誉田哲也のレビュー一覧

  • 歌舞伎町セブン
    誉田哲也さんシリーズ大好きだからぶっ通しで読んでしまった一冊。
    最初の死体からセブンの謎、そして葛藤。
    それぞれ一度やり切って自分の道からずれないように…でもやっぱり自分たちがやらなければっていう使命感がカッコいい
    キャラも被ってなくて個性強いけど、だからこそ読んでて面白かった
  • 武士道セブンティーン
    2022/02/13
    磯山香織と西荻(甲本、河本)早苗の高校2年生時代を描いた、武士道シックスティーンの続編。
    磯山香織は東松学園の中核選手としてバリバリに活躍して自分の剣道に邁進している一方で、今回の話では、早苗の方が色々と壁にぶつかる。
    転校先の福岡南高校の「勝つためには何でもしていく」という勝...続きを読む
  • ヒトリシズカ
    人に貸すために再度読みました。

    まず、面白い!
    ものすごい頭のキレる能力をもった人の話。
    刑事物かと思いきやちょっと違うような、最後には人間ドラマを感じられます。

    読み終わると『ヒトリシズカ』というタイトルも、それぞれの章のタイトルもしっかり意味があって、特に章のタイトルは意味が何重にもかかって...続きを読む
  • 月光
    あんまり感想は書かないけど、この作品は書きたくなった。
    胸がムカムカする話だった。そして内容がとてもら重く、読み終わったら暫くベートーベン「月光」を聴いてしまうくらいだった…。
    それと同じくらい結末がなぜか美しいような残酷な感じ。
    読んでいて凄く苦しいけど読む手が止まらなかった。
    私も知りたくないけ...続きを読む
  • 武士道セブンティーン
    武士道シックスティーンの続編。いやー面白い!
    シックスティーンも良かったけど、一年分成長した彼女たちを感じた作品でした。次作も楽しみです。
    オススメ!
  • アクトレス
    ボーダレスの続編。

    去年、ドラマで坂道グループの人たちが演じていたから、台詞や場面が全て音で再生され、
    新しい登場人物は誰が演じたら面白いか、なども考えながら読めてとても楽しく読み終えた。

    途中、急激なネタバレを章の頭に持ってこられて衝撃を受けた。
    あ、あなたが!って。

    やっぱ芭留さんは素敵な...続きを読む
  • 歌舞伎町ゲノム
    面白かった!
    このシリーズがとにかく好きです。長編もいいけど、今回のような短編も最高でした。
    特に、歌舞伎町セブンの個性溢れるメンバーの知られざる複数のストーリーにお得感だったのは短編ならだからかな、と思いました。
  • 武士道ジェネレーション
    前作(3)では本作の前振りの話題が幾つもあったのに、出版されたのは6年後と随分間が空いていた。冒頭から結婚式のシーン、まさか香織がと思ったら早苗だった。きっちりと6年後の時間が経っていて、早苗は香織の行っている道場の師範代と付き合っていて、香織も道場主も知らなかったとか。道場主が体調を崩し道場の継続...続きを読む
  • 武士道セブンティーン
    武蔵を師と仰ぐ香織が前作では極端過ぎていたが、1年経って自分以外にも目を向けられるようになった。一番大きいのは、対照的だった早苗が引越した事と、香織を慕う後輩ができたことかも知れない。早苗も新しい環境で、戸惑いながら剣道を続けている。二人の遠く離れていても強い絆、イジメへの対応や親の大怪我等の事件も...続きを読む
  • ヒトリシズカ
    クサい警察モノの短編集かと思っていたら、とんでもない。 "女"の話だった。すべての出来事の中心にはいつも彼女がいるのに、誰にも見えないし触れられない。自分自身も語り部の警察たちと同様に彼女に翻弄されているようだった。とにかく夢中になって読んだ。
  • ヒトリシズカ
    大人の作り出す悪影響、未成年の犯罪、警察官も見逃す犯人像が増えている。未成年だから犯罪は、嘘は付かないという思い込みが事件を複雑化させ、冤罪となる。この小説でも子供なりの犯行動機があるということだ。結局、大人(親)が作った犯罪のキッカケが子供の心に悪影響(生活環境)を残すという事。大人は子供の前での...続きを読む
  • プラージュ
    犯罪を描いた小説やドラマは多いが、これは犯罪を犯した人間が社会復帰していく過程が、共同生活しているシェアハウスを舞台に描かれている。犯罪を犯したことで、就職の意志があっても、さまざまな偏見、差別によって、社会復帰がしにくい日本社会の問題点が提起されて、考えさせられる。その部分を丁寧に描いている。星野...続きを読む
  • ブルーマーダー
    バン、バン、と小ぶりにしたハンマーで人間が一瞬で破壊され、畳まれ、カバンにしまわれる。
    生命倫理と真逆の描写に価値観が揺さぶられ、感動する。
    この凶悪犯にもファミリーのような関係が存在する。
    覚悟を決めた戦いにのぞみ、歩き出す背中を見送るシーンで「カッコいい」と表現するシーンは印象的。
    こうしてブル...続きを読む
  • 世界でいちばん長い写真
    おじいさんのリサイクルショップでみつけたカメラ。それを使ってある長い写真を撮ることになる。とても爽やかで気持ちの良い青春ストーリー。登場人物も個性的で物語に色を付けてくれる。
  • 歌舞伎町ゲノム
    『歌舞伎町セブン』の続編。短編集。
    セブンのメンバーそれぞれに焦点を当てた短編になっていて面白かった。
    掃除屋シンちゃんの裏の掃除屋さんになったいきさつとか、市村と歌舞伎町の人達(ホストや他の組とか)との関係性とか、始末しないパターンの話とか、土屋昭子が襲われたりとか、普段のセブンの活動のお話。
    ...続きを読む
  • ノワール 硝子の太陽
    うーん。これは、どこまでがネタバレになってしまうのか、微妙なところではあるけど、やはり何も知らずにまっさらな状態で本作を読んだ人に配慮したレビューがいいのかな。

    本作は、誉田哲也が擁する二つの警察小説シリーズ、〈ジウサーガ〉と〈姫川玲子シリーズ〉がリンクし合った二作品の、ジウサーガの方の一作である...続きを読む
  • 歌舞伎町ダムド
    冒頭からエグいシーンがあって、私は朝の通勤電車でこの本を読み始めたので参った。

    〈ジウサーガ〉の歌舞伎町セブンシリーズ2作目。
    前作で謎の人物だったメンバーの正体が明かされていて、一人は予想通りだったがもう一人はびっくりした!!あなただったのね。

    今作は7年前の、ジウが起こした"歌舞伎町封鎖事件...続きを読む
  • 歌舞伎町セブン
    なるほど。今回はダークヒーローものなのか。

    歌舞伎町のルールを守らない、己の益のみを優先して好き放題やるそんな輩を、密かに始末する「自警団」歌舞伎町セブン。
    『ジウ』三部作に連なるサーガの一作。東警部補、今回は影薄めだったな。笑
    影の正義というか、いわゆる必殺仕事人系の話はよくあるといえばある。表...続きを読む
  • 歌舞伎町ゲノム
    待望の文庫版。一気読みしてしまいました。
    読むまで短編集と知りませんでしたが、セブンとして比較的小さな(?)仕事の物語を知ることができて良かったです。新メンバー加入含めて。
    次回作にも期待しています。
  • 武士道ジェネレーション
    圧倒的、徹底的に守る「オサメ」を求道することもひとつの剣道。
    和の象徴香織にノーマッチルールでぶつかった戦勝国の論理を持つ米国人ジェフが完全にオサメられたのちプロポーズするという「オサメた後」のストーリーで人間の不思議で素敵な感覚を味わえた。


    あと一本でも何か喰らえば、自分は負けになってしまう。...続きを読む