新渡戸稲造のレビュー一覧

  • 現代語訳 武士道
    こういう本だったかな、完全に忘れてました。
    今となってはちょっとミスリードする表題という気がする、懐古の観点はほぼないと思いますし。
    色々読んでいて感覚が違うところもあろうかと思いますが、義理とは義務という指摘は新鮮、かつ一番響く。
    言い換えれば不義理は義務の無視・放棄とも言え。
    不義理は本当にいけ...続きを読む
  • まんがで人生が変わる! 武士道 世界を魅了する日本人魂の秘密
    自分なり武士道をまとめてみよう。
    新渡戸稲造が1899年に出版。仏教や神道、儒教それぞれの考え方をイイトコどりしたもの。鎌倉幕府成立以降、封建制度に基づき、約700年弱(1876年廃刀令が出る)に渡って国として上手くやっていくために培われた教え。
    7つの徳目からなる。すなわち義、勇(この2つは武士道...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    禅、儒学と武士道の関係性をそれとなく理解。弓と禅、葉隠などとセットで読むと理解が深まる気がする。これきっかけに葉隠入門を読み直し、むしろそっちにハマった。
  • 武士道
    私は、「礼」の章がとても好きです。
    非常におかしいと思えることも、相手を思ってのこと。
    贈り物を渡す時の欧米と日本の台詞の違いは、改めて理解できた気がします。
    今の日本、そして日本人のどれほどの人達が良きにしろ悪しきにしろ、武士道の心を持っているのでしょう。
    私は嫌いではありません。

  • 現代語訳 武士道
    この時代の日本人の良さがほとんどなくなってしまったのは悲しい。でも、日本人のなかに武士道がきっと少しは残っているんだろう。
  • 武士道
    高校生の時に文学で幕末を何度も駆け抜けたちょっとイタめな私は読んだと言うのですが、日常からの逃避を文学と映画と音楽で埋め尽くされて俗化した今の私はそうだったっけ?と言ってしまうぐらい内容は覚えてないし、だいぶ難しかった記憶だけあるのでスネが攣りそうなその背伸びも受け止めます。
  • 武士道
    岩波版に比べると読みやすい文章になっており、自身の道徳の基礎に「武士道」があることをぼんやりと確認出来た。
    ただ、内容が思った以上に深く、かつ、発散していて、一回読んだだけでは理解しきれなかった。
    繰り返し読んで、理解を深めたい。
  • 武士道
    自分の頭が悪すぎて難しすぎる。笑

    すごく心に刺さった言葉。
    「じっさい日本人は、人性の弱さが最も酷しき試煉にあいたるとき、常に笑顔を作る傾きがある。-中略-逆境によって擾されしとき心の平衡を恢復せんとする努力を隠す幕である。それは悲しみもしくは怒りの平衡錘である。」

    失敗した時、焦った時、逃げた...続きを読む
  • 武士道
     かつて五千円札の肖像となっていたことで有名な新渡戸稲造。そしてこの『武士道』も国際的に有名な作品ですね。少なくとも名前は結構聞きますよね。

     こちら、一言で言えば、日本人論です。もっと詳細に言えば、日本人の道徳論です。
     明治の開国以来、それまで明文化されていなかった日本人道徳論を文字に表した初...続きを読む
  • 1分間武士道
    武士道の本は入りづらいと思っていました。
    1ページ1分前後で読めるように構成され、各ページごとに要約もされているので非常に読みやすかったです。

    著書の中で、紹介されていた本を次は読んでみようと思います。
  • 武士道
    日本古来の武士道の精神を学ぶべく本書を手に取った。武士道は、仏教の禅の考えを基本としており、
    武芸を超えた思想の領域を知るには、瞑想により達することを学んだ。
    義、名誉、刀、礼などに関する考え方が武士道に通ずる項目として書かれていた。
    切腹の作法も書かれており、表情を変えずに極度の冷静な死は、武士と...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    武士道について日本人が論じた有名な古典『武士道』。グローバル化が進む世界の中で、日本人の起源はどこにあるのか知りたくて読んでみた。
    古典であるにもかかわらず現代語訳のおかげでスムーズに読み進められた。
    この本を読んでみて、武士道が既に失われてしまったこと、日本人は武士道を取り戻すべきだという原理主義...続きを読む
  • 武士道
    大学の頃、憧れていた人から誕生日プレゼントとして鞄の中に隠されていた武士道。がんばって(授業中に)読んだけど当時はサッパリ分からなかった。けど、なんとなくかっこいいような気がした。
    とりあえず外国で英語版を購入して、今度はその人の誕生日にプレゼントした、淡い思い出の作品(誕生日パーティの帰り、こっそ...続きを読む
  • 武士道
    うーん、、、難しい。仕事帰りの電車で読むたびに眠ってしまった笑
    こういう本を読んで、味わえるような力をつけていきたい。

    ただ、明治の時代に、この文章を英語で書いたことには感服である。
  • 武士道
    難しい!!眠くなる!!
    でも、言いたい事は分かったので満足。
    武士の精神やそれに伴う慣しは読んでて面白かった。

    『東のエデン』のノブレスオブリージュはここからきてるのかなー、とか。
  • 1分間武士道
    昨日と他人は変えられないが、明日と自分は変えられる!
    人をとがめず、我が誠の足りないことを反省せよ!
    学んできたことに用はない、してきたことだけを言え!学問よりも実践が大切!
    武士道は、権力とビジネスを分離した!
    以心伝心のカギは共感にある!
    無知が傲慢を生む!
    自分のことは控え目に言い、他人の誇張...続きを読む
  • 修養 自分を磨く小さな習慣
     新渡戸稲造といえば1代前の5千円札の人物です。
     国際人として知られ、晩年では太平洋戦争の回避に奔走しましたが、道半ばで病没した悲劇の人でもあります。
     本書はその新渡戸稲造が残した自己修練の指南書とも呼べるもの。

     個人的に、今の時代にあってこの類の思想書は異彩を放っていると思います。
     なん...続きを読む
  • 修養 自分を磨く小さな習慣
    修養とは、肉体を制御し、心を養うという意味。
    ・志を立てることは簡単であるが、最後までやり遂げることはとても難しい。
    やり遂げるためには、簡単なことから始めて継続することが大切。
    ・克己心を磨く。まずは情欲を制するために、何の情が自分の敵であるかを見極め、次にそれを克服するという手順が必要。また克服...続きを読む
  • 現代語訳 武士道
    武士道と生きてきた日本人たちのの実例集
    日本人が何を大事にしてきたか、それらをどう発揮してきたかを実例を交えながら解説している。
    西洋の文化から見ると異様な光景でも、東洋の考えではよくあることだし、
    深く考え本質を探れば似た要素もある。
    武士道の要素を解説する中で、いろんな西洋圏の人の本を持ち出しな...続きを読む
  • 武士道
    (01)
    奇妙さがあり面白い。それは不気味さといってもよいかもしれない。
    キリスト教と近世以前に由来する日本の武士を無理にでもくっつけてみるとこうなるよ、という接合面に著者の際立つ個が示されている。つまり、著者が説明する武士の徳性からすれば本書を著す必然性はないし、著者が信ずるキリスト教からすれば、...続きを読む