鎌谷悠希のレビュー一覧

  • 少年ノート(4)
    “歌うことでしか「少年」は救われない。”

    ゆたくん復活の巻。
    まりちゃんと翠の会話が抽象的なのに心地よい。

    ゆたくんとポポちゃんの再会。
    あの開きの絵には鳥肌が立った。
    ポポちゃんにも抱えるものがたくさんあるんだろうな~…。

    そして最後のページで噂の“お兄ちゃん”登場。
    個人的に、翠が見たとい...続きを読む
  • 少年ノート(4)
    いいなぁ、いいなぁ。
    毎巻読み終わるたびに思う。
    もやもやむずむずと言いたいことうまく言えず胸の内にたまっていた思いを、伊勢さん、ゆたかが言えて良かった。

    本当に、紙の上から歌が聴こえる。

    そしてお兄ちゃん、素敵すぎる予感…!

    余談ですが、1話1話終わった後の扉に書いてあるぷち落書きが可愛らし...続きを読む
  • 少年ノート(1)
    男の子、女の子の葛藤が音楽を通して描かれていて、すごく素敵です。
    音楽を表現する独特の世界とか、好きです。
  • 少年ノート(1)
    「この本に耳を澄ますと、少年の音が聞こえてくる」

    という帯の煽り文にもありますように、耳を澄ますとほんとうに声、音が聞こえてくるような、音にあふれたお話です。3巻まで持ってます。

    主人公の少年がほんとうにかわいい。ひたすらかわいい。店頭のためし読み冊子で面白そうだと思って出ているぶんを買ってしま...続きを読む
  • 少年ノート(1)
    一巻からなぜか泣いてしまいました。とっても繊細な耳、絵は隠の王の方が独特で好きだったけど、でも今の世界観には今の絵のタッチが合うんだろうな・・・。主人公が可愛いです。次の巻もはやく買いたいです!
  • 隠の王14巻
    最終巻。おかえり、宵風。カバーの仕掛けで泣ける…っ。背表紙を前巻と並べると壬晴と宵風が笑い合ってるとか!ああ、もう。ほんと大好きこの2人!
  • 少年ノート(2)
    第1話の感じは、正直「うわぁ…」って嫌な汗をかいてしまうけど、鎌谷さんが割と好きというのと、“合唱”という題材により。

    この先COSMOSと春にしか出てこないのであれば期待はずれだ、というのが合唱経験者の先輩との共通見解。
  • 少年ノート(3)
    今、私も合唱をやっているので(大人の合唱クラブですが)、歌い方とか、いろいろと思うところがありました。
    たしかに、若い子らの合唱は、その時にしか出せないハーモニーがあって、いいですよね。
    大人には大人なりの良さがあるのですが、子どものパワーは、すごいし、透明な気がします、

    ああ、続きが気になる、ユ...続きを読む
  • 少年ノート(3)
    今一番続きが気になるというか、好きなマンガ。
    本屋で大プッシュされてるだけある!!

    なんといっても絵がうまい!
    表現力がすごい!
    そして、音楽が聞こえてくるような作画!!

    コマ割りとか、各コマの使い方、一つ一つの絵の綺麗さ!嫉妬するほどセンスを感じる。
    内容も読みやすいし、青春だけでなく個々のキ...続きを読む
  • 少年ノート(3)
    ロシアの天才ボーイソプラノ少年。ウラジーミル・ポポフ君の活躍するお話。今回はウラジーミル君とゆた君が出会うことでゆた君の音楽に対する心が揺れまくるお話でした。ポポちゃんの言葉にゆさぶられるゆた君と一緒に、やはり自分もゆさぶられ、おおきく考えさせられたお話でした。歌を歌う人。絵を描く人。文章を描く人。...続きを読む
  • 少年ノート(2)
    合唱部をひとり、自分の力で成功させようとする部長の別役君の葛藤のお話。天才、凡人、努力、限界、悔しい想い。物語を読み進めていく内に、自分自身も一緒に葛藤してしまっていることに気付く。読んでいてちょっぴり切ない青春の味を感じてしまった。青春の味は時にほろ苦い。そんなお話。
  • 少年ノート(1)
    天才的なボーイソプラノの持ち主。ゆたくんが合唱部に入部するお話。鎌谷さんの描く少年少女が生き生きとして、彼らの瑞々しい感情が絵を通して胸にしみ込んでくる。漫画には音がない筈なのに、どこからか音が聴こえてくる。そんな気がしてしまう。そんな作品だと思う。
  • 少年ノート(3)
    ポポフと会った由多香は、アイデンティティを問われて混乱し、一気にスランプに。合唱部の他の面々を巻き込んで、迷惑をかけてしまうも、彼らに「語る言葉」がなかなか出てこなくて…。一番つらいときに、それを表現する言葉がない、というあたりの繊細な心情描写が上手い。
  • 少年ノート(2)
    3巻出てるんですね!出遅れました。

    音楽を題材にしたものはとりあえず読みます。

    3巻も早く買わなきゃ。

    歌っていいですね。

    ソロも合唱も。

    音楽はいいですね~♪♪
  • 少年ノート(3)
    絵がやっぱり良い。
    音の表現の仕方がしっくりくる。
    中学生が部活で、もやもやしたり意見を言えなかったりする感じがリアル。

    ウラジーミルとの出会いで唄えなくなってしまったゆたか、きっと前を進む一歩手前に今いるから、そこをどう乗り越えるか楽しみ。
  • 少年ノート(3)
    ポポちゃんの言葉から歌うことにアイデンティティを求め始めたゆたかは、克服したと思われた音の洪水に再び悩まされることに。
    オペラの練習も部活も休む日が続いてしまう。
    そんななか、ゆたかを欠いた河海東中合唱部の面々は、いつかきっと彼が戻ってくると信じ、Nコンの予選に出場。自分たちの着地点に向け、着実に進...続きを読む
  • 少年ノート(1)
    天性の歌声をもつ主人公。
    ボーイソプラノという歌声の期間限定性が、なんとなくせっぱつまった不安感を抱かせる。
    それでも、彼の純粋なまなざし、強い感受性、素直さは、読んでいてなんだか心が洗われる気がした。

    中学生たちの個性あふれるやりとりもよかった。
    続きが気になる。
  • 隠の王1巻
    地元つながりで読んでみた。

    アルヤのあたりが
    面白かった。

    なんだかわからないけど
    心にぽっかり穴があく。
    それが寂しいって気持ちだ。
  • 少年ノート(2)
    別役くんプラス先生回、かな。
    蒼井くんや家族や過去に引きずられる焦燥感や喪失感の描写は胸がチクチクするだけに、最後の別役くんに涙腺崩壊。
    他には町屋さんのキャラいいなあ。クスリとしてしまうw
    それにしても、鎌谷悠希さんの絵の濁った色の美しさがたまらないなあ。
  • 隠の王13巻
    まず10年前の回想であるが、是空使用の前の日でその態度を語り終えた後、一度現代に戻してから是空使用の日の行動を一気に語り挙げることで、回想を考える部分と緊迫感のある部分に分けているのが読者にとって非常に効果的に作用する。現代から回想後半への入り方がまた疾走感がある演出で、後半の衝撃的な事件性をとても...続きを読む