松尾スズキのレビュー一覧
-
「面白い」。終わり。
あ、一行で終わってしまった。
解説の山本さん同様です。
はじめのうちは電車の中で鼻の下ぷるぷるさせながら読みましたが、後半は自室で爆笑して読みました。
後半のがおもしろかったので、後半電車で読んでなくて本当によかった・・・
ケダモノの視点は秀逸すぎて、そこに付箋つけて友達に貸...続きを読むPosted by ブクログ -
松尾スズキ版「カッコーの巣の上で」とイメージしていただけると分かりやすいかもしれない(本当は別物だけど)。自らの意思とは関係なく、違う環境に落とされても生きていく人間の強さと頼るものが必要な弱さ。
無意味な、無自覚の暴力と、無償の愛の同居する空間で、相対的に他人と比較することによって成り立つ自我。短...続きを読むPosted by ブクログ -
とても男性の文章とは思えない。キッカケは些細な事かも知れないが落ちてみると底が抜けていて足場が見つからない…なんて事は本当に落ちてみないと分からない…誰も気付いてくれないし、自分で信じられない事態って、実はその辺にゴロゴロ落ちているんだよね。
ともかく、立て直そうとする気概のある主人公でホッとする。...続きを読むPosted by ブクログ -
ニュースを見ていると怖くなる時がある。
この本のような精神病患者だけでなく、犯罪者もしくはその被害者、
ホームレスなどなど、望んでいなくても何かのはずみで
自分が「あっち」側に行ってしまうんじゃないか...と思う。
そんな事を考えてしまう自分にとって
「正常」と「異常」の境界線の脆さを描いたこの小説...続きを読むPosted by ブクログ -
買ったのは2010年12月だからもう2年になる。上巻は、フクスケとミツコが大人サイズを立ち上げてバツイチと出会うまで。舞台のような展開の早さ。
以上。前書き終了。約束どおり・・・のくだりは良かったなあ。Posted by ブクログ -
高校生のとき、雨の日に傘を持っていなかったらその辺にある傘さしてかえればいいじゃん、って人が多くて衝撃をうけたことを思い出した。え、それ窃盗ですけど。
それから、おしゃべりな人が一日にしゃべる量=新書一冊分。私はしゃべらない日は俳句一句ぐらいしかしゃべらないのに。
あとは色々メモしてあったけど、...続きを読むPosted by ブクログ -
海ちゃんがどんな殊勝なことを言おうが、この漫画はダメ親父のダメっぷりを鑑賞するものだ。心なく優しく運動よりも「最後まで付き合いきれないのに興味を持つのは遺跡の見学者みたいで何だか無責任で残酷じゃないか」で!Posted by ブクログ
-
松尾スズキのエッセイ。
「ギリギリデイズ」はWEBに書いてた日記だったけど、こっちは雑誌に連載していたエッセイ。だからその分グダグダ感が減ってエッセイの体を成しています。
松尾スズキの洞察力と妄想力はやはり目を見張るものがあります。笑える。おもしろおい。Posted by ブクログ -
今年一番笑ったエッセイ。
役者、劇作家、劇団主宰と、水物である仕事の苦悩をユーモアたっぷりに描いています。気持ちが沈んでいるときに読むと、いいですよ。Posted by ブクログ -
かなり笑えるので、「電車の中で読む場合は要注意だ」と書評に書いてあったが、まさにその通り。
松尾スズキの周りに集まるおかしな人たちに爆笑してしまった。Posted by ブクログ -
面白くないと死んじゃう面倒くさい松尾スズキの軽いエッセイ。文体は軽いけれど、視線は結構鋭いので、よく読むといいこと書いてある。ずいぶん以前の文章だけれど、今でも古臭くない、楽しい本。Posted by ブクログ
-
上下巻一気に読まされました。2Pに一度はぷっと吹き出す、圧倒的な笑いの洪水。セックスに暴力、宗教と致死性ウィルスと世紀末的要素をこれでもかと盛り込み、小説として破綻してる?と読書の不安を煽りつつカオスへと引き込む松尾ワールドにどっぷりとハマる!Posted by ブクログ
-
本を読もうと思い立って最初に読んだ本。
会社の先輩に読みやすいオススメの本ということで貸して頂いた。
オススメどうり読みやすく重い話ながら言葉の言い回しなどコミカルに表現されていて二日で読みきれた。映画も見てみたい。Posted by ブクログ