米原万里のレビュー一覧
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タイトル買いしたので中身分かってなかったけど、メルヘンじゃなくて辛口だった!でも全然良き裏切りで、ものの考え方がこうも違うし、でも同じところもあることもある、と言うことが面白おかしく時にシビアに読めました。Posted by ブクログ
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色んな意味で日本離れしてる作品。
どちらの立場でも考えられんということでしょうが、それでもソ連時代の国内統治はまぁ独裁ということですな。日本もそうだったように。
その中でも、庶民であっても懸命に生きないといけないんですなぁ、でないと何年も経ってこの作品の中の生き残った人たちのように「共有」できないの...続きを読むPosted by ブクログ -
本当になぜ,どこからその発想が湧いてくるのか。不思議でならない。イエスキリストのはいてるものは,パンツかふんどしか,はたまたただの布切れか…。こんなことを疑問に思う著者に感心してしまう。子どもたちが,それぞれの意見をそのまま実行してしまうところなんか笑いを堪えるのが必死。パンツかどうか,それだけで1...続きを読むPosted by ブクログ
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ラジオ「高橋源一郎の飛ぶ教室」で聴いて。
著者が生きていたら・・・とラジオでも話していたけれど、どんな発信をされるだろう。
30年以上前のノンフィクションだが、今現在、世界は全く変わっていない。まさに今読むべきかもしれない。
古代から、宗教、民族、思想と難しすぎて、ヨーロッパをはじめ、なかなかすべ...続きを読むPosted by ブクログ -
この人の本は始めて読んだ。2006年に亡くなって、その前年の講演やそれ以前の4回の講演をまとめて本にしたもの。
第1章は「愛の法則」高校での講演を男女のことを面白おかしく、きわどい話もさらっと述べている。この講演は高校生相手にしてるけど聞いていた男子学生は赤面でなかったか。
後の章では語学の習得...続きを読むPosted by ブクログ -
「アーニャの言動や生き方にいちいち抵抗を感じながらも、自分はアーニャが好きなんだと思った」
人と人とのつながりには全てが影響し、そして何も関係しないのか。Posted by ブクログ -
【感想】
本書は、1960年~64年の間にプラハのソビエト学校にいた筆者が、当時の同級生たちを30年越しに再訪するエッセイである。60年~64年というと、ヨーロッパではベルリンの壁が建設され、中米ではキューバ危機が起こっていた。まさしく「東vs西」のピークである。その30年後の1990年台前半はとい...続きを読むPosted by ブクログ -
主にゴルバチョフ・エリツィン時代のソビエト・ロシアについて書いた文章を集めたもの。
前半はウォトカとロシア人についての文章を集めた、米原さんらしい仕上がり。
後半はペレストロイカが国民に及ぼした影響とか、少し固めな題材。
通訳として接したゴルバチョフ・エリツィンのキャラクターとロシア国民との関係性...続きを読むPosted by ブクログ -
1日7冊(!!!)読んでいたというスーパー読書超人の米原万里。読書を愛して愛して愛し尽くした彼女の文章を読んでいるとこちらまでもっともっと本を読みたくなってくる。彼女が生きていたらコロナ禍の日本や露のウクライナ侵攻をどう論じていたのだろう。長生きして欲しかった。Posted by ブクログ
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筆者の読書量の多さ、博識にはうちのめされた。長いので一気にというわけにはいかなかったが、取りつかれたように夢中になって読んだ。ここに述べられている90%の本は未読なのになぜか楽しめた。とりあえずこれらの本を片っ端から読みたくなった。米原さんが生きておられたら、今のロシア情勢について何を語るのだろうか...続きを読むPosted by ブクログ
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人との繋がり。
旦那氏が買ってきた本。
米原万里さんのエッセイを読んだことがあったので気になって読んだ。
旦那氏は読みにくかったらしいけど、わたしはとても読みやすかった。(笑)
人物がたくさん出てくるけど、なんとなく覚えていれば大丈夫。
赤毛のアン好きな人は好きだと思う。
主人公がソビエ...続きを読むPosted by ブクログ -
米原万里(1950~2006年)氏は、日本共産党幹部だった父親の仕事の関係で幼少期をプラハで過ごし、東京外語大ロシア語学科卒、東大大学院露語露文学修士課程修了、日ソ学院(現・東京ロシア語学院)や文化学院大学部でロシア語を教える傍ら、1978年頃より通訳・翻訳を手がけ、1983年頃からは第一級の通訳と...続きを読むPosted by ブクログ
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自分の知らなかった世界。
この本を読んで良かったと思う。
自分の家族や友達、つまりは自分の生きてる視界には全くと言っていいほど実際かかわりがなかった世界を知れた。
きっと一生話すことのなかったろう人たちの話を聞けた。
東欧で生まれたらどんな人生になるのか。
社会主義、民主主義と政治的思想に翻弄され...続きを読むPosted by ブクログ -
翻訳をしていることから、通訳の仕事に興味を持って読みました。
お話することに大変慣れているような書き振りで、さすが、と思わされる生き生きした文章がぎっしり詰まっています。
あとがき以降に添えられた、絶筆となる手紙の受け答えにも感銘を受けました。Posted by ブクログ -
米原万里(1950~2006年)氏は、日本共産党幹部だった父親の仕事の関係で幼少期をプラハで過ごし、東京外語大ロシア語学科卒、東大大学院露語露文学修士課程修了、日ソ学院(現・東京ロシア語学院)や文化学院大学部でロシア語を教える傍ら、1978年頃より通訳・翻訳を手がけ、1983年頃からは第一級の通訳と...続きを読むPosted by ブクログ
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もっと東欧の歴史に詳しくなってからもう一度読みたい。
多感な時期に母国を離れて多国籍な現地学校に通う子供達。祖国を背負っている感が、日本国内のみで生きてきた人間と段違いにある。Posted by ブクログ