五條瑛のレビュー一覧

  • 消滅のリスト
    複数の視点から書かれているので初めは読みにくい。(横田は出てきても鉱物の彼らは出てこないし)
    けれども、会議の骨格が明らかになるにつれて物語に引き込まれる。

    他のシリーズに比べれば今ひとつだけれども、改めて国際社会の現状について思い直してみたくなる。
  • ROMES 06
    五條作品2つ目。06って書いてるから“ああ、6巻しかないのか”と思った、違った。テンポよくキャラや設定も魅力的なお話。事件があって犯人がいるからミステリなんだろうけど、主人公が警察さんじゃなくて、警備さんだから、犯人探しに重きがおかれないところが、気に入った!映像化してるのかな、映像化に向いてると思...続きを読む
  • ROMES 06
    関西の海上にある架空の空港を舞台に空港のセキュリティシステムの開発者、成嶋とテロリストグループ「チーム」の攻防を描いたサスペンス。
  • ROMES 06
    成嶋のキャラ、好きです。
    先の先を読んで、冷静で、でもわかりずらい。

    登場人物が多過ぎる気はするけど、まあ、メインの人間までぼけることはなかったので、まあ、いいかと。

    他のも読んでみたいなと思います。
  • ROMES 06
    面白かった。
    最新システの長所と弱点を知り尽くした成島さんが、格好いい。捜査するのは自分の仕事じゃない、守りきることが使命だ、と揺るがない信念も格好いい。
    NHKでドラマになっている。確かドラマでは、ROMESの攻撃機能を使って要人を攻撃しようとするテロだったのに対し、「日本のROMESには攻撃機能...続きを読む
  • ROMES 06
    クールで動じない天才・静の成嶋とその成嶋に認められたい・動の砂村。この二人のキャラクターと掛け合いが好き。あと、クールなのに愛犬・ハルにはメロメロな成嶋がいいです。
    分厚いなぁ、と思っていたけど、ぐいぐい読めて楽しめました。ドロドロしてるわけじゃないけど、なんとなく人間臭さがあるけどそれが嫌じゃなく...続きを読む
  • ROMES 06 誘惑の女神
    かなりおもしろかったです。五條作品は尻つぼみなことも多くて、途中はおもしろくて最後があっけないというスカンを食うこともあるのですが、この作品は最後まで楽しめました。
    タジリとリョウのサイドストーリーが効いていたからだと思います。
    自作も楽しみです。
  • ROMES 06 誘惑の女神
    前作に引き続き、架空の人工島である西日本国際空港を狙うテロ組織に対して、その高い頭脳と警備システム「ROMES」で立ち向かう成嶋との攻防を描いたシリーズ2作目。前作にて反則技も含めた「ROMES」の機能紹介が充分にされてるだけに、今回はシステムに関する余計なアピールが省かれて純粋にストーリーが楽しめ...続きを読む
  • ROMES 06
    最新の設備を備えた大空港と、それを守る者たちのクールな戦いがテンポよく描写されていて、一気に読めた。楽しめる作品ではあるが、犯人側には一分の同情心もわかなかったな(笑)。特に、キーになる空港に対する破壊活動の真の動機については、これは八つ当たり以外の何物でもないよなぁ。これはこれで作者の持ち味かな。
  • ROMES 06 誘惑の女神
    NHKでドラマになった「ROMES」の続編。
    ちょっと成嶋の過去がわかった。
    相変わらずハルがかわいい♪
  • ROMES 06
    NHKでドラマ化されて初めて五條さんの作品と気づいて購入。五條さんの作品はやっぱりおもしろかった。空港でテロとの戦いという設定ながら割と淡々と進行していきさして緊迫感もなかった。テロとの戦いより成嶋と部下の砂村とのかけひきの方が気になってしまったwドラマも改めて見直したい。
  • J

    J

    あらすじ:人生の生きる指針を見失った浪人生である主人公が偶然怪我をした女性を助ける所から物語は紡がれる。彼女は名前を「J」とだけ残し、彼の元を去ってしまう。Jとは一体どんな存在なのだろうか?また彼女がほのめかす人生の再出発地である「島」とは何か?

    謎と憎しみが交差する本格サスペンス

    楽園なんて人...続きを読む
  • ROMES 06
    架空の人工島、西日本国際空港を舞台に世界最先端施設警備システム「ROMES」を操る成島と、過去の悲しみを抱えたテロ組織チームとが頭脳戦を繰り広げていく。ハラハラ感や息の詰まるような展開はないが、不特定多数が自由に出入りしつつも閉鎖的な人工島の空港を逆手に攻めるテロ組織と、まだその全能力をフルには活か...続きを読む
  • J

    J

    日本人の考え方、昨今の冷たさに憎みを置いた感じ。最後は展開が早すぎた。もやもやしたところはもやもやのままなのでスッキリしなかったけど、面白かった。このテのお話は好き。
    物語はジェイという女性を中心に、2人の男性(秋生と時津)の人生の歯車が狂う。

    ジェイは“島”から“兵士”のスカウトに日本に潜り込ん...続きを読む
  • ROMES 06
    国営でドラマ化された本。空港を狙ったテロ事件とそれを阻止するセキュリティチームの話。
    天才と呼ばれる成嶋と事情を抱える砂村が立ち向かう【チーム】と名乗るテロリストたち。それぞれの人物が事情を抱えていて、それぞれに理由のある行動を取っているからこそ、犯罪を未然に防ぎたいと奔走する人々の姿が印象的な一冊...続きを読む
  • ROMES 06
    五條さんはもともと好きだけど、これはTV見てから存在に気づいた;悪いけどTVは面白くなかったけど、五條さんがこんなつまんんない訳はないだろうと思って文庫を購入。

    やっぱり原作は面白い!

    犬好きなのでハルが出てきただけでテンションあがったけど、成嶋さんがハルにめろめろなのがまた堪らないv ああいう...続きを読む
  • 赤い羊は肉を喰う
    もやもやも残るラストだったけど、読後感はすごくよかった。主人公の偲ちゃんやそのまわりの男の子達の、健やかさ、気持ちの良さに、救われる感じ。
    「理解」と「共感」は違う!ということを思わされました。
    偲ちゃん、リベンジプリーズ!ですなw
  • 赤い羊は肉を喰う
    読み応えありました。
    すごいボリューム。
    おもしろかった。

    ほかの作品とリンクしてるところとか、
    すごくファンの心をくすぐる作りだし、
    五條瑛の世界観が満載で楽しかった。

    願わくば…。
    この作家さんの作品では良くあると感じているんだけど、
    この登場人物怪しい感を漂わせるから、
    読んでいる方はいろ...続きを読む
  • 赤い羊は肉を喰う
     群衆心理を逆手に「人間を操作する」という怖さが描かれています。
     東京ののんびりとした下町が、心理操作で徐々に不穏になっていく。人間が人間の心理を巧みに操り、故意に「無意識の悪意」を作り出していく。その黒幕と戦う主人公のお話。
     読んでて「ん?」というような人物や組織の描写が有ったのですが、も...続きを読む
  • 赤い羊は肉を喰う
    鉱物シリーズのスピンオフ的な作品ということで購読。
    しかし計数屋という設定が想像していた以上に面白く、出てくる登場人物も魅力的。敵役になるお方の過去になかなかの萌えがあり、これはこれで1作書けるんじゃなかろーかと指をくわえている本日です。