五條瑛のレビュー一覧

  • 冬に来た依頼人
    とりあえず最初に読んだ五條瑛。
    『不夜城』を始めとして、北朝鮮やら香港やら中国やらが《悪役》として闊歩し始めた頃だと思う。
    そのテのものを続けさまに読んだので、正直何がどうだったやら。
  • 蝶狩り

    うーん。

    五條 瑛さんの作品をあたしは、敬愛している。
    硬質な文章に、緻密な描写。息詰まる程の現実感に溢れた壮大なドラマ。

    それを期待して読んだのだが・・

    文章はさすがの五條ブシ。
    探偵物の筆運びと軽い言い回しは、原寮の、あるいは野沢尚のタンテイのよう。

    ボンクラな御曹司と共同生活をしなが...続きを読む
  • 蝶狩り
    「私がいなくなっても誰も探さない」というのがキーワードかな。夜の新宿、乾いた都会、ハードボイルドな探偵小説。リアリティには欠けるけど、エンタメなんだからいいんじゃない? まだ続きます、と気を持たせるエンディング。
  • 蝶狩り
    連作短編集。祥伝社文庫「冬に来た依頼人」の続編。たぶん。

    中年男子が時折ハードボイルド・ポエムを挟みつつ、見目麗しい男どもときゃっきゃしながらダイヤモンド・ハートの美少女を追いかける探偵物語。

    ひさしぶりの五條作品でしたが、相変わらずの芸風でした。楽しませていただいた。
  • J

    J

    キックボクシングへ憧れる浪人生。人生に疲れ逃亡する男。テロが横行する現代の日本を舞台に、さまざまな理想郷へ目指すさまを描いたエンターテイメント。複数の主人公的な人物を立てたため、ちょっとページ数に比較して物足りなさも。最期で一通り、物語は収斂するけれど。
  • J

    J

    近未来、テロの多発する東京を舞台にした話し。目標もなくふらふらとしていた、主人公は、Jという謎の女に出会って、自分を変える決心をする、というような。五條の近未来物の定番である、ラストの大勢の人が集まる場所で大爆破に向かってまっしぐらのストーリー。そろそろ他のパターンが見たいところ。
  • 3way Waltz(スリーウェイ・ワルツ)
    文庫化ありがとう!!買いましたよもちろん。でも今週は試験期間なので来週から読み始めます。レビューはその後に。
  • J

    J

    五條さんの中ではあんまり好みの話じゃなかったかも……。
    でもいっきに読めるしJのかっこよさはいい。
  • 冬に来た依頼人
    さすが400円本!!五條氏の本とは思えない位短かった。単行本ならまだ10分の1も読んでないだろうなと思う頃にもう半分読めてた。短編集の中の1個を文庫本にしてみました、みたいな感じ。出てくる男が少ないせいか、いつになく女性率が高かったような気がします。(20051016)
  • 赤い羊は肉を喰う

    しっくりこなかった

    好きな作家さんですが、終盤見せ場の展開が都合良すぎと感じてしまい個人的に読後感はいまいちでした。