西村京太郎のレビュー一覧
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ネタばれになってしまいますが、
別作品で私立探偵の橋本を知っている人は、犯人の除外ができます。
若かりし頃の橋本を知れ、別作品でちょくちょく登場する私立探偵
の橋本と捜査一課の信頼関係の背景がわかり、より十津川シリーズ
に入り込めます。
初十津川シリーズとして読んだとしても十分面白い作品です。 -
はじめにこの作品には双子を用いたトリックを使用しますと宣言されていたのにも関わらず、見事に騙されました。
是非とも手に取って読んでほしい作品。Posted by ブクログ -
『十角館の殺人』より先にアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品の名作があると知って、この本を読みたくなった。
本編が始まる前に著者自らが「メイントリックは、双生児であることを利用したものです。」「これでスタートは対等になりました。では、推理の旅に出発して下さい。」と記してい...続きを読むPosted by ブクログ -
『この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。』
これが、本作の書き出しである。
このような文があったからこそ、「双生児」という言葉には注意を払って読み進めていき、何となくではあるが先を予想出来たつもりだった。
だが、物語の所々に残った「疑問」を甘く見過ぎでいた。
本作は...続きを読むPosted by ブクログ -
この推理小説、山村美紗の「未完の遺作」で、一昨年他界しました西村京太郎氏によって完成しましたね。主人公の「早川明子」と言う女性は三年近く、それも「結婚」を前提としてある男性と交際していましたが、ある日突然、「愛がなくなった」と言われて振られてしまい、「細川和也」と言う「ハンサムな男」にプロポーズされ...続きを読む
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この推理小説、十数年に故・渡瀬恒彦氏が主人公の「十津川警部」を演じるTVドラマになっていまして、伊東四朗氏が「亀井刑事」を演じるいましたね。何者かに誘拐されました息子を救出しようとして「特急おおぞら」に乗車しました亀井刑事が乗車中に何者かに睡眠薬を飲まされて眠りから醒めた時に「血まみれのナイフ」を持...続きを読む
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【神作、完全にだまされました】
一卵性双生児であることを利用したトリック。しかしこのトリックが強盗事件だけでなく、連続殺人のトリックにも使われていたとは全く想像できなかった。完全にミスリードに引っかかった。また犯人の動機も「良いことも悪いことも何もせず、ただ生きているだけの現代人」を批判する(個人的...続きを読むPosted by ブクログ -
結構真相部分はディープなものに
つながっている作品。
だけれども犯人さぁ…あまりにも短絡すぎなの。
そう思うんだったらもっとやりようがさ
あったんじゃないの?と正直思いますね。
それ故に評価は分かれる作品です。
新婚十津川氏が見られる稀有な作品。
晩婚なのはある事情があるからです。
(これに関し...続きを読むPosted by ブクログ -
伊豆下田で消えた友へ
お座敷列車殺人事件
箱根を越えた死
殺意を運ぶあじさい電車
恨みの箱根仙石原
の5作品です。
イッキ読みです。
ブグログのバーコードで検索した所、本棚に入って無くて読みました。読んだ作品もありましたが、楽しく読めました。
西村京太郎を越える旅情ミステリー作家は、今後出てくる...続きを読むPosted by ブクログ -
道後温泉で死んだ女
黒部トロッコ列車の死
城崎にて、死
恐怖の清流 昇仙峡
下呂温泉で死んだ女
の5作品が載っています。
イッキ読みです。
鉄道と温泉が切っても切れない作品です。西村京太郎作品は何年、何十年経っても色褪せない作品だと思います。
(トロッコ列車は可愛いくて、赤い橋をトコトコと渡って...続きを読むPosted by ブクログ -
私が西村京太郎さんを好きになったきっかけの本です。私はそれまで推理小説?は好きでは無かったのですが、これをきっかけに好きになりました。時代背景とかも現代と違って興味深いですし、何より早く知りたい!と思って引き込まれてしまいます。寝台列車復活してほしいなあーPosted by ブクログ
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臨時特急を追え
東京ー旭川殺人ルート
夜の殺人者
越前殺意の岬
の4作品が載っています。
北陸新幹線が来年3月に、金沢から福井県敦賀まで延伸される。生きておられるならどんな作品を描かれるのだろうか?Posted by ブクログ -
幼い頃、西村京太郎先生の小説が家にあり、漢字がある程度読めるようになった時に初めて読んだのが、西村京太郎先生の小説だった。
西村京太郎先生の作品なくして、私の"ミステリ小説好きの人生"は語れないので、落ち着いた時にじっくりと腰を据えて読みたい。
だから、大切にとってある一冊。
追記
読み終わったの...続きを読むPosted by ブクログ -
信濃の死
殺人へのミニ・トリップ
愛と憎しみの高山本線
特急しらさぎ殺人事件
の、4作品が載っています。
鉄道がある限り、色褪せない作品だと自分は思います。Posted by ブクログ -
かなり古い作品だが、今でもそれほど違和感なく読める。現在のミステリでも使われているアイデアがふんだんに見られ、ミステリ好きの日本人なら必読書だと思う。
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⚪︎全485p
⚪︎クローズドサークル
⚪︎「そして誰もいなくなった」を題材とした双子替え玉トリック
⚪︎双子が2組でるところがミソ
⚪︎証拠がなく心理的に追い詰めるラスト
⚪︎サクサク読めて面白いPosted by ブクログ -
西村京太郎による、『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品。冒頭に、「この推理小説のメイントリックは双生児であることを利用したもの」と明かされており、この作品には双生児が登場する。
時間をかけずに一気読みすることができた。注意深く読むことで、トリックを当てることができた。だがラストシーンまでは予想...続きを読むPosted by ブクログ -
この推理小説、あの「阪神淡路大震災」の直前に、しかも正月番組としてTBS系列で放映されましたね。故・渡瀬恒彦氏の「十津川警部」役がとても格好良かったですし、かたせ梨乃さんの「十津川直子」役もとても素敵でした。それにしましてもこの推理小説に推理小説に登場しています「竹内耕三」と言う殺人犯、山本鈴美香先...続きを読む
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1971! でも時代を感じさせないめちゃくちゃ面白い話だった。警察がやられっぱなし過ぎたけど最後がいい。最初の説明もフェアで素晴らしい。お陰で犯人わかっちゃったけど。Posted by ブクログ