モノを貯めずに、使いきる。これが著者の信条である。
日ごろから綺麗にしているため、大掃除はしないそう。
曰く、「掃除」と「片づけ」は別物であり、綺麗に出来ないのは、掃除も片づけも一緒くたにしているから。
その場その場でしっかり片づけをしておけば、掃除もラクになる。
第1章では「片づけ」を、2章は「家
...続きを読む事」、3章は「掃除・メンテナンス」、4章では「使いきる」をテーマにしている。
細かいことが書いてあるけれど、参考になる部分もある。
キッチンスツールは立てて収納することや、だしを一度のとることなど。
けれど、著者オリジナルの製品がところどころで紹介されるのが宣伝のように感じられた。
本書の内容からして、自身の生活道具をそまま紹介せざるを得ないことを考えると致し方ないが。
それからもう一点。プラスチックを家に入れないというわりに、タッパーウエアを使っていたり、洗剤も意外と普通のものを使っていたり、若干の矛盾を感じた。
そして、布巾を洗濯機で洗っているというのはなんとなく残念だなと思った。
あまり揚げ足を取るのも良くないので、共感したことも一つ。副題にあるように「衣・食・住・からだ・頭」全部においてためないこと。服を貯めない、冷蔵庫を綺麗に保つ、いつも整然と、そしてからだ、頭も嫌な気持ちだったり不満をためない。すべてにおいて流れをよくする。
これは本当に大切なことだと思う。
また本題の「使いきる」ことも大切。
モノだけでなく、自分自身も使いきって後悔のない人生にしたいなと思った。