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月曜の朝、小六の一将(かずまさ)に声をかけたのは、幼なじみの咲良(さくら)でした。「一将の弟、荻野先生に怒られて泣いてたよ」。運動が苦手な弟の将人(まさと)は、「できない子は朝練に来て」と先生に言われたのに練習に行かず、しかられたのです。でも、将人にとって、数ある運動のなかで、大縄飛びは「できる」に入ります。将人は怒られなくてはならなかったのか、そもそも大会に勝つことが、そんなに大事なのだろうか……。一将のもやもやを咲良が大問題に発展させていくうちに、一将も咲良も、そして代表委員会メンバーの五年生も六年生も、ひとつのクエッションに突き当たることになりました。「学校は、だれのものか?」。小学校高学年の彼らは、この答えにたどり着くことができるのでしょうか。【対象:小学上級以上】イラスト:稲葉朋子
...続きを読むPosted by ブクログ 2021年10月10日
学校はみんなのもの。一将のことばはいいなと思った。ぼくの話を、お父さんとお母さんは聞いてくれるけど、先生の中にはちゃんと聞いてくれない人もいる。
おぎ野先生は、いろんなことをがんばっているけど、すぐおこっしたり意地悪したりするから、うまくいかない。一生懸命やってるのに、校長先生が協力しないのがひどい...続きを読む
Posted by ブクログ 2022年01月05日
児童書はいい本が多いです。子供に読ませるという事で関わっている人たちも本気だからではないかと思います。普通の本が適当と言っている訳ではありませんが、意識的に大人たちが良い本を読ませたいと、真摯に考えていると思えてなりません。
そしてこの本もとてもいい本です。
学校行事で競い合う事と、勝つ為に強者だけ...続きを読む
Posted by ブクログ 2020年06月02日
学校は誰のもの? 大縄飛び大会の意義、いじめ、子どもの貧困、遺棄、離婚、不妊、…… 子どもの視点から、さまざまな問題を浮かび上がらせている。お話としてはきれいすぎるが、問題提起によい本だと思う。
無神経な言葉をかけてくる相手は想像力が足りないというのは事実。世の中は急には変わらないが、変えようと思え...続きを読む
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