サイコーの通知表

サイコーの通知表

1,265円 (税込)

6pt

1年生のときからずーっと通知表に「できる」とだけ書かれてフツーなことにコンプレックスを感じている朝陽(あさひ)も、「よくできる」がいっぱいの優等生の叶希(とき)も、体育以外は「もうすこし」ばっかりの大河(たいが)も、みーんな心の中では思っている。
「通知表なんて、ただの紙切れじゃん。あんなので、ぼくらの何がわかるの?」
「通知表があるから、よけいにやる気がなくなるんだ」
「あたしだって、通知表なんて、いらない!」
たしかに、そうだ。思えば通知表って何であるんだろ? あれを見たって、どこをどう直せば成績が上がるのかなんてわからないじゃないか!
そういえば朝陽のお父さんが言っていた。会社では、部下が上司の成績をつけることがあるんだって。
「ねえ、先生の通知表をつけようよ」
朝陽の一言から、クラス一丸となって担任のハシケン先生の通知表作りが始まった。でも、人に成績をつけるって、こんなに難しいことだったのか!?

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サイコーの通知表 のユーザーレビュー

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感情タグBEST3

    Posted by ブクログ

    私も子どもの頃、通知表が大嫌いだった。そして、今我が子の通知表をもらう立場になっても、終業式の日はなんだかドキドキする。
    この本を読んで、通知表の本質を知らないのに苦手意識を持っていることに気付いた。
    通知表って?という点を簡単に説明されていること、通知表をつける側(先生)の気持ちに触れられているこ

    0
    2022年07月31日

    Posted by ブクログ

    物語なのかもしれない。
    理想なのかもしれない。
    でも、こんな学校社会になって欲しいと、
    心から思う。

    0
    2022年03月27日

    Posted by ブクログ

    通知表かぁ、その人を評価するって不思議なこと。いいところを探そうとしてつける通知表がいいな。
    間違ってたらあやまってくれる大人。
    意見を聞いてくれる大人。
    子供たちを守ってくれる大人。
    それが子供たちの求めている大人なのかもしれない。

    0
    2021年12月31日

    Posted by ブクログ

    通知表がずーっとできるだけの朝陽。
    体育以外まるでダメな大河。
    なんでもできる成績優秀な叶希。
    一見なんの共通点もないこの3人だが、ある共通点がある。それは、通知表が嫌いということ。
    そんな3人はあることを思いつく。
    それは…先生に通知表をつけるということ。
    おかしいように思えるが、朝陽の父の会社で

    0
    2021年09月11日

    Posted by ブクログ

    令和6年光村4年下の巻末この本読もうに掲載される本なので、読んでみました。
    主人公は一年からずっと「できる」(ふつう)の評価しかない、真ん中の四年宮永朝陽。担任は橋本健太(ハシケン)先生。朝陽が通知表のことを考えはじめ、友達や何人かで先生の通知表をつけようと考えたり、そもそも評価って何だろう?と悩ん

    0
    2023年07月10日

    Posted by ブクログ

    成績、全部普通。何も長けていることがないと言われているようでいや。という主人公。
    成績表の見方は子どもにも大人にも、ごほうびや叱責の基準として扱われることが多いけど、変化してきている基準の仕組みや「評価すること」の難しさ、相手を見る観点など、本人の気づきや周りを巻き込むことで見えてくるものがある様子

    0
    2022年09月24日

    Posted by ブクログ

    通知表の評価をみて納得いかない思いをした人は多いんじゃないかなー。
    どうしてその評価になって、どこをどうすれば次は上がるとか説明書きがあれば、もう少し納得できたような気もします。
    みんなで考えた先生の通知表、愛が溢れていました。

    0
    2022年03月06日

    Posted by ブクログ

    子供や親にとって、通知表の評価は重要なのですね。気にする子・反発する子・諦める子。主人公は[普通]すぎて悩む子。子供の気持ちがよくわかる。通知表をつける側の先生に読んで欲しい。

    #小学生#中学生

    0
    2021年12月12日

    Posted by ブクログ

    通知表ってなんであるの?そんな疑問から先生の通知表をつけることになった朝陽たち。人を評価するってなかなか難しい。
    「よくできる」も「もう少し」もなくて、「できる」だけの通知表は、ふつうであることの証明みたい。なるほど、確かにと思った。お姉ちゃんの、あるものを変えたり始めたものを終わらせるのは難しいっ

    0
    2021年09月28日

    Posted by ブクログ

    朝陽の通知表は1年生から4年生2学期まで、ずっと真ん中の「できる」に丸がついていて、「それって「ふつうの人間です」という証明みたい」と感じている。それぞれ通知表について思うところのある友達と話すうちに、担任のハシケン先生にも通知表をつけようと思い立つ。
    通知表の意味、人が人を評価する事について考える

    0
    2021年08月06日

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