新渡戸稲造のレビュー一覧

  • 武士道
    流石に訳が古いので、一度読んだだけでは理解は困難。
    著者の東洋西洋問わずの知識の広さ、深さに感銘を受け、武士道の内容そのものよりも、これだけの優秀な人物が明治のこの時期にいたという事実に何よりも驚かされる。

    武士道は、孔子、孟子といった中国思想家の考えをベースにして、日本固有の道徳観がかけ合わさっ...続きを読む
  • 武士道
    外国人のために日本人の礼儀正しさはどこからくるものなのか解説された世界的ベストセラーです。

    本当は子どもの頃、親から教えられて根付いていた筈なのに、歳をとる毎に葛藤しながら摘み取ってきた事を改めて取り戻せたような再確認とその先を深く考える一冊でした。

    外国の政治家や軍人がこの本を読み周りに広め、...続きを読む
  • [新訳]一日一言 「武士道」を貫いて生きるための366の格言集
    おごらず、真心を忘れず、己を強くもって生きなさい、というようなことを、一日一言ずつ教えてくれる。こういう本は一気に読まずに時間をかけて少しずつ読んだ方がよさそうだ。
    2017/10/19
  • 武士道
    武士道=昔の日本人の精神性。と一口に言い切れないところが難しい。昔の日本人の一割も武士はいなかったからである。そこが宗教とは違うのかな。でもたまに日本人らしさが顔を出す。
  • 現代語訳 武士道
    義・勇・仁・礼・信(誠)・名誉・忠義

    武士道の基本となる考えを、新渡戸稲造が外国人向けに解説している。
    現代のにジネス社会において、上記の点が薄れてきているが、武士道の考えにたち返ろうという主張をしているのではなく、日本人の道徳教育の根幹にある部分を論じた書籍である。
    時代背景とともに理解するこ...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    岩波新書の同書を持っていたが馴染みにくい訳のため手に取った。

    内容は大部分が頭から抜けていた。武士という言葉からストイックなイメージが強かったが、それよりも思いやりや礼節といった他者に対しての心遣いにも多くページが割かれている。英語の副題がソウルオブジャパンとなっていることにも頷けたが、果たして今...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    「葉隠」から如何に美化されて「武士論」になったか。
    「武士論」が如何に曲解されて、戦前の「大和霊無敵論」になったか。
    「武士論」と「国家の品格」が如何に繋がるか。

    面白い。
  • 現代語訳 武士道
    古典的に話題になっている本は、目を通しておきたい、って思ってもなかなか数も多くて・・・学生時代にいかにさぼってしまっていたかを反省するばっかりなんだけど。大体開いたこともないから、現代語だろうが、明治の言葉だろうが同じなんだけど!

    とはいいつつも「現代語訳」ってのが手に取るきっかけになったのは確か...続きを読む
  • 武士道と修養 折れぬ心を欲する者へ
    日本古来の武士道の精神は日本人の心の奥底に生きているだそうだ。 本当だろうか、こんなへなちょこであっても強弱な精神力の精神を持った武士道が生きているのだろうか? さむらいが日本から居なくなって久しいが気骨のある日本人がまだこの日本に生息しているのだろうか? この本を読んでいるとある面では時代のギャッ...続きを読む
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える
    ■全体として何に関する本か
     本書は新渡戸稲造氏が、1908年から1912年までの間、雑誌「実業之日本」の中で、働く青年向けに連載していたものを纏めて本にしたものである。本書が現代語訳され再度出版されることになったのは、東日本大震災という危機を多くの若者達に乗り越えて欲しいという願いによるものである...続きを読む
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える
    明治の教育者の言葉を有難く頂戴する。逆境に不平を言わず、順境におごることなく、まあ十年待て、という。決意は簡単であり、継続こそ難しい。大きなことを言わず、コツコツと継続せよ。
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える
     新渡戸稲造の「修養」と「自警」を編集した本。今まさに自分は逆境にいると思っているので、心にくるものがあった。昔のひとだけれど、言っていることは今でも新しく聞こえる。徳という言葉を聞いたのは高校の古文依頼だけど、大人になった今こそ思い出すべき言葉だと感じた。


    以下心にきたフレーズ


    青年が学校...続きを読む
  • 親子で読める[マンガ]武士道入門
    予想以上に子供用であり
    全く知識の無い人以外は大人には向かないと思われる。

    かなり噛み砕きわかりやすい分
    事実からは微妙に逸れている部分もある気がする。