三木笙子のレビュー一覧

  • 人魚は空に還る
    時代は明治、人のいい新聞記者と美貌の人気絵師…と設定だけ聞くと軽い感じだったけど、読んでみるとホームズとワトソン役が想像と逆だったり、登場人物達も厭味がなくて続編も気になる。
  • 人魚は空に還る
    雰囲気もあって題材もよいのに、なぜか読みにくい部分がちらほら。
    唐突だったり、話が飛ぶ感じがし、世界観に浸り切れなくて残念
  • 人魚は空に還る
    時代背景がわからないとちょっととっつきにくいところはあるけど、ガッチガチの推理ものは正直苦手なので、さらっと読める感じがよかったです。逆を言うと本格志向の人には向いてないのかも?

    腰の低いホームズと高飛車なワトソン

    と作中でたとえられていますが、まさに、ですかね。個人的には高飛車でツンデレなワト...続きを読む
  • 世界記憶コンクール
    明治が舞台の『帝都探偵絵図』シリーズ第二作。作品のイメージと表紙絵が見事に一致しているので、表紙買いしてもOKな作品です。
    美しくて清廉、人情味が溢れるミステリというより、もはや群像劇。
    今回は高広の養父の過去話が出てきたり、前作のあのキャラが主役になったりと、『帝都探偵絵図』シリーズの世界が一回り...続きを読む
  • 人魚は空に還る
    ミステリ色は少なめな短編5編。260ページ程。
    個人的にはもう少し1話あたりのページ数を増やして、トリック的な部分を書き込んで欲しかった。東京創元推理文庫なので、ミステリ要素を期待し過ぎたのかもしれないけれど。
    話の良し悪しは別として、東京創元社さんがこういう話も出版するとは意外だった。

    話は女性...続きを読む
  • 人魚は空に還る
    謎を解いてもらおうと強請るワトソンと、ワトソンに迫られ渋々謎解きをするホームズ。あべこべな力関係の探偵役が魅力の明治探偵物語。

    心優しい若手雑誌記者・里見高広と、帝都随一の絵巧者にして絶世の美男子・有村礼。他にも続々と登場する個性的なキャラクターが、明治40年代の史実と溶け合っている。
    小川健作が...続きを読む