山口譲司のレビュー一覧

いつも仕事で各地を訪れているのに、実際は旨いものと女との出会いを楽しむ山寺、楽しそうな人生を歩んでいますね。

山寺隆一は都内の企業に勤務する35歳のサラリーマン。
彼は仕事の都合でよく出張することが多い男だった。
ある日、隆一は静岡の浜松での仕事を終えて妻に連絡をした。
営業先の人に誘われて食事に行くので帰りが遅くなると告げた隆一だったが、その予定はなく実際は浜名湖で獲れる幻のカニとして知る人ぞ知るど...続きを読むうまん蟹を食べるという目的だった……。

ある日の隆一は出張で青森に来ていた。
大事な商談中にも関わらず彼の頭の中は食べることでいっぱいで取引先の人の話が頭に入っていかない。
それも昇段前に出張先の人たちの何気ない会話の中で津軽そばという料理名を盗み聞きしてしまったからだった……。

その日隆一は鳥取での仕事を終えて東京に戻るまでの間に取引先の社員に山陰チャンポンなるものがあると聞き俄然興味がわいてくる。
それはあんかけのスープに麺が入っている広東麺に近いものだった……。

グルメを色々堪能できるがなかなか懲りない男だなぁという感じの話だった。

出張で福岡県の久留米市に来ていた隆一。
ひと仕事終えて帰りの飛行機までまだ時間があるなか、仕事先の会社で受付嬢をしている松葉聖子から食事に誘われる。
久留米市は焼き鳥が有名で昭和にはたくさんの屋台があり今でも脈々と焼き鳥文化が発展しているらしい。

甲府にやってきた隆一。
今日は入社二年目...続きを読むの若手のホープである立花登理を同伴しての教育出張だった。
仕事終わりに何か食べようという話になり山梨名物のほうとうではなくカツ丼を食べたいという立花。
入った店で注文し、出てきた料理を見て彼はびっくりしていた。

出張で石巻市に来ていた隆一。
駅前で女子高校生に声をかけられる。
なにやら訳ありな感じなので関わらない方がよさそうだと説得モードに入ろうとしたら他のサラリーマンに声をかけそうになり急いで引き止める。
そして入った食堂で彼女に石巻焼きそばをご馳走するのだった。

全体的にこってりめのメニューが多い巻だった。

エロくて面白いです。三神さんが何かを探しているように感じていたが、恋人の忍さんだったんですね。忍さんは生きているのか?謎は解けるのか?気になります。

てっきり三神とブローカーの男は、悪者だと思っていた｡最後､女の娘助けてくれたし巫女さんも逃がしてくれようとしてた｡いい人だった。それにしても母娘3人が可哀想過ぎた。

頭も良くて、心優しいキヨシを小人だから、体裁の為にあんな所に…。ひどい親。そんで次男は性格も顔も悪い。三神さん助けてもらって良かった。

今巻も、愛人の故郷の村が廃村と化す原因となった嵐の夜の出来事の話しで、その完結編でした。

愛人は昔から人を操ってきたの分かったけど、今の愛人は最終的に何をしたいの？（13巻で死体集めてたけど。）

愛人の性格は、祖父の影響かと思ったけど、母方も何やら不穏な血筋のよう。

村を理不尽に牛...続きを読む耳っていた男をみんなで殺して、そんなに良心の呵責で村を出て行くものかなー？ 疑問。

そしてラスト、あの黒仏が！！

あの黒仏の話は終わったのかと思ってたけど、やっぱり黒仏はこの漫画の根幹なんだね。

そういえば愛人の母、薬使ってた。それに愛人の母の実家も相当力がありそう。それなのによく10年以上我慢したね。

青沼医師の正体は、途中で何となく分かりました。

でも今時、女が医師になっても全然問題ないのに、伝統を重んじる村だとしても、ちょっと話の設定が無理矢理すぎます。

青沼医師も、子供の頃から自分の置かれた状況が分かってたなら、故郷に戻って来なければ良かったのに。

そしてあんなヒドイ事を言...続きを読むう父親なら、子供が出来た時に、何か仕掛けてくる事を想像できなかったのかな～。早く村から逃げれば良かったのに。

愛人の産まれ育った村、ヒドイね。
こういう村、実際に日本にあったのかな～？

でも愛人、子供の頃から人を凄く観察していて、その人に入り込むのがうまい。

嵐と村外からの来訪者、という非日常の異常な状況下で、村人の多くが愛人の手のひらの上で動かされている感じ。

こんな出張ばかりだと 仕事も楽しくなる。
美味しそうな料理の描写と、なぜか出張先で出会う女性たちとのワンメイクラブの組み合わせが絶妙。
一話読み切りなのもいい!