長岡弘樹のレビュー一覧

  • 週刊ビッグコミックスピリッツ 2022年52号【デジタル版限定グラビア増量「新内眞衣」】(2022年11月28日発売)
  • 殺人者の白い檻
    刑務所から運ばれてきた急患は、両親を殺害した死刑囚。
    手術後もこの喋らない死刑囚とリハビリを通して向き合うことにより、真実が明らかになる。
    再び、メスを握ったとき…。

    久しぶりにページを捲る勢いが止まらなかった。
    医師でなくても決断を迫られることはあるが、命においては、医師ほど課せられるものが多い...続きを読む
  • 殺人者の白い檻
    真犯人は想像つきながらも、最後まで気になって見逃せなかった。

    ミステリー系の推理の工程が苦手に感じてたけど、この作品は最後まで楽しく読めました。
  • 殺人者の白い檻
    尾木敦也45歳は明浄会Y病院に勤める脳外科医です。
    同じ病院で妹の菜々穂も看護師として働いています。
    菜々穂は理学療法士の村主叡輔と交際中です。

    尾木兄妹は六年前に両親を窃盗に家に入った定永宗吾により殺されたとされています。
    その定永が敦也の元にくも膜下出血で隣りの刑務所から運ばれてきます。

    ...続きを読む
  • 殺人者の白い檻
     短編ミステリの雄、長岡弘樹さんの長編第2作だろうか。『風間教場』と同様、250p程度で長編としては短めだが、内容は極めて濃密だ。

     優秀な脳外科医である主人公の尾木敦也は、6年前に両親が強盗に襲われて亡くなって以来、スランプに陥っていた。そんな中、敦也は刑務所から緊急搬送されてきた囚人の手術を命...続きを読む
  • 教場2 お試し特別版

    面白い

    知らない世界の話だから面白く感じたが

    正直こんな犯罪者だらけの警察学校って怖いなとも思った。寝る前に読むのはおすすめしない
  • 教場 1

    面白い

    タイトルはきいたことがあって未読だったので試しに一巻を読んでみた。

    予想以上に面白い!!警察にいいイメージはないけれど警察学校の中身に触れる機会はないので刺激になりました。
  • 119

    119

    警察学校を描いた小説『教場』で有名な著者の作品。

    この作品は、タイトルからも分かる通り、警察ではなく消防を描いている。ただ、その内容は、『教場』と同じように単なるヒーローものではなく、消防官を一人の人間として描いており、日々の葛藤に深く切り込まれていることが興味深い。

    消防官を描いたヒーローもの...続きを読む
  • 本格王2022
    みんな良かったです!
    読んだことのない作家さんのお話は興味深く、次に読む本をどれにしようかな~、と迷ってます!
  • 陽だまりの偽り
    短編集

    生活してれば大なり小なりの窮地に追い込まれることは普通にある。
    なんとか誤魔化せないか?責任転嫁出来ないか?主人公たちも窮地に立たされて心が乱れ、なんとか凌ごうとアタフタする。
    けれど冷静になって考え直した時に、自分がとるべき道だったり、今まで気付けなかった事が見えてくる。各短編のラスト…...続きを読む
  • 猫はわかっている
    猫にまつわる7編の短編。それぞれに猫の特徴をよく捉えている作品たち。

    阿部智里さんの『50万の猫と7センチ』は、タイトルからはどのような内容なのか全く想像できなかったが、一匹の茶トラとこの猫に関わりを持つようになった一家の物語は、これはもしかしてドキュメンタリーなのかと思えるほどにリアリティがあっ...続きを読む
  • 教場 1
    ドラマもかっこよかった警察小の説コミカライズです。教官がセクシーすぎます。

    警察学校の警察官の資質に欠ける者をはじき出し方には驚かされました。
  • 教場 1
    ドラマ観てたからか、風間教官はキムタクにしか見えない!いやむしろ木村さんが風間教官に寄せてるのかな。 風間教官の凄味に引き込まれていく感じ。       警察学校はふるいにかけられるてるって、大事なことかも。実際変な人が出てくる。こんな奴が警察官として社会に出なくて良かった。
  • 幕間のモノローグ
    教場の俳優バージョンなのだろうけど、終盤で煙に巻くようなカラクリが露見し、肩すかしをくってしまうかのように終ってしまう。アクターズスクールの生徒さんが登場してくるが唐突な感じで混沌としたストーリーなのだが心ひかれてしまった自分にびっくり。長岡ワールドの虜となってしまったのだろう(笑)
  • 巨鳥の影
    *生活のなかで、ふとした心の隙間に忍び込む殺意や悪意が、蟻や、鳥、魚、犬、プラナリアなど、さまざまな生物と絡んで事件が発生する。のぞきや、泥棒、殺人など、犯罪の背後にあるドラマを描き、謎解きだけではないミステリーの魅放つ放つ。その根底には温かなまなざしと伏線のしかけがめぐらされている。心の揺れや、ゆ...続きを読む
  • 傍聞き
    『プロフェッショナルだって、人間だもの』

    救急隊員、刑事、消防士、更生保護施設長を主人公にした4編の短編集。それぞれ、その道のプロだが、プロ意識と人としての弱さの葛藤の中で、難題を解決していく。長岡さん初読みだったが、人情溢れるミステリーに惹き込まれた!
  • 巨鳥の影
    静かに忍び寄る殺意。ハッとするようなトリック。8篇ともに、冷静に計算された伏線と人物の抜かり無き行動力、ふと覗かせる人間性がバランス良く融合した作品だった。
  • 巨鳥の影
     連作ではない短編集は久々だろうか。帯を見ると、短編ミステリの旗手・長岡弘樹さんの最新短編集は「生き物」が共通の括りらしいのだが?

     最初の表題作「巨鳥の影」からびっくり。巨鳥だと思ったものの正体は…。彼はどこで知ったのか。素晴らしい文化をこのように悪用するとは。「死んでもいい人なんて」いないと言...続きを読む
  • 風間教場
    ドラマを先に見てしまったので、設定がドラマと違う部分が多々あり。でも、それはそれで楽しく読めました。

    校長先生が随分と個性的な方で……。1人でも卒業できない人がいたら、風間教官はやめなくてはならないって、そんな事、できるのか?みたいな感じです。
  • 教場 1

    あえてマンガで読む意味

    キムタクがあれだけ好演したドラマ化済み作品を今更コミックで読む必要があるんだろうか、と思いながら読み始めたものの、1話を読んだあとに2話を読むと1話を読み返したくなる構造を持っていて、すぐに読み返せる点で映像より便利だと気付いた。まあ今は昔より巻き戻すのも簡単なんだけどね。マンガでページを戻すのはも...続きを読む