三木笙子のレビュー一覧
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千一夜ということで、各話は短めで数多め。
妖霊に関わる多種多様の話が読めて楽しかった。
出てくる妖霊たちは、段々と人間臭くなるというか、異国の妖霊なのに日本に慣れている感じなのも面白かった。
大正時代の日本と異国が混ざり合って不思議な世界観になっているというか。
和恭が無愛想ながら妖霊の憑代になれ...続きを読むPosted by ブクログ -
表紙のイケメンに魅かれて。
美味しい食事を出してくれる下宿屋、最高ーじゃん。
出ていきたくない気持ちわかる。
別に猫かぶらなくてもいいような気もするんだが。
若干安楽椅子探偵っぽい話かな。
一応捜査、というか、色々調べてはいるけど、
読み感としては、そっち。
軽く読めるミステリー。
おもしろかったPosted by ブクログ -
石が持つ記憶を受け継ぐ人たちの話。
小学生の頃に『石文』と言うものを知り、何て純粋な世界なんだろうと石が大好きになった私。
文字のない時代、大切な人に想いを伝える為に石が使われていたそうです。
自分の気持ちとピッタリの石を探しに探して、相手へと送るんだそうです。
私なら、どんな石を探すかなぁと良...続きを読むPosted by ブクログ -
ヨーロッパ巡業中の曲芸一座の敏腕番頭孝介と新入り晴彦。贔屓客から依頼されて厄介事の解決に乗り出していくが、二人は危険な計画に巻き込まれていく…。三木さんの作品はいつも雰囲気が好きで、今回もいつも通り安心の読後感。ただ、この作品はこれでおしまいと思われるので残念…Posted by ブクログ