安冨歩のレビュー一覧
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軽くて鋭利な言説は、読んでいて楽しい。しかし、日本に未来はないね。凋落が底をうつまで続くだろう。
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1.昔の時代の人の書籍を読み漁っているのでたまたま目についたから
2.老子と呼ばれる人は個人名ではなく、卓越した人のことを指しており、中国ではその呼び名が現在にまで影響を及ぼしています。本書では老子からみた世界と人間に対しての本質を説いています。愚かな人間と豊かな人間は何が違うのか、国はなぜ安定し...続きを読むPosted by ブクログ -
「東大話法」シリーズ四冊目とのこと、あとがきが感動的である。歴史家かくあるべし。テイストは『ジャパン・イズ・バック』を思い出した。戦前〜戦後史、歴史は「物語」としてしか理解されない、その物語に引き込まれる説得力。前半の辛口な学歴エリートの生態から面白いのですが、後半、commitment や、懐疑主...続きを読むPosted by ブクログ
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老師の教え 安冨歩 ディスカバー21
ものごとは常に変化しながら生まれては滅ぶ
その危うさをおそれる必要はない
それどころかあなた自身が
可能性に満ちた者であることを理解できれば
先の見えない不安から開放されて
創造の喜びを冒険できるだろう
239ページからの解説を読めば
本文よりも深くタオ...続きを読むPosted by ブクログ -
その昔、「共通一次試験」という時代のことじゃ。選択授業の日本史教師が「受験対策はしない」と言い放ち(日教組で有名だった)、好きなことを話した授業が「高校の日本史が届かない」と言われる近代史、満州事変であった。これが滅法面白く、夢中でノートを取ったのも今は昔。現代の日本人は満州について何も知らない。け...続きを読むPosted by ブクログ
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自己啓発本で瞬間的に読めてしまうのですが、良い本ですよ。自己嫌悪は先に自己嫌悪、憎しみと言ってもよいと思いますが、先にあるの。それだけでパラダイムシフトではないですか(2019-08-24)Posted by ブクログ
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「靖国の母」の思考回路が初めて理解できました。
しかし、それが今も脈々と受け継がれているという事実にはビックリ。
と同時に納得しました。
子育てをしていく中で、彼らの「人格」と彼らの「大きくなったときの社会との折り合い」を秤にかけて、つい「大人になったら困るから」という思考が頭を出すのも、DNA...続きを読むPosted by ブクログ -
「まるで個人など無いかのように組織の一員としてふるまう人々」
私はこれらを特別な、変わった人だなぁと思っていたのだが…………いやはやなるほど、立場論としてしまえば、非常に腑に落ちる。
個人ではなく組織の中に居れば、安全であるし、その組織を守る一員としての立場があるだろう。
しかしながら、立...続きを読むPosted by ブクログ -
「霞が関文学」という文学がある。その中身はというと、霞が関の官僚が都合の悪いことを、うまく薄めるあるいは、抹殺するために句読点や「~等」、「原則~」という言葉を駆使して自分たちの利権をガッチリ確保する利権文学だ。
その一方で、話す方はというと「東大話法」がある。その心は、「霞が関文学」同様、政官...続きを読むPosted by ブクログ -
■東大話法
1.自分の信念ではなく、自分の立場に合わせた思考を採用する
2.自分の立場の都合のよいように相手の話を解釈する
3.都合の悪いことは無視し、都合のよいことだけ返事をする
4.都合のよいことがない場合には、関係のない話をしてお茶を濁す
5.どんなにいい加減でつじつまが合わないこと...続きを読むPosted by ブクログ