ARUKUのレビュー一覧

  • 明日屋商い繁盛 (2)
    1話完結でページ数制限あったんだろうなぁ、『火鉢』の柿の葉のお話、柿の葉が「引越す」って電話した後秋緒が見送りにやってきて柿の葉の姿を目にする描写のあとに、本当はあと1ページくらいの「情緒」があった筈…秋緒の目線の先の柿の葉の姿の描写が…。ARUKUさんが最初の頃に描かれていた現代世界の中に寓話的な...続きを読む
  • ハスネサイコロジー
    首をかくんと傾げ、俯いて、自分の足元ばかりを見て、人と目が合わないように前髪の下に目を隠すように生きている男の子が幸せになる物語を描き続けているARUKU作品。こう言う人間には、強引で、そしてゆるぎない愛を保証してくれる言動が取れる、誰よりもお前が大事で他の人間はないがしろにしてもいい、と言うくらい...続きを読む
  • ハスネサイコロジー
    いつもとひと味違うARUKUさん作品。 でもARUKUさんのこういう、ただひたすらに甘いBLを楽しむ作品が一度読んで見たかったので大満足(*´Д`)!!

    モテない人生まっしぐらの蓮根(過去のあだ名はレンコン)に、勝ち組人生驀進中の同級生・藤原がアタックしまくる話。 人魚も妖怪も出てこない現代日本が...続きを読む
  • 明日屋商い繁盛 (1)
    付喪神のキッカと、家族を亡くした古道具屋の秋緒。明日屋には、道具に心を残した死んだものが訪ねて来て…と言う、異聞ものだが、ARUKUさんの描く主人公は心が澄んでいて、それが全くわざとらしく感じないのに毎度毎度驚かされる。雰囲気は『百鬼夜行抄』タイプだが、道具を巡る過去の物語の描き方はARUKUさん節...続きを読む
  • 画家と音楽家
    号泣必死の『地上で最も美しい生き物』。寓話か、もしくは昔話を聞いたような気分になる。助けられた動物が、その身を削って恩返しをしにやってくる、そんな昔話を読んでいる気分になる。美しいと形容する時、それはどんな意味を持つんだろうか。ビジュアル的に見た目の美しさを表す言葉として一番使われる言葉だと思うが、...続きを読む
  • 極東追憶博物館
    一冊まるごと、どれも「作家性」に溢れた一品。
    ●持つ者と持たざる者
     ⇒社会的地位の高低、知識を持つ者と無知な者
    ●無償の愛
    ●無垢なるもの存在
     ⇒時に無垢ゆえに踏みつけられて片隅追いやられる
      そんな存在に気付く者がいる
    ●肉体的痛覚の麻痺
     ⇒刃物による肉体損傷の描写が見られ...続きを読む
  • 虹色村のチロリ
    ARUKU作品が私の中で他のBL作家さんとは一線を引いている部分が あるのは、この世界でたった一人と思っている人間を正面から描いているのに自虐的でなく、淡々と見えるところだ。こう言う孤独な人間がこの世にいるのだ、と声高に叫ぶことは決してない。だけど、孤独な人間はいて、そんな人間が居るのを知らない人も...続きを読む
  • 黒猫亭雑記帳
    すっかり大好きな作家さんになったARUKUさん。
    この本を読んで、長編より短編の方が好みかも…と思ったほど、どの作品も良かった。

    決して説明的ではないのに読後感が明瞭で濁りがなく、短さの中に物語を詰め込むのがとても上手いと思う。
    そしてチョコチョコ挟まれてる描きおろしのオマケが、たまらなく可愛かっ...続きを読む
  • 黒猫亭雑記帳
    ストーカー話にこう言う結末を着けるところが…たまらない。収録の「琥珀の月」。やってる事は明らかに粘着質で病的なんだけど、愛する人の為に見返りを露ほども考えず、自分の身を躊躇いなく放りだせるもんだろうか…。一方的に自分の感情を押しつけるのは決して褒められたもんじゃないし、相手の「幸せを祈るからこそ」と...続きを読む
  • 画家と音楽家
    表題作と同時収録の2編もあわせて、とても考えさせられる作品。ARUKU先生の世界観がぎゅっとつまった深い作品ばかり。
  • 極東追憶博物館
    博物館のチケット売りの青年の手に恋しちゃった美青年の話。手しか見えてないもんだからはじめは女性だと勘違いしてた。

    熱烈な好意に受けも感化されていき...?

    好きだけど、男である自分を好きになってくれたんじゃない。だから言えない、応えられない。


    アルク先生の作品が大好きなんだ。
  • 極東追憶博物館
    「猿喰山疑獄事件」がとても良かったのでアルク先生の他のコミックスも手にとりました。
    今回のは短編が多かったのですが、、、すごい、すごい良かったです!こんな素敵な作家さんがいらっしゃったなんて・・・!
    話のラストのどんでん返しでいつも感動させられます。本当に、お話作りがとても上手な方なんだな~と思いま...続きを読む
  • 極東追憶博物館
    絵が大丈夫な人には読んでもらいたいですね。
    シャツ職人さんの話が好きです。短編なのが勿体ないくらい、シミジミいい話が詰まってます。
  • 【電子限定おまけ付き】 嫌い、大嫌い、愛してる。

    これは、ほんとに辛い

    レビューの書き込みの熱量が熱い作品は、総じて良作の事が多い。例に漏れず、この作品も同じ事が言えると思う。好き嫌いはあるが。
    前半は、鬼畜なクズの攻めが受けの弱みに漬け込む残酷な話。後半は、意識の無い受けと自身の命を削って看病する攻めの逃避行。
    前半は受け親子以外ほぼクズばかりであまりに辛かったが、後...続きを読む
  • 極東追憶博物館

    これからってところで

    え、ここで終わるの!?ってところで終わってしまった。これからってところで終わっているものが多いので、続きが気になります。
  • 俺の人魚姫【電子限定かきおろし付】

    良かった

    星4つだったのは、終盤までハラハラドキドキで良かったのに、最後があっさりし過ぎて物足りない感じだったので、最後の別の話は要らないと思ったからです。
  • 百年でただ一度だけ恋した
    好みの別れる作家さんだとは思いますがこの世界観にハマるとそこがたまらなくなります。他の作品も読んでますがこの作品はポエム感強めかなと思うので苦手な人はいるかも。
  • こんな悲しい恋をするはずじゃなかった【電子限定おまけ付】

    ネタバレ読まないで!!

    後半、まさかの展開で驚いた。私はネタバレ読んでから買うタイプだけど、これはネタバレ読むと、面白さ半減すると思う。たまに「ネタバレ」って書いてないのに、ネタバレじゃないか?ってレビューあるけどね、、
  • 昨日、君が死んだ。 (2)

    よくわかんなかった

    よくわかんなかったですが、いつもの先生の世界観という感じで、わかんないけど良い!って感じでした。
    童話っぽい
  • 毒王は棘姫を寵愛する

    やっばー

    作者様の作品で最後まで甘いの初めて読みました!!笑
    作者様といえば、受けは不憫で不幸で儚くて。攻めはヤバイ奴だったりww でてくるモブ女性もいつもぶっ飛んだプッツンガールだったりするのに何気に良い人だったし(笑)
    たまにはこんくらい甘くてもいいよね♪