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Posted by ブクログ 2024年03月14日
『十角館の殺人』より先にアガサ・クリスティの『そして誰もいなくなった』のオマージュ作品の名作があると知って、この本を読みたくなった。
本編が始まる前に著者自らが「メイントリックは、双生児であることを利用したものです。」「これでスタートは対等になりました。では、推理の旅に出発して下さい。」と記してい...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年03月12日
『この推理小説のメイントリックは、双生児であることを利用したものです。』
これが、本作の書き出しである。
このような文があったからこそ、「双生児」という言葉には注意を払って読み進めていき、何となくではあるが先を予想出来たつもりだった。
だが、物語の所々に残った「疑問」を甘く見過ぎでいた。
本作は...続きを読む
かなり古い作品だが、今でもそれほど違和感なく読める。現在のミステリでも使われているアイデアがふんだんに見られ、ミステリ好きの日本人なら必読書だと思う。
Posted by ブクログ 2023年02月11日
そして誰もいなくなったのオマージュ作品にハズレ無し!!ですねー
50年以上も前の作品ですが、計算し尽くされたお話しで凄く面白かったです(*^^*)
最初のページにトリックまで書いてある凄い作品です
作者にとっても自信の作品なんでしょうねー
全く関係無さそうな事件が重なり、そこからどんどん事件解決...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年01月30日
電車旅行おじさんと思っていたら、まさに本格!星5つです。強盗事件と殺人事件が交差しながら物語が進んでいくのですが、かなり読み進めても着地が見えてこない。先が気になって仕方なかったです。殺人事件の犯人もよくわからない、「メイントリックは双生児であることを利用した」と明言しているところもよく分からぬまま...続きを読む
Posted by ブクログ 2024年01月26日
西村氏の初期の作品で、発表は1971年。
本格ミステリです。
冒頭で、トリックが明かされます。
これは、イギリスの作家ノックスが発表した推理小説のルールに従うものです。
これにより、公平性が保たれるわけです。
また、アガサ・クリスティの「そして誰もいなくなった」に挑戦した作品ということで、必ず先にそ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年09月16日
西村京太郎といえばトラベルミステリーの印象が強すぎて、あまり知られていない気がする超本格物のミステリー。
そして誰もいなくなったそのもので、ワクワクが止まらない。
東京と宮城の二元進行で、2つのストーリーがどういった形で結び付くのか・・・、最後まで見当もつかなかった。
真相解明の際のカタルシスがそこ...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年05月28日
一行目:今から、二十五年前、正確にいえば、昭和十九年八月に、日本のある場所で、二人の男の子が生まれた。
面白いという話は聞いていたけど、本当に面白かった。
現代でも似たようなトリックを知っていても面白いのだから、発表当時は斬新だったにちがいない。
句読点の打ち方が独特で、西村作品だなぁとしみじ...続きを読む
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