新渡戸稲造のレビュー一覧
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かなり難解。海外の文学や哲学をかじっていないと完全に内容を理解するのは難しいと思います。(私も良くわかりませんでした)
新渡戸稲造の洞察力の鋭さと視野の広さは一読しただけで感じられると思います。Posted by ブクログ -
英語で書かれた武士道の翻訳版。武士道がどのようにして生まれ、影響を及ぼしてきたかを解き明かす。キリスト教の代わりに日本には武士道が道徳・倫理の柱となっていた。武士以外の日本人の支柱は何だろう?Posted by ブクログ
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日本人として生まれ育ったが、現代において日本人として自国の伝統、価値観は他者へ説明できない事に気付きこの本を読んでみた。
これまでの日本の発展を支えたのは、まさに武士道の精神が流れていた「人の力」だと思う。グローバル化が進む今こそ、この本を手に取り日本人としての価値観を考えるべきだと思う。Posted by ブクログ -
武士道等を著した明治の人、新渡戸稲造の語録集。
意外にも新渡戸稲造はキリスト教を信仰していていた。
しかし持っている人格は何とも明治の人格者らしい。
本書は逆境に陥った人を温かく励まし、順境の人を戒めるような内容で、苦しいなと思ったときに紐解くと良いかなと思った。
いいなと思ったこと
逆境に陥...続きを読むPosted by ブクログ -
「人の幸不幸は、その人の心の内にある」境遇の順逆は、心がけ一つでいかようにでもなる。逆境にあっても心がけ一つで一条の光明が発見出来る。その通り!!Posted by ブクログ
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新渡戸稲造の作品から抽出された評論集のようなもの。
徹頭徹尾、自分が物事に対してどう向き合うか、という姿勢に貫かれている。
そういえば銀座教会に新渡戸稲造直筆の額が飾られていたのを思い出した。
"Be just and fear not"(静を守って恐れることなかれ)
逆境にあるのは神が自分を...続きを読むPosted by ブクログ -
新渡戸先生は、博学であるだけではなくおもしろいのだ。古今東西の箴言を紹介しながら、ぐいぐいと読ませていく。おかしい小話もたくさん。沙翁はシェークスピアだったのか。
先生は現実をみつめながらも、非常にポジティブである。理想とはなかなか手が届かないから、われわれは理想に向かって走り続けるのであるから、...続きを読むPosted by ブクログ -
元々英語で書かれた本であることも知らなかった。彼がキリスト教徒であることも知らなかった。(全く無知) 読後の感想はうまくつぶやけないけど、正しいこととは何かを考えて行動しなきゃいかんことは改めて感じた。できていなかったこともいっぱいある。Posted by ブクログ
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■逆境
1.自分の思い通りにならい時(逆境)には、天から授かった「運命」と、自分自身に原因がある「自業自得」の2種類がある。
2.逆境に陥った時、これを避けたり防いだりするこは悪い事ではない。だが、僕はむしろこれを善用することを勧める。つまり、逆境そのものを、精神の修養に役立てるのである。Posted by ブクログ -
新渡戸氏の「自警」「修養」の記載を纏めたもの。私心を持たず、大局的な視点を持てというのが彼の一番伝えたかったことであろう。これ程までの大局観を持てるかは疑問だが、目指すことは自分にも出来るはず。Posted by ブクログ
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昔の人は良かった。新渡戸稲造のように、人の在り方を問う言葉を吐いてくれる人いたから。今は何を自身のバックボーンにして世の中を生きていけばよいかわからない時代だと思う。小手先のテクニックを使ってうまく生きる方法を書いた本は多くあるが、またそういう本が売れているのも事実だが。報酬以上の務めとういう章にこ...続きを読むPosted by ブクログ
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新渡戸稲造さんの英文を日本語に訳したもの。日本人を西洋の人たちに説明している、興味深い本。現代人のブレブレな生き方に対するアンチテーゼでもあったり、内弁慶的な日本人気質の大元を辿るようなむず痒さもあったり。Posted by ブクログ
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・武士道にとって最も大事なことは、義。つまり、卑怯な行動や不正な行為を憎む正義の概念。
・勇、はその義を実行すること。知識は実践することが重要であり、知識のための知識であってはいけない。Posted by ブクログ -
「武士道」というと21世紀を生きる自分とは関係のない歴史上の概念と思ってしまいがちだけれど、その内容は特に目新しいものはなく自分が普段から意識しているものばかりで、改めて自分は日本人なのだなと感じた。Posted by ブクログ