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理解し合えないまま、それでも共に生きる。
夏祭りの苦い思い出を拭えぬまま迎えた新学期。
たすくは、想いを寄せる椿から文化祭の課題を一緒にこなそうと誘われ、戸惑いながらも足を運ぶ。
しかし、すでに顔見知りである「談話室」のメンバーを揶揄する椿の姿に、たすくは困惑と悲しみを抱えることに。
一方、「談話室」メンバーの内海の元に、かつての部活仲間の小山が現れた。
小山は善意から、内海が今「男性として生きている」ことを、部のOG達に知らしめようとするが…?
尾道を舞台に鎌谷悠希が描く性と生と青春の物語、第3集。
※期間限定無料版、予約作品はカートに入りません
物語の核心というよりも、筆者の核心ですかね。人が知らぬ間に相手を、大切に思っている相手でさえも傷つけていことを実感するお話。他人を誰一人傷つけない生き方はないと思うけれど、こういった経験を通じて、少しでも傷つけてしまう相手を減らせればと、そう感じる回でした。カーーーーッ!!あんた天才だよ!!!!
1巻では自分の苦しみにのみ没頭していたたすくが2巻以降少しずつ他者の痛みにも目を向けられるようになってきて、これからどういう風に成長していくのか見届けたいと思います。しかし椿くんって一体何なんだろうね。
Posted by ブクログ 2018年05月19日
尾道で繰り広げられる、誰かさんと猫集会の人たちとの出会い、LGBTの話。人は、自分が思うよりずっと性という概念に囚われているのではないか。それ故にLGBTの人たちを〝そういう人〝と称する。そのことが悪気はないとしてもすでに差別の対象になり得る恐れがあること。個人的には椿くんが同性愛に対して理解を示す...続きを読む
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