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舞台は十々年小学校の図書室。もやもやっとした気持ちの小学5年生たちが、貼り紙に誘われて図書室に入ってみると、不思議な司書から、不思議な本と出会うきっかけを渡され、それぞれのラビリンスに迷い込んでしまう――。児童文学界のトップランナー5人(工藤純子、廣嶋玲子、濱野京子、菅野雪虫、まはら三桃)が、ひとつのテーマ「図書室」をめぐって競作したリレー小説が完成。巻末には、5人によるスペシャル座談会を掲載!
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Posted by ブクログ
これは楽しかった♪小学校の図書室に現れる謎の司書の先生(?)と茜色の貼り紙(゜゜;)その司書さんが自分にピッタリな一冊と巡り合わせてくれる(^o^)廣嶋玲子さんとまはら三桃さんの作品しか読んだ事がなかったけれど、他の作家さんも違和感なく読めたので、最後に紹介してある本も読んでみようかな~♪
本を読む楽しさや、本を読んでみようかなと思うきっかけをくれる本だと思いました。 普段あまり本を読まなかったり、本が好きではない主人公たちが、不思議な女の人に出会い、おかしな世界に巻き込まれていくというお話が5つ入っています。 5つとも違う作者の作品なので、気に入ったお話を見つけて、その作家さんの他の...続きを読む作品も読んでみようかなというきっかけになるんじゃないでしょうか。
秘境ループ(濱野京子)、やり残しは本の中で(まはら三桃)が想像するとワクワクが止まらないのでとてもおもしろかったです。 また、9月のサルは夢を見た(菅野雪虫)は難しい言葉が多かったので⭐️は1つへらしました。
やり直せるから明日がある、 作ってくれて人や食べ物に感謝を忘れない、 全てを投げ出してでも大事な人を守る、 頭を柔らかくして大事なものに気付くこと、 雨に濡れて日にさらされて土に還った冬の木の葉の匂い。私も嫌いじゃない。
普段あまり図書室に行かない小学5年生たちが図書室に貼られている貼り紙を見て図書室に行くと、見知らぬ先生がいて… 5人の作家さんによる5つのお話。 「決して見てはいけない」と言われるとかえって見たくなって…というのは昔から変わらない。 工藤純子さんの『時のラビリンス』 「今日という日は、二度ときま...続きを読むせん。だからみんな、いっしょうけんめいがんばれるんです。でも、何度でも繰り返せたらどうですか?次にがんばればいいと思うんじゃないでしょうか」 そして濱野京子さんの『秘境ループ』がよかった。
本は人の選択に大きな影響を与えてくれるもの。本を知るきっかけになればという、作家さんたちの愛情が詰まった一冊です。
五人の人気作家の共作。タイムリープしたり妖怪の世界に行ったりと、不思議な世界に連れて行かれる。 五編ともそれぞれの持ち味が出てて、しかも同じようにどきどきさせられる。 短い中でもそれぞれの子どもの世界が少しずつ変わって成長していく青春小説として読みました。
「ぎりぎりの本屋さん」がおもしろかったのでこちらも読んでみた。司書さんのキャラクターが思っていたより冷たい(そっけない?)感じだった。 工藤さんの『時のラビリンス』と濱野さんの『秘境ループ』が好きだった。好きな男の子に誕生日プレゼントを渡すために何度も昨日をやり直す、便利だけど時は戻れないからこそ大...続きを読む切なんだよな〜と思った。秘境ループの2人のやりとりはほほえましかったけど、最後は少し切なかった。 登場人物がリンクしてるのもおもしろいし、舞台は同じなのに作家さんがちがうから雰囲気も変わって良い。
とある小学校にある不思議な図書室。 いきなり少女の可愛いお話ににっこり。 いいなぁ、こういうの。 不思議な司書さんの存在もいい。 カボチャきらい少年のお話もいい。最後に彼の思いつきがナイスすぎる。ママさん、どんな反応するのだろ(笑) 秘境の話はちょっと切ない。うまくいくと思ったのだけどな。 子供には...続きを読む子供の悩みがある。 こういう図書室が少しでも助けになるといいね。
とある小学校の図書室で5年生の子どもたちが出会う、不思議な本たち。 昨日のことを後悔するのぞみ。 大嫌いなかぼちゃを食べさせるお母さんとケンカをした卓也。 ボーイッシュな千尋と仲良くなりたい、女子力の高い男子の光。 周りの子を「エイプ」と小馬鹿にしている現。 本に全く興味がない樹。 きゅっとなる...続きを読む胸を抱えた相手、親子、友達。 いろんな関係と本がぐるぐると絡み合う。 それぞれの作家さんの個性が出ていて、楽しい。 木の葉は土に還るもの。言の葉も同じです。これはもう、多くの人の中に肥やしとなって糧となって消えた本。朽ちて形もなくなって、読んだことすら覚えていない人もいるでしょうが、その人たちの言の葉の中に、生まれ変わっているのです。 自分の好きな本なんて、そう簡単には出合えないもの。好きな人に簡単に出会えないように。 でも、そうやって怒りに囚われているうちに、あなたは平太郎君を見逃し、あの子を失う。
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