三木笙子のレビュー一覧

  • 怪盗ロータス綺譚 グランドホテルの黄金消失
    〈帝都探偵絵図〉シリーズのスピンオフ。欧州に渡った怪盗ロータスと幼なじみの省吾が帰国し、不可解な出来事に出会う短編集である。
    怪盗というより探偵として詐欺師を騙す詐欺師みたいになっていて楽しい。
    それにしても蓮の変装術はルパン並みですごい。
  • 怪盗ロータス綺譚 グランドホテルの黄金消失
    【収録作品】グランドホテルの黄金消失/特等席/埋める者 暴く者/すべて当たり籤/光と影のおむすびころりん

    コン・ゲーム。怪盗としての仕事じゃないので、ただ楽しく読める。
    本編はどうなったのだろう。
  • 竜の雨降る探偵社
    三木さん独特の透明感のある作品です
    表題の意味は最後まで読まないと分かりません
    ミステリーとしては物足りなさを感じましたが、最後まで読むと、なるほどと思います
  • 月世界紳士録
    概念としての月……幻想的で美しい月のイメージが、月にまつわる話とともに楽しめる良作だとおもいます。ただ、全体的な雰囲気は幻想的ですが、起こる事件の真相は人の欲にまみれていて生々しい。

    この方の書くお話は、きれいで上品な雰囲気が好きです。
  • 帝都一の下宿屋
    最初の人物紹介、背景を読んで、何か読んだ事があるなぁと思い、似たような本を読んだのか?或いはまた同じ本を手に取ったのか?
    途中、やはりこれは読んだ事があるぞとなり、しかしどんな話だったっけ?と思い、結局最後まで読んだ。自分の記憶力の無さにあきれ、ある意味読んだと分かったのだからまだましか?と自分を慰...続きを読む
  • 露西亜の時間旅行者 クラーク巴里探偵録2
    二人の関係性を忘れてしまった。過去の出来事を覚えていたほうが面白かったかも。プラントハンターってそんな昔からあったのか。
  • 帝都千一夜 美男のシェヘラザード
    異国から来た美男のところに持ち込まれた不思議な事件。日本なのにアラビアンナイトが紛れ込んだような…。タイトルと表紙がキラキラしすぎてちょっと恥ずかしいかも。
  • 帝都一の下宿屋
    2022-12これはシリーズにするのかな。主人公のキャラが弱く、周りの登場人物と並列くらいになっているのが残念です。でもこの時代の雰囲気が少し感じられて良作です。
  • 人魚は空に還る
    一言で言うとキレイな作品
    時代背景も江戸時代から明治に変わる難しい時代

    結構、コメントを起こすのも難しい作品かも…
  • 世界記憶コンクール
    最初の作品とは視点を変えた作品が集められている
    欲張りな一冊になっているかな
    2冊目から読んでもいいかも
  • 水の都 黄金の国
    時は明治の頃、水の都ヴェネツィア。亡き旧友が没したこの地に日本語講師として赴任した主人公が、旧友を知る下宿先の青年と共にこの地で起きる怪事件にかかわる――

    三木先生の作品は、青年が、もう一人の青年に心酔して慕う関係性を描かれる事が多い印象ですが、今作はちょっと変わってて、心酔先の相手が既に死没して...続きを読む
  • 帝都一の下宿屋
    著者の作品は数冊読んでいますが、真っ先に思ったのが、

    著者はツンデレ探偵がお好みなのかな

    でした。



    ◉永遠の市…桃介が贔屓にしている醤油が、最近になって味が劣化しているという噂が流れ、心を痛める心優しい大屋を見た湧水は、彼のために真相究明に乗り出す。

    ◉障子張り替えの名手…申請前の特許の...続きを読む
  • 竜の雨降る探偵社
    舞台は昭和(戦後)の新宿。「雨の日だけ営業」と噂される元神主が営業する探偵社をめぐる物語――

    今回もたっぷりイケメン二人によるブロマンス成分満載で(さらに、今回は一方が相手に負い目を背負いながらの関係が…エモい)。物語の設定と事件の謎が良い感じに絡み合って今作も大満足です。
  • 帝都一の下宿屋
    銀座は南紺屋町にある下宿屋「静修館」。若き大家の梨木桃介は無類の世話好きだ。家事万端を見事にこなし美味しい食事を作ってくれる桃介の元を追い出されるわけにはいかぬと、小説家の仙道湧水は我侭を封印して生活している。ある日、湧水は馴染みの記者から粗悪品の醤油を売っている店があるという噂を聞きつける。それは...続きを読む
  • 赤レンガの御庭番
    明治の横浜を舞台にしたラノベミステリ。
    犯罪コンサルタント組織との対決という連作短編集で、容姿端麗頭脳明晰な探偵と謎めいたツンデレ美声年という組み合わせは王道すぎる気もするが、掛け合いも楽しく面白かった。明治の横浜というのは絵になる。
  • 赤レンガの御庭番
    【収録作品】第一話 不老不死の霊薬/第二話 皇太子の切手/第三話 港の青年/第四話 My Heart Will Go On
  • 赤レンガの御庭番
    「米国帰りの探偵と謎の美青年が横浜を守る!」(文庫オビより)ついでに身辺の世話を焼いてくれるかわいい少年も出てきます。

    というわけで三木先生お得意の、美青年二人の(一人は渾名が「プリンス」の探偵、もう一人は見事な女装と潜入活動が得意な隠密…)ブロマンス謎解きモノ! 時代描写も素晴らしく、今回は舞台...続きを読む
  • 赤レンガの御庭番
    洋行帰りでホテル住まいのイケメン探偵が、明治の横濱で暗躍する犯罪組織と対決。自信家の探偵が謎を解いていくのは気持ちが良い。
  • 水の都 黄金の国
    明治時代に日本語講師としてヴェネツィアに赴任した誠次郎が、さまざまな事件を体験する短編集。
    ヴェネツィアの風景や人々の人情が美しくしんみりする話。ゴンドラに乗った仮面姿の怪人が金貨をばら撒くなんて想像するだけで楽しい。最初は頼りなさげだった誠次郎が成長していくのもよかった。前任者の清人について描写が...続きを読む
  • 赤レンガの御庭番
    自信家の探偵と乳母のように甲斐甲斐しく彼の世話を焼く少年、女装しての潜入が上手い青年3人組で、明治末の横浜の犯罪を暴いていく物語。
    犯罪コンサルタントとの戦いになるので、和製S・Hみたいな雰囲気はありました。
    探偵の性格は全然違いますけど。
    この本だけでボスまでたどり着かないと思っていたから、ちゃん...続きを読む