工藤純子のレビュー一覧

  • セカイの空がみえるまち
    なんとなく手に取って読んだら凄く面白かった。1人1人の感情の向き合い方など、自分の頃を思い出しながら読んで共感した。楽しい作品でした。
  • だれもみえない教室で
    いじめは単純な正義と悪ではない。
    自分の劣等感や自信のなさ、不安が、いじめを許してしまう。犯罪者といじめる子を似たものと考えてみると、犯罪者はそうなるまで被害者だったって言われる。この話でいじめをした少年も親から厳しい受験勉強を強いられ、本人の訴えや本人らしさを認めてもらえなかった。たまったストレス...続きを読む
  • あなたのとなりにある不思議 ぞくぞく編
    いろんな作家の作品が一冊になっている本の良いところは作家との出会いがあること、悪い点は短編ごとに気分が途切れてしまうことでしょうか。
    どれも良作なので興味のあるタイトルから読むのもいいかも。血とか髪の毛とか白い影とか、そういう分かりやすいホラーは一切ないので、タイトル通りのぞくぞくがわかるかどうかは...続きを読む
  • ルール!
    5.6年から。中学校の校則で理不尽にスマホを没収された主人公。反省文を読み上げさせられることに反感を覚え、生徒会と協力し、中学生の主張に挑む。上からの圧力の世界を感じていると、大人の読者でもモヤモヤと怒りが湧いてくる。子どもの思いを代弁するだけでなく、取り残さない今の時代を反映して未来に繋ぐ。
  • ルール!
    校則のおかしさについて、正面から見つめ直し、正しく変えていこうと挑んだお話。少数意見を無視せずに考える姿勢が良かった。中学生に勧めたい。
  • だれもみえない教室で

    大人こそ読むべき一冊

    テーマはいじめ。小6の仲良し男子5人組の間に突如亀裂が入る。リーダー格の男の子が一人の子をターゲットにいじめを始める。周りの子は戸惑うばかりで傍観者となる。危機意識がまるでない担任の先生。とまあよくある話なのだが、それぞれの立場の視点から語られる心情吐露によって、各々の気持ちの変化や葛藤が浮き彫りに...続きを読む
  • だれもみえない教室で
    小学6年男子の5人の仲間が、ちょっとしたきっかけで、1人が仲間外れにされ教科書を隠されたり、ノートに落書きされたり…。
    それがランドセルに金魚のエサを入れられているのを母親が見つけたことから次第に事が大きくなる。

    あやまって、反省文を書かせて、握手させて、はいそれで仲直り…なんて簡単なものでもない...続きを読む
  • あした、また学校で
    誰もが自分らしくいられる、学校がそんな場所だったら…。「また明日」と言える場所が、誰にもありますように。児童書は、それを通じて自分が過ごしたかった子ども時代を疑似体験できるところに醍醐味がありますね。
  • だれもみえない教室で
    いじめた児童、いじめられた児童、見て見ぬふりをした児童、そして先生の立場から語られ物語。それぞれの想いが伝わってくる。小学生向けなのでシビアになり過ぎない程度に抑えているが、よく現状をとらえていると思う。高学年以上だが、上手に手渡したい。
  • だれもみえない教室で
    え、めちゃくちゃ良かった。

    個人的にかなり考えさせられたし、
    読みやすさも兼ね備えていた。

    工藤さんの他の作品も読んでみたい。
  • リトル☆バレリーナ あこがれのバレエスクール!
    ここちゃんのバレエの成長の物語。
    練習を重ねて、バレエがどんどん上達していくここちゃん。
    やがてコンクリートにもチャレンジしていきます。
    最後ここちゃんは、どうなるのでしょう?
    「次はどうなるのか?」と気になるところがいっぱいのお話です。
    ぜひ読んでみてください。
  • サイコーの通知表
    私も子どもの頃、通知表が大嫌いだった。そして、今我が子の通知表をもらう立場になっても、終業式の日はなんだかドキドキする。
    この本を読んで、通知表の本質を知らないのに苦手意識を持っていることに気付いた。
    通知表って?という点を簡単に説明されていること、通知表をつける側(先生)の気持ちに触れられているこ...続きを読む
  • サイコーの通知表
    物語なのかもしれない。
    理想なのかもしれない。
    でも、こんな学校社会になって欲しいと、
    心から思う。
  • サイコーの通知表
    通知表かぁ、その人を評価するって不思議なこと。いいところを探そうとしてつける通知表がいいな。
    間違ってたらあやまってくれる大人。
    意見を聞いてくれる大人。
    子供たちを守ってくれる大人。
    それが子供たちの求めている大人なのかもしれない。
  • あした、また学校で
    我が子のため?
    それは本当は自分のため?
    いろいろな悩みを持つ人たち。
    そこに想像力を働かせられたらすてきだな。
  • あした、また学校で
    学校はみんなのもの。一将のことばはいいなと思った。ぼくの話を、お父さんとお母さんは聞いてくれるけど、先生の中にはちゃんと聞いてくれない人もいる。
    おぎ野先生は、いろんなことをがんばっているけど、すぐおこっしたり意地悪したりするから、うまくいかない。一生懸命やってるのに、校長先生が協力しないのがひどい...続きを読む
  • 恋する和パティシエール4 ホットショコラにハートのひみつ
    三色団子のチョコと、おしるこ風の白玉ホットショコラがとてもおいしそうだった。
    いつか作ってみたいと思った。
  • サイコーの通知表
    通知表がずーっとできるだけの朝陽。
    体育以外まるでダメな大河。
    なんでもできる成績優秀な叶希。
    一見なんの共通点もないこの3人だが、ある共通点がある。それは、通知表が嫌いということ。
    そんな3人はあることを思いつく。
    それは…先生に通知表をつけるということ。
    おかしいように思えるが、朝陽の父の会社で...続きを読む
  • あした、また学校で
    『学校は誰のものか』これって難しいと思いませんか?
    先生の言うことを聞くのがいい子。先生は親の顔色ばかりうかがう。
    子供が育つための学校が生徒で作れない。
    悲しいと思いませんか?
    とてもリアルで学校を変えるのってとても大変なんだなと思いました。
  • ぎりぎりの本屋さん
    児童書ですが、面白い☝️。この本屋さんでわたしが巡り合う本はどんな本なのか?。ギリギリのところで教えてもらいたいっ