ARUKUのレビュー一覧

  • 君の夢を見ている

    予知夢は運命じゃないかも

    あー、いろいろとドキドキしっぱなでした(T-T)
    未来に怯えるより、今を後悔のないものに!です
    真理ですよね~

    根拠などいらぬまっすぐな愛情がくれる幸せと、幸せは永続的じゃないから不安なきもちが、美しい台詞でゆらゆらと描かれ、何度か泣きそうになりました
    前半のユイくん目線で雨森さんが、後半の雨森目...続きを読む
  • 君の夢を見ている
    久しぶりに漫画を読んで泣きました。
    悲しいまま終わってしまうのかと思ったけどちゃんとハッピーエンドでした。
    ARUKUさんの作品を読むのはこれが初めてでしたが、他の作品も読んでみたくなりました。
    独特の世界観に引き込まれます。
  • ほんとは好きだ
    初めて読んだARUKU先生の作品。
    印象的な画。何とも言えない独特の空気と切ない物語が、不思議なバランスを創り出していて一気に引き込まれてしまいました。
    美しいです。ココロがささくれた時に。
  • 俺の人魚姫【電子限定かきおろし付】
    うるうるのきゅんきゅん。いいわあ。切ないわあ。末長く幸せになって欲しいなあ。柏原にも素敵な相手ができたらいいなあ。今のままやったら、めっちゃ不憫だから。
  • ほんとは好きだ
    救いのある終わり方でよかった。生きている限り人は変われるし、関係は修復できる。
    何度か意味を変えて登場する「ほんとは好きだ」の台詞が心に残ります。
  • ハスネサイコロジー
    何回も読み返した。「嫉妬は化け物だ」の台詞や心に染みる台詞が多すぎる!
    ハスネが別れるところは何度読んでも泣ける。ポップな表紙や設定なのに内容は深くて重厚だ。BLってこんなことも出来るんだぞ、という気持ちにさせてくれる。
  • 恋に落ちる花
    男同士でW不倫。こういうテーマのBLってNGぽいのか、あまり見かけないですね。
    ARUKUセンセらしい味付けで、ドロドロなのになぜか明るくてかわいいという、驚きの仕上がりになってました。センセはほんとに不思議なセンスの持ち主です。

    一昔前なら虐げられているのは、清く正しくつつましく夫に尽くしてきた...続きを読む
  • 虹色村のチロリ
    虹色村は地球から遠い星にある開拓地。優しいチロリと、彼に心を寄せる幼なじみ・アキラの話。
    星の古い住人や不思議な生物たちが出てくる、宝石箱みたいなファンタジー。子供の頃のようにわくわくしました。

    あらすじとレビューをもとにイメージしていた、牧歌的でほのぼのした話ではなく、もっととてもドラマチックな...続きを読む
  • 画家と音楽家
    すごくさびしくてつらいのに、救われた気持ちになる短編集。
    弱いもの、孤独なものへの優しいまなざしと、容赦ないシビアな描き方が好き。
  • ほんとは好きだ
    「ほんとは好きだ 」がホントに好きだ(笑)。

    しかし、タトゥーにピアス?!
    謎だ!!
    いったい何があったのだ!?という終わりに和みました。
  • ほんとは好きだ
    ARUKUさんも繰り返し同じテーマで作品を描かれている人だ。持つ者と持たざる者の対比。どちらが幸福かを天秤にかけない。不幸を競わせたりもしない。
    北条と柾、秘密の友達的に始まる物語。こういう秘密の友達って読むと未だに気持ちが十代に戻る。1対1だったらうまくいくのに、他の人間がいる前ではうまく喋れない...続きを読む
  • ほんとは好きだ
    コミックスになるのを待っていました。
    全寮制男子校が舞台の学園モノです。神父萌えもできて嬉しい1冊。
    切なく痛みも伴いますが、でもキラキラと胸キュンもしっかりありました。
    学園ヒエラルキーが招く苦しい恋物語。金持ちの子と貧乏な子の間にある深い溝が、純粋な気持ちを阻んでしまいます。
    だからと言って恵ま...続きを読む
  • 極東追憶博物館
    短編集。
    救いをくれた1冊でした。

    一番好きなのは表題作。
    戦争で故国を失い天涯孤独になった青年と、彼の手だけを見て恋に落ちた学生の話。

    誰にも顧みられない(と自分では思っている)人間が愛される瞬間、誰かに必要とされる瞬間に立ち会えるのがBLを読んでいて好きなところ。
    うまくまとまらないのでこの...続きを読む
  • 明日屋商い繁盛 (1)
    いま出ているARUKUさんの商業コミックスがこれで最後なので、勿体なくてとっておいたのですが結局読んでしまいました。

    ああ、矢張り素敵。

    何処だか分からない、彼岸と此岸の境の街の骨董屋さんのお話。
    どれも素敵ですが、硯の話と軍人さんの話が好きです。

    主人公が巻き込まれたであろう事故。天宮とキッ...続きを読む
  • 虹色村のチロリ
    アルクさんのお話の中では、一番可愛いお話だと思ってます。
    一応、SFですが、のどかな雰囲気です。
    のどかなのですが、何処か物悲しい。
    「雨ニモマケズ」な心優しいチロリとチロリが好きでたまらない幼馴染みのアキラのお話。
     想いは全くもって成就しないし、BL要素はないですが(あ、いや話の核になる開発計画...続きを読む
  • 画家と音楽家
    この方は、如何してこんなに残酷なんだろう。
    それがどうしてこんなに染みるんだろう。

    表題作、何故だかあの後に画家が幸せになれた気がしないのです。音楽家も、如何してあれだけで手放してしまったのか。そこらが分かり辛いので、更にもやもやします。
    ARUKUさんの受って如何して孤立無援なんだろう。貧乏より...続きを読む
  • 極東追憶博物館
    よくよく考えたら、この一冊は皆ハッピーエンドじゃないですか?
    状況や雰囲気の悲壮感はいつも通りですが、これは素晴らしい。

    表題作、いいですねえ。
    毎回読みながら、ARUKUさんの漫画には露西亜似合うかもと思っていたので、嬉しいです。

    どの話も大人の童話という感じで、漫画というよりも小説の短編集を...続きを読む
  • 黒猫亭雑記帳
    おや?これは!

    アルクさんなのに、普通のBLだ!(驚愕)

    表題作はまた受けが貧乏臭いので普通っぽくはないのですが、他の著作に比べると全体的に普通のBLっぽいですね。
    この中では「SNOW BLIND」が好きなんですが、これだけ幸せになれない感じですね。
    だからといって、この後どうなるんだろう!二...続きを読む
  • 明日屋商い繁盛 (1)
    絵柄で食わず嫌いだった作家さん。深く反省しています。
    やっぱり絵柄は苦手だし、魑魅魍魎とした話は好物だけどあんまりBLぽくないし…と、気乗りせずに読み始めたんですが。
    涙腺決壊でした。

    両親と姉を交通事故で亡くし独りきりになった秋緒は、遠縁の親戚から譲ってもらった古道具屋を切り盛りすることに。
    ...続きを読む
  • 明日屋商い繁盛 (2)
    全部読み終えて、感動してしまったのでもう一度読み直してしまいました。何度読んでも泣ける…

    家族を全部亡くして、生きる気力を失っていた秋緒は、それでもキッカに助けられながら古道具屋の「明日屋」を切り盛りする毎日です。相変わらず持ち込まれるものはいわくありげ。
    BL臭はきわめて低いんですが、それを補っ...続きを読む