新渡戸稲造のレビュー一覧

  • 武士道
    日本人の考え、古くからの道徳心を、新渡戸稲造がわかりやすく外国人のために書かれた英語の本を、日本語訳された本だったから読みやすかった
  • 武士道
    ・・・「あなたのお国の学校には宗教教育はない、とおっしゃるのですか」と、この尊敬すべき教授が質問した。「ありません」と私が答えるや否や、彼は打ち驚いて突然歩を止め、「宗教なし!どうして道徳教育を授けるのですか?」
    ・・・私は、私の正邪善悪の観念を形成している各種の要素の分析を始めてから、これらの観念...続きを読む
  • 武士道

    新渡戸稲造さんが日本人の伝統的精神について、外国人向けに書かれた本作。聞きなれない言葉が多く、わたしには少し読みにくい箇所がいくつかありましたが。。。
    平成生まれのわたしでも共感できるところがいくつかありましたが、時代劇などを見ていても感じることですが、本当に同じ日本人なの?と思う箇所もたくさんあ...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    言葉にできない日本人の当たり前を、私たちの名誉を守る言葉遣いで丁寧に表現してくれていてそこがとても好き。「つまらないものですが〜」という言葉の真意を説明する件がとくに共感。筆者自身も言ってるこの本の特徴として、武士道精神を外国の似たようなものとひたすらに比較してるんだけど、一部に日本人特有の気質を除...続きを読む
  • 武士道
    無駄な余談に走ることがなく、武士道という漠然としたものをキーワードに分けて定義付け。そして、ビックリするほど理路整然として客観的な見解!不安げにあたりを見回す読者に対してスマートにエスコートしてくれるジェントルマンに見えてきてしまった。

    加えて日本だけでなく、海外の学者や聖書の言葉まで引用しており...続きを読む
  • 武士道
    日本人には宗教がないわけではなく、武士道という精神がある。武士という職は無くなったが武士によって培われた精神が現在も日本人の根底にあるということが分かった。日本文化についての気づきがある良書。
  • 武士道 いま人は何を考え、どう生きればいいのか
    2021/09/09
    道徳が価値をなさなくなった、などと耳にすることがある。果たしてそうだろうか、と考え直す契機となる一冊だ。
    新渡戸稲造が生きた時代は、現代同様に大きな荒波に揉まれるような状況にあった。そんな中で彼は「武士道」について、多様な西洋思想と比較しながら検討した。
    訳版ということもあり、...続きを読む
  • 武士道
    日本人の精神の根底にあるものの一つが武士道なのかなと読んで思った。武士の生き方から武士が社会に与えた影響、今にもつながる武士道の教えが書かれていた。まだ消化しきれていないが、日本人の心の一部を改めて考えることができる本だった。
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える
    震災後に編まれた本ですが、コロナ禍の今、特に役に立つと感じた金言が多くありました。

    意外だったのは、新渡戸先生の時代は、貯金することや健康を省みることが、軽んじられていたようで、これらの大切さについても切々と説いておられます。

  • 武士道
    新渡戸稲造1899年M32米国発表。日清戦争で眠れる清国に勝利したが未だ西洋から幼稚で野蛮と思われていた日本を武士道を通して正しく理解させようとした本書。武道鍛錬、禅、和歌、茶道、儒教を学び銭勘定を嫌い「仁、義、礼、智、信」義の為なら死ぬことさえも恐れない勇猛果敢なフェアプレー精神で知識と行動を
    ...続きを読む
  • 武士道
    長く色々と書きたいのですが簡潔に。
    大河ドラマをきっかけに読みました。

    「青天を衝け」を観ていると、その中で理解できない場面が多々あった。自殺行為の計らいに強く志願する青年たち。「大義のために死ぬことは本望だ」、その心が私にはピンと来なかった。その他にも、武士の上下関係や絆、武家の姫の振る舞い等、...続きを読む
  • 武士道
    義、勇、仁、礼、誠、名誉
    日本の武士道たる考え方は、
    海外の宗教で学ぶ教育基盤の様です。
    ベースとしては、やはり儒教のエッセンスが入っているようです。
    日本人の文化としても改めて学べて良かった。
  • 武士道
    自分にとって、わかるような、わからないようなものである武士道が、200ページ程度で簡潔に説明されている。
    納得できる内容もあれば、そうでない部分もあるが、内容は普遍的で、時代が変わっても学べる項目が多い。

    ◾️義は人の道なり
    ◾️義を見てせざるは勇なきなり
     勇気の精神的側面は沈着、すなわち落ち着...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    余談ではあるが、最近1860年前後に興味がある。
    小松帯刀に興味を持ち始めたのがその発端である。

    これについて書き始めると本書の感想から外れてしまうのでやめておくが、その中で文久2年(1862年)あたりに特に興味を持ち始めていたところで、新戸部がまさにその年に生まれたのだというところでさらに興味を...続きを読む
  • 武士道
    以前現代語訳版で読んだが、今回はなかなかに理解するのが困難であった。言葉自体が難しい為、辞書と共に読み終えた。

    しかし、こちらの方が現代語訳版よりもより著者の考えを感ずる事が出来るような気がした。

    日本人の道徳感はどのように醸成されてきたのか。宗教教育のない日本で道徳はどう教育されるのか。

    ...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    名著。
    「日本の学校で宗教教育がない。それでは道徳教育はどうやって授けるのですか」。この質問に答えるべく書かれたのが本書だ。新渡戸稲造は、自分の正邪善悪の観念を形作る様々な要素を分析し、それらの観念は「武士道」に基づくものだと気がついた。
    武士道には源泉がある。
    ・仏教
    ・神道
    ・儒学
    いわゆる宗教...続きを読む
  • 武士道と修養 折れぬ心を欲する者へ
    武士道と修養 新渡戸稲造 実業之日本社
    折れぬ心を欲する者へ

    稲造さんとこの武士道が英文に寄って生まれた経緯から
    日本を含む多くの国で翻訳された時代背景なども
    写真入りで紹介されています

    この本は新渡戸稲造による武士道と修養の二冊の本を
    克己(こっき=自分の欲望や邪念にうちかつこと)を
    切り口に...続きを読む
  • 武士道
    義・勇・仁・誠・礼・忠義・克己など武士道として大切な事柄を、欧米に向けて古今東西の博識を披歴しつつ説いた名著。日本語訳を手掛けたのは敬虔なクリスチャンであった矢内原忠雄氏。現代日本において吹き飛んでしまったようにも思われるこれらの精神だが、きっとどこかのDNAには残っているはずで、私たちはこれらを呼...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    昔の5千円札の新渡戸稲造さんの本。100年以上前に英語で書かれたものを日本人が翻訳している。明治時代にこれだけの内容の事を英語で外人に紹介できているのはすごい功績である。太平洋戦争の特攻隊も、この武士道の教えを曲げて正当化して解釈している部分もありそうだ。これを指示する支持しないは関係なしに、この武...続きを読む
  • 逆境を越えてゆく者へ 爪先立ちで明日を考える
    第4章 四つの力を貯蓄する
    金銭の貯蓄、体力の貯蓄、知識の貯蓄、徳の貯蓄。
    非常にためになりました。
    特に体力の貯蓄は、今まさに体力が落ちて気が滅入っていたところなので、なるほどと思いました。
    徳の貯蓄、実践したいと思います。

    第5章 臆病を克服する工夫
    弱点の自覚から起きる気弱 。
    自分の最善を...続きを読む