鎌谷悠希のレビュー一覧

  • しまなみ誰そ彼 3
    親切心から性的マイノリティの人を過度に気遣う人々と、それを鬱陶しく思う当人たち。ほっておいてもらいたい、無視してほしい、いないものとして扱ってほしい、という心の叫びが痛々しい。私はLGBTには当てはまらないけど、それでもその気持ちには共感できる。
  • しまなみ誰そ彼 1
    自分のことなのだけれども、自分の中で消化するには時間がかかる。それはセクシュアリティだけの話ではないと思う。その繊細な感じがよく書かれていて、惹かれるものがあった。
  • しまなみ誰そ彼 3

    読み続けるつもりです

    1巻では自分の苦しみにのみ没頭していたたすくが2巻以降少しずつ他者の痛みにも目を向けられるようになってきて、これからどういう風に成長していくのか見届けたいと思います。しかし椿くんって一体何なんだろうね。
  • まんが人物伝 エジソン いたずら大好き発明王
    マンガ☆4.67
    内容☆4.7
    ・エジソンもすごいが、エジソンの母親もすごい。
    ・エジソンが「長生き」にも興味があったとは知らなかった。男性の寿命が50才台の時代、80年は生きた。
  • しまなみ誰そ彼 2
    二巻になって更に深いとこ突いてきた感じ。キュンキュンするけど痛い。思春期のキラキラや若さゆえの残酷さ、これは決してBLではない、LGBTという全く違う切り口でリアルを描いた傑作。美空の何者なのか分からないという葛藤とか、その美空の気持ちを誰よりも分かっていたつもりになっていたタスクとの感情のぶつけ合...続きを読む
  • しまなみ誰そ彼 2
    読んで辛くなるのは登場人物の苦悩やその感情表現が美しいから、だけでなく、自分が無意識に抱えていた無知・鈍感・偏見を浮き彫りにさせられるからです。
    「たすくかわいそう」に終止せず、人一倍痛みをわかっている(と、幻想する)たすくでさえ他人を傷つけてしまうというのが真摯で残酷で、そんな幻想を抱いていたこと...続きを読む
  • しまなみ誰そ彼 2
    男が男を好き、女が女を好き、女装が好きな男子、そんな性的マイノリティが集う「場」を描いた作品の第2巻。この巻では、彼らの葛藤を正面から取り上げていて迫力のある展開になっている。
  • しまなみ誰そ彼 1
    壁を壊そうと思っても一歩踏み出すのは大変なエネルギーがいる。まずは釘一本から、っていう表現が素晴らしいと思った。
  • しまなみ誰そ彼 1
    感動してなのか何なのか、3回ぐらい泣いた。なんでだろう……
    心のつかみ方がサイコーに巧い……これ、多分小説で書かれても泣けないんだろうなと思う。鎌谷先生が漫画で描くから泣けたんだろうな。
  • しまなみ誰そ彼 1
    新たな傑作が生まれた予感!スメルズライクグリーンスピリットが好きな方なら共感するんじゃないかな。BLではなくLGBT。だからゲイであることをすぐ受け入れられないで悩んで葛藤する思春期の少年のリアルがそこにある。軸になるのは主人公の高校生とクラスメイトになるのだろうけど談話室に集まる人々それぞれの性や...続きを読む
  • しまなみ誰そ彼 1
    「ぶっしのぶっしん」で知った鎌谷悠希さん。
    尾道を舞台に自分の「性」」を見つめる物語。
    鎌谷ワールドはそのまま、非日常として捉えられがちな性的マイノリティに関することを「日常」として描いています。
  • しまなみ誰そ彼 1
    鎌谷悠希の最新作。これは凄い!Gファンタジーで描いていた頃も才能の一端を垣間見せていたけど、「少年ノート」でいよいよその才能が開花し、そして本作品にまで繋がった。過疎地の空き家問題と、LGBTという2つの難しいテーマを見事に融合させ、魅力的な「場」と「空気」を表現する手法は見事としか言いようがない。...続きを読む
  • ぶっしのぶっしん 鎌倉半分仏師録 1巻
    コレに似た漫画が今まであったかしら…
    と想いを馳せるけれど、
    ないないない‼︎
    超仏像大戦、これは見モノです。
  • ぶっしのぶっしん 鎌倉半分仏師録 1巻
    平泉の地で地神ミズチと源頼朝率いる兵士や神仏に使える僧侶、神官が闘う最中、主人公の想は、彫った仏像に明星菩薩を召喚する。
    しかし、首を落とされながらも地神の放つ圧倒的な力の前に明星菩薩は半身を喰われ、想自身もその身を喰われてしまう。
    命が消えようとしている最中、想は「まだ死ねない」という思いからか、...続きを読む
  • ぶっしのぶっしん 鎌倉半分仏師録 2巻
    半身仏となった想。
    その身に半身の『明星菩薩』を来迎させ闘いを一段落させることが出来たが、その反動で一ヶ月も眠りについてしまう。
    その間に、想を身寄りとして置き『想運』という名をくれた運慶仏師は、頼朝の命により鎌倉へ。想は南都に残った運慶の子供達と共に仏師としての仕事をすることとなった。
    運慶が長子...続きを読む
  • 少年ノート(8)
    完結巻。綺麗で穢れない……ように描かれ続けるユタカにも、消化しなければならない難題が降り掛かってくる。今巻の表紙で描かれている林檎は、彼の心理世界が育てた、彼の木が実らせたもので、作中でも度々描写され、町屋さんがそれを手にする場面も描かれる。だけれど林檎が象徴するものは「神の知恵」であり「人の罪」で...続きを読む
  • 少年ノート(8)
    素敵な終わり方、きれいな終わり方。

    中学生たちが、合唱を通して変わっていく姿を見届けた気持ちになる。
    音はないのに毎回音が聞こえてきそうな絵にもみとれた。
  • 少年ノート(8)
    ついに完結。そして1話にもどる、ううん、つながるっていう終わりの番外編がよかったです。先生の、また1巻から通して読んでもらえると、という言葉が沁みます。
    儚いソプラノに、こどもたちの儚い青春が終わって、これからまたみんな変わってゆくんですね。
    最後まで泣いてしまいました。
    ポポちゃんが町の人々に、有...続きを読む
  • ぶっしのぶっしん 鎌倉半分仏師録 1巻
    ジャケ買いだったけど、いやぁ、おもしろい!大好きなテイスト!
    設定も分かりやすいし、絵柄もきれいだし、仏像に興味がない人でも入りやすい感じ。

    戦う仏像が今キテるのだとしたら、ぜひ「仏ゾーン」の続編をお願いします!!(*^^*)
  • 少年ノート(7)
    前巻がこわいところで終わったので、どうなるかと思っていましたが…。
    みのるさん、すきだなあ。
    佐藤さん、すきだなあ。
    ゆたかの声変わりもはじまって、少年の時期も終わってくのですね。
    次巻、最終回かあ_(:3 」∠)_

    一緒に収録されてる、少年ノートの元、みたいな、読み切りの「オクターブ」。
    主人公...続きを読む