佐原ミズのレビュー一覧

  • 尾かしら付き。 1巻
    シリアスな感じではなく、ふんわりしたファンタジー調。
    描かれているのは見た目で判断されることの辛さという
    差別に関することではあるけれど
    柔らかく温かい描き方なので苦しくなり過ぎずに読めると思う。

    先生はじめ親などの大人にはもうちょっと頑張って欲しいところだけれど、
    結構大人は頼りにならなくて”常...続きを読む
  • 鉄楽レトラ 1
    少年がフラメンコ(?)で憂鬱から脱出する青春モノ。この巻で決心がついたばかりだけど先生のなじみの絵柄とうまいコマ送りでテンポよく進む。あのおばあちゃんが孫の話をした時、少年が始終河童を想像してて映画的だなと思った。あと彼と妹の名前、強すぎw
  • 私と私
    私は救いの話という印象を持ちました。

    苦しみや悲しみを人との出会いによって乗り越えていく姿に心打たれます。
    良い出会いは、人生を変えてくれますね。
  • 私と私

    心の希望と現実の闇

    最後には、登場人物皆が救われます。

    何処かで観た絵だと思ったら、ほしのこえでした。
    見易いタッチで、登場人物の魅力がじわっとでてます。
  • 私と私
    読んで良かった!

    表題『私と私』同じ名前で容姿も性格も正反対の不細工で変わり者の田中美和と完璧な美少女田中実和。“もうひとりの自分”に出会った時、少女たちは本当の自分を知る。

    『箱庭の虜』自転車のサドル泥棒と出会った女子高生。切なすぎる秘密。

    更にその後を少し……。
    この二つの話のその後がとて...続きを読む
  • うちの執事が言うことには(9)
    いつも思う。美しい表紙だと。なぜだか毎回チョコレートが食べたくなる。今回の表紙はピンク色なので、ミルクチョコの中に苺チョコが入っているものが頭に浮かんだ。花穎の胸元のバラのコサージュが可愛い♡衣更月の花穎をみるまなざしが優しいですね(´- `*)
    原作でお気に入りの話「口笛吹きと仔犬」が収録されてて...続きを読む
  • そして、アリスはいなくなった
    人気ネットアイドル歌手だったアリスの未発表動画を学校のPC内に発見したことから始まる、アリスだった高二の四人らの事情。家庭の問題が顕著な女子二人や複雑な男子二人、引き籠もりの発見者の妹の秘密によるもの等個性がそれぞれに立って各自にしっかり浸透していて、束の間の青春が眩しくて儚くて逞しくて、良かった。
  • 私たちの幸せな時間
    とにかく考えさせられるお話でした。涙がずっととまらない。死刑に処せられるということは、それだけ重い罪を犯したわけですし、被害者関係者から言わせれば当然となるところだろうと理解はできるのですが…難しいです。看守の井上さんが、「笑いの無い人生だった彼に俺たちがしてやれる事は死刑台で首に縄をかけるだけなの...続きを読む
  • 鉄楽レトラ 1
    中学時代、バスケット・ボール部で挫折を経験し、以後引きこもりになった一ノ瀬鉄宇(いちのせ・きみたか)という少年が、スペイン舞踊(フラメンコ)に出会い一歩を踏み出す物語です。

    おなじバスケット・ボール部に所属する辻本(つじもと)という少年にケガを負わせてしまった鉄宇が、自己嫌悪で苛まれているとき、ス...続きを読む
  • 鉄楽レトラ 2
    鉄宇は、スペイン舞踊をすでに引退していた森野君枝(もりの・きみえ)のもとを訪れます。そんな彼の熱意が君枝の心にふたたび火をともし、彼女を動かします。

    しかし、君枝は身体を痛めてしまい、彼女の孫で中学生の森野皐(もりの・たかし)という少年が、彼の指導にあたることになります。さらに鉄宇のクラスメイトの...続きを読む
  • 鉄楽レトラ 6
    シリーズ最終巻。いよいよ、お互いの果しえなかった夢を交換して、これまでそれぞれの道を歩んできた鉄宇と藤本さんが再会を果たします。

    これまでは鉄宇の視点からストーリーが進行してきましたが、今回は双方の視点から物語が描かれています。むしろ、鉄宇の思い出を胸に、バスケット・ボール部内のさまざまな軋轢を乗...続きを読む
  • 鉄楽レトラ 5
    鉄宇は、森野先生のかつての師匠である、河内美和(かわうち・みわ)という女性に出会います。鉄宇は、森野先生から教わったフラメンコを彼女に示そうと、菊池、市川とともに河内先生に挑戦することになります。

    後半は学園祭を舞台にした物語です。フラメンコ部の富永さんに焦点があてられ、彼女の心のわだかまりとなっ...続きを読む
  • 鉄楽レトラ 3
    フラメンコに打ち込もうとする鉄宇とともに、市川、菊池のそれぞれの物語が描かれます。

    市川は、CDショップで好きな男にいわれるまま、万引きをしていた少女を救おうとします。一方、変声期に自分の望むような声が出せず、歌うことに深刻なトラウマを抱えてしまった菊池も、市川や鉄宇たちのカッコ悪くもひたむきな姿...続きを読む
  • 鉄楽レトラ 4
    今回は、鉄宇たちの夏休みが描かれます。メインになっているのは、彼氏に冷たくあしらわれながらも彼のことをあきらめられない柚(ゆず)という少女と、彼女のことを一途に想いつづける市川くんの恋物語です。

    結末は市川くんがかわいそうですが、彼が柚の逃げ場所になって交際がスタートしたとしても、あまり二人にとっ...続きを読む
  • 私と私
    10代の頃、もう少し自分以外の人の事を考える頭を持ちたかった、今ならできるのになぁ…と言う気持ちになる。今でも失敗する事は多々あるけれども。
  • 私と私
    この漫画家さんは昔から短編が大好きで(一番最初に読んだ短編はどこのコミックスにも載ってない…
    今回もとてもよかった。こういう雰囲気とても素敵だなぁ。暗い設定だったけどどれも未来を感じる。そして本当に絵が綺麗。カラーは本当綺麗。

    最後の最後に希望があってほっとした。
  • 夜さん 1巻
    佐原さんのお話はどれも透明感があってほんわかあったかくて切なくて
    とても好きです。

    このお話もちょっとファンタジーでコミカルなところもありつつ
    温かいストーリーで、柔らかい絵柄とあいまってとても癒やされます。

    夜明けが来る時の「星が消えていく」という描写が
    美しくて、特に印象的でした。
  • 夜さん 2巻
    夜さんのことが明かされてとても切ないのですが
    あたたかい気持ちが残るストーリーです。
    もっと続きを読みたい気もしますが
    これくらいの食い足りなさがちょうどよいのかもしれません。
    切なく、ほんわかできました。
  • うちの執事が言うことには(2)
    上流階級、恐ろしいところ…(( ;゚Д゚))執事として許されるのかとは思うけど、衣更月の怒りのローリングソバットがとても痛快でかっこよかったです( ˘ω˘ )ただ、花穎のためかと思えば安定の鳳で笑ったw歪みねえw鳳は神ですね!
  • うちの執事が言うことには(1)
    コミカライズ。原作は読みたいと思いつつ未読。18歳という若さで烏丸家の当主となった花穎を待っていたのは、最も信頼する執事の鳳ではなく仏頂面をした見知らぬ青年執事。もっと仲の良い主従を想像していたので、ギスギスしててびっくりした。でも嫌いじゃない^^ しかし、この作品のヒロインは鳳なのかな?花穎も衣更...続きを読む