長岡弘樹のレビュー一覧

  • 新・教場
    安定した面白さ。警官になるのがこんなに大変だなんて!(かなりフィクションなのだろうが)教場シリーズを読んだ後は、いつも交番お巡りさんをリスペクトの目で見てしまう。
  • 教場0 刑事指導官・風間公親
    教場シリーズだったから買った一冊。

    新人刑事を指導する話だった。
    連作短編の小説

    どの話も新人刑事が自分で考えて事件解決に繋がっているのは良かった。

    「教場」、「教場2」の前の話で鬼教官誕生までの事も分かり謎が一つ減った。

    終始緊張感があるから話が暗いイメージがあったが、どの話も楽しめた小説...続きを読む
  • 風間教場
    シリーズ第4作目。
    まず素朴な疑問としてタイトルが「教場3」ではなく何故「風間教場」なのかと思った。
    次に「一人も退学者を出さない」という無理ゲーのお題。いくら小説とはいえ現実では20~30%の退学者が出るという中で、無理があるのではないかという設定の違和感。
    だがこれらの疑問や違和感は最後まで読む...続きを読む
  • 緋色の残響
    強行班の刑事羽角啓子と中学生の葉月との母子が協力して、身のまわりに起こる事件を解決する連作短編集。
    このふたり『傍聞き』でも登場しているらしいが、読んだのは10年前なのですっかり忘れていた。
    5編からなるが、やはり題名の「緋色の残響」が出色。
    葉月が、刑事の母親顔負けのテクニックで犯人を落とす。
    ...続きを読む
  • 新・教場
    一気に読めた。単純に面白かった。ドラマの場面がどうしても重なってしまったけれど。人間の心理に興味深くなった。
  • にらみ
    いぶし銀の技みたいなミステリー。
    やけど、経験値の高い技みたいな感じなので、分かりやすいかと言われれば、…やけど。
    短編集やから、ええけど、長編で、この技掛けられるとキツいかも?
    そんな余韻の残る感じの短編集。
    関連性は、ゼロやけど、趣向は同じような感じで、遠回しに「あっ!」ってなる。
    ほんまになる...続きを読む
  • 新・教場
    キムタクのインパクトが強すぎて、文面から終始彼の声が立ち上ってきていた。ハマリ役とはこんな感じなのだろう。
    尾凪助教が今回は完全に主役。緩急を相合わせいいところを全て持っていったように思う。ドラマ化するとキャストは?内容とは別にそんな思考がずっと頭を駆け巡っていた。今回も短編とはいえ様々な学生がいて...続きを読む
  • 球形の囁き
    長岡弘樹の最新作は、刑事の母と新聞記者を目指す娘の成長と共に一緒に事件を解決するシリーズの続編で短編5編の構成でした。
    どの話も母と娘の洞察力しまいには孫も凄い頭が良く、3世代で事件を解決していく様が非常に面白かったです!
    また続編に期待したい作品ですね!
  • 球形の囁き
    敢えて違和感アリの設定を承知で理系トリックを生み出した短編集といえる。犯行動機や人物の心境、トリックには略、満足。菜月の成長の速さには一驚を喫したが、大人の彼女も母と仲良しで安堵した。
  • Jミステリー2023~FALL~
    2023.10.28
    このアンソロジーはいつも待ち遠しい。
    ただし、さいごの宮内悠介の作品は音楽をプレイしたり、レコーディングの意味を知っている人にはすぐに推察できるネタだとワタシは感じた。ネタバレではないと思いますが念のため。
  • 殺人者の白い檻
    面白かった。。

    長岡さんの作品は初読。
    なんだろう この読後感。
    ミステリー 犯人は中盤ですぐに分った。
    最後 やたら引っ張るなぁ と思っていたら、、、
    最後の一行にやられた。
    こんなに最後の最後にやられたのは、東野圭吾さん以来かも。
    そして読後感がよい。
    読んでよかったです~。
  • 巨鳥の影
    星新一流のシニカルな短編、サスペンスミステリーで
    けだるいモノローグで描写も簡潔だけど物語に誘い込む力が強い、刑事が真相に気が付いても・・・「何もせんのかい!」と突っ込みたくなるぐらい淡々と終わるw
    陰湿男、蟻の借用、片付けられないコボレタ砂糖なんて、ホームズ物で得意げに謎をひけらかされた気分
    マザ...続きを読む
  • 球形の囁き
    『傍聞き』のシングルマザー刑事啓子と中学生だった一人娘の菜月が主人公。菜月が高校生、大学生、そして社会人と成長し、それぞれのj時代に遭遇した事件を描く。張り巡らされた伏線と母娘の見事な推理に感嘆しつつ、短気で先を急ぎたい僕には...。
  • 傍聞き
    なんとなくノスタルジーを感じるような短編集でした。心理描写も巧みで消防の話は意識しない人間の嫌なところが出ていると思いました。
  • 球形の囁き
    シングルマザー刑事の啓子と、一人娘の菜月。

    新聞記者になることが将来の夢だった小六の菜月が高校生、大学生となり、そして夢を叶え、結婚して出産まで!!
    展開が早すぎて驚くわ!!
    このままシリーズが続くのかと思っていたのに、その気はなさそう?w

    ところでタイトルにもなってる「球形の囁き」だけど、こん...続きを読む
  • 球形の囁き
     刑事の母・啓子と、一人娘の菜月のコンビが帰ってきた。前作『緋色の残響』と同様、全5編でボリュームは控え目だが、今回も短編ミステリの雄らしい内容だ。

     前作では菜月は中学生だったが、本作では、高校生、大学生、社会人、そして母と、菜月が成長していくのが大きな特徴になっている。当然、菜月とともに啓子も...続きを読む
  • 緋色の残響
    名刑事の妻は名刑事、でもその娘は?(´・ω・`)
    シングルマザーで刑事の娘は身の回りのコトも自立し
    観察眼も推理力も母親譲り、自然と身の回りで起きる
    事件のキモを見逃さず解決へ導く・・・中学生の周り
    で事件なんてサホド起きないって?観察不足じゃね?
    5つの短編でテンポが良いダケではなく細かな伏線が
    ...続きを読む
  • 本格王2023
    1 今村さん
    別の本は途中読むのを辞めてしまったが、
    こちらの小説は面白い。
    どんでん返し

    2結城さん
    面白い、なるほど。こんな言葉だったのか。っと思いました。

    3潮田さん
    うーん、
    まずは、文章の書き方が読みづらい。

    4矢樹さん
    面白い 自業自得だった。

    5荒木さん
    面白い

    6白井さん
    ...続きを読む
  • 風間教場
    ドラマと違い、やっぱり原作の方が風間の人間性や思考がよくわかる
    1と2作目と違い、生徒より風間自体を主体に書いてあるので新たな読みごたえが加わってた気がする
  • 傍聞き
    どんどん悪い方に考えてしまう心情と、
    多くは語らないけれど、しっかりとした想いに基づいた行動のすれ違い。
    そこが繋がったときに生まれる納得感。

    ミステリであり、人情小説。なるほどなと思いました。