人物、孔子の秘密を明かす。
    孔子、顔儒のルーツにきりこんでいく。
  • 陋巷に在り8―冥の巻―
    陋巷に在り 第8巻では、ついに戦いの場は地上を離れ黄泉の国へ。

    戦いの展開が面白くて、他の本を読んでいる暇がない。
    さあ、はよう、続きを....
  • 陋巷に在り6―劇の巻―
    中華大スペクタクル小説 第六巻
    いよいよ合戦の本格的なスタート。

    サイドストーリーに女の争いを絡めた展開は、ページを捲る手を止めさせてくれない。
    孔子の直接対決も観られる大活劇編。
    面白かった。
  • 陋巷に在り5―妨の巻―
    中華回戦 第5巻
    ぷすぷすと燻っていた火種から、あちこちで炎が上がっていくような展開。

    さまざまな箇所が、次巻以降で燃え盛るであろうという予感を思わせる展開になってきた。
    さすが中国が舞台の物語。
    あちらこちらで炎が出てくると、彼の国は大きい。

    ふと現実の中国に立ち返って考える。
    現体制は憲法改...続きを読む
  • 陋巷に在り3―媚の巻―
    シリーズ第3巻
    いよいよ媚が出てくる。

    媚とは、あれですよ。
    男が弱いもの。
    顔回といえども男。
    弱いものはあります。
  • 陋巷に在り2―呪の巻―
    シリーズ第2作
    サブタイトルの通り、呪 が前面に出てくる。
    さらに、妖艶な美女が出てきておじさんの好きな展開となっていく気配。
    次巻に続く
  • 陋巷に在り1―儒の巻―
    読書家の友人に勧められて読み始めた。
    題材は面白いが、文体に癖があって読み難いとの挑戦つきで。

    たしかに読み難い。
    通常の書き手であれば、話の腰を折らないように、注釈にするかあとがきに回すであろう細かな事ごとを、本編に剥き出しで差し込んでいく。
    読み手は、否応もなく細かな注釈まで読む事を強いられる...続きを読む
  • 後宮小説
    BSでアニメが放送されていたので懐かしくなり数十年ぶりに再読。こんなに読みづらかったかな。
    後世の人間が歴史資料を読み解きながら書くという体裁なのだが、書き手の存在が頻繁に入り込むので物語に集中できない。
    前半は後宮での房中術の勉強が続くのでちょっと飽きてくる。
    けれど後半、銀河が正妃になったあたり...続きを読む
  • 泣き虫弱虫諸葛孔明 1
    原作のいっちゃってるっぷりには届かないと思いますが…まさか漫画化してたなんて…びっくり。かわいかったです。
    こんどやるとゆー三国志の映画。新解釈とゆうので、これが原作なのではと期待したけど違ったようで残念。