松尾スズキのレビュー一覧

  • この日本人に学びたい
    ウケる技術の中の人大絶賛の、松尾スズキのエッセイの中でも一番ないす。
    でてくる人は正直ジェネレーションギャップのせいか知らない人ばかりなのだが、あの、松尾スズキのおもしろがりよう。長い人生、"おもしろがる"スキルって大切だと思う。
  • クワイエットルームにようこそ
    先日読んだ絲山秋子さんの「逃亡くそたわけ」が精神病患者の脱走劇ならば、こちらは正常人が精神病院に閉じ込められた話。
    曲者の患者たちが実在感があります。そして、それに振り回される主人公の明日香。暗かったり重かったりしがちなテーマですが、明日香の設定が良いために、明るくユーモアたっぷりな話になっています...続きを読む
  • 大人失格~子供に生まれてスミマセン~
    あれだけ人気があることには納得です。面白かった。でも、ただ面白くて新しいことを言うっていう人じゃないんだな。根っこのところは大真面目だって思う。そういう人の言葉、真摯に受け止めようと思います。
  • 大人失格~子供に生まれてスミマセン~
    大人計画の人でしかなかった松尾スズキを本格的に知ることになった記念すべき一冊。この本が無ければ私はこんなにも松尾スズキに傾倒してなかったんだろーな。これが幸か不幸かは5年後くらいに分かってると思います。
  • この日本人に学びたい
    あー、松尾さんは体張って仕事してんだなと思いました。そしてやっぱり私はこの人の考えていることがよく分かりません。でも好き。
  • もしも、東京

    オムニバス作品

    東京を舞台にした漫画やイラスト、エッセイなどのオムニバス作品。
    試し読み増量だったので判断つかず評価は☆3。
    東京に住んでる人や住んだことのある人なら思入れがあって面白いのかも?
  • もしも、東京
    好きな作品が多かったかというと、そうではないけど。知らない作家さんのことや、アレを描いた人って他にも受賞作あるのね!と知るのに丁度よいガイドブックになりました。

    私は多摩地区うまれ多摩地区そだち。
    広い東京を、たまにはまた散歩してみよう。
  • クワイエットルームにようこそ
    薬の過剰摂取(オーバードーズ)により、精神病院の閉鎖病棟に入院させられた主人公・佐倉明日香の、二週間にわたる様子が描かれた物語。昏睡から覚醒する始めの場面から、少々引き気味な感じを受けたが、読み進めるにつれて様々な人が入院していることがわかる。患者自身も辛いだろうが、看護師さんは本当に大変だと思った...続きを読む
  • クワイエットルームにようこそ
    色々追い詰められすぎて、もはや笑うしかない。
    正常と異常の境目をフラフラと歩く姿はよく描けていて、こちらの気分がダウンの方向へ向かいそうだ。
  • 東京の夫婦
    前の奥さんもよく著書に登場されてたが、再婚後はあっちこっちに書くことよりまとめて本にされたところに秘かに前回の教訓のようなものを得られたのかと勘繰ってしまった。ごめんなさい。
  • 東京の夫婦
    作者の活動を少しは知っているので、『面白い』のだろうと思い読んだ。『面白い』ではなく『興味深い』読後だった。淡々と日常を書いているけど、独自の生死感が感じてとれた。
  • 矢印
    堕ちて堕ちて堕ちていく俺とスミレ。酒の量と舞い込んでくるお金がケタ違い。
    主人公に惹きつけられる魅力があまりなかったなぁ。
  • もう「はい」としか言えない
    「もうはいとしか言えない」/松尾スズキ

    今まであまり読んだことのないジャンル。
    結局主人公は精神病みたいな感じだったのかな?

    前半はひたすら奥さん怖いみたいな感じで、主人公ちょっとかわいそうだなぁって思ってた。
    でも読み進めていくにつれてだんだんそうじゃなくて、
    主人公が、どこか普通とは違うのか...続きを読む
  • 矢印
    汚い部屋や、ぐうたらな人が嫌いなんだろうなー。
    ストーリーが頭に入ってこなかった。
    酔っ払いの頭の中をのぞいているような不快さが残った。
  • 「大人計画」ができるまで
    劇場に見に行ったことはない。
    この数年はWOWOWの舞台放送などでつまみ食いしたりしてる。
    現物を知らず、NHKの特集などで周りの要素を徐々に知っていく感じ。
    本人の語りをメインに時系列で経過を見ていくことが出来る。
    映像で見たものものあり、見ていないけど興味をそそられるものもあり。

    本の中にあっ...続きを読む
  • 矢印
    星野源さんが好きで、所属する大人計画に興味があって手に取ってみた。
    今までに読んだことのない本で、新鮮な気持ちで読めた。
    アルコール依存症の怖さ、ダメな人間。
    弱い人間。
    何をもって不幸で、何をもって幸福なのか。
    人の弱さとか色々感じて複雑になった。
    たまにはこう言う作品を読むのも良いなと思った。
  • 108

    108

    中年男の妻が妻の浮気をSNSで知る。財産分与をしたくないから、2000万をひたすら女を買って使おういう、バカバカしさと悲壮感のある話。くだらないっちゃくだらない内容で、オチがうーん、どうするの?ってとこで終わってしまうが、まったくつまらないわけでもなくて、、。まあ一度はやってみたいような感じか
  • もう「はい」としか言えない
    松尾スズキの舞台みたいに、いろいろ混ぜこぜの世界が繰り広げられる。舞台もそうだが、この本も、わかんないなりに読み進めるうち、ストーリーはいつの間にかつながり、終わっていく。何かを投げ掛けられたんだけど、何なんだろ…と考えさせる。
    「神様ノイローゼ」は、作者の自伝?みたいでおもしろい。私にも思い当たる...続きを読む
  • 東京の夫婦
    絶妙なテンポで語られるマイペースな文体とその中に20も年下の嫁を気遣う姿。挿絵の感じもグッとくる。
    描写が妙に切ない感じになるのもいい。ストレスなく読める。
  • クワイエットルームにようこそ
    (笑)
    読み始め、意味がわからなすぎて度肝を抜かされました。
    そして読み進めていくうちに、主人公?の女性のキャラクターに引き込まれました。
    考え方が面白すぎる(^◇^;)
    著者の松尾スズキさんという方は脚本家なのですね?そう言われると、舞台脚本的なお話だと思いました。
    意外性やおぉーと思わせる所を考...続きを読む