黒川博行のレビュー一覧

  • 国境(下)
    BSスカパーで疫病神を観て面白かったので読んでみた。かなり面白い。圧倒的な個性とスピード感で一気読み!上巻は北朝鮮編で下巻は国内解決編。桑原・二宮コンビ最高!
  • キャッツアイころがった
    冒頭───

    滋賀県警捜査一課班長、根尾研一郎警部が余呉湖西岸の現場に着いたのは午前八時、警備の警官に目礼し、やじ馬の包囲網を抜けた。死体は引き揚げられ、湖岸の砂地に横たえられていた。白衣の検視官と数人の鑑識課員がそのまわりを囲んでいる。検視の最中らしい。
     根尾は咥えていたパイプをポケットに収め、...続きを読む
  • 海の稜線
    高速道路で爆発した車。乗っていた男女の身元を調べる大阪府警の深町班・文田と総田。盗まれていた車から身元を追う刑事たち。名前を変えながら移動していた被害者の男。男の身元判明から浮かび上がった第二昭栄丸の海難事故。死んだ6人の乗組員。船主の正木に話を聞きにいくが。殺害された正木。船にかけられた保険金と営...続きを読む
  • 暗礁(下)
    「疫病神」シリーズ三作目。前作は舞台が北朝鮮まで広がり、今回は沖縄。遠方まで二人が出張って行くと面白さが倍増する 。今後もいろんな所で騒動を起こして欲しい!
  • 繚乱
    大阪府警を追われたマル暴コンビの腐れスパイラルはノンストップで奈落へ向かう。悪果の続編やからメチャ面白い!
  • 疫病神
    いやー。面白かったです。
    大阪弁の会話のテンポ 実にいいんですね。
    これだけ、小気味いい 会話は あんまりないなぁ。

    放火、青酸流し、脅し、暴力、・・・裏をかく。
    何でもありの中で
    二宮が 筋を通して まっしぐら。
    駆け引きの巧みさ・・・そして 焦点を明確にする。
    一見さえないオトコにみえるが じ...続きを読む
  • 蒼煌
    黒川さんの本はどれも最高で甲乙つけがたいが、
    中でもこれがベストワン候補の一つ。
    画家の先生達が個性的で面白い。
    文化勲章などがニュースなどで流れるたびに
    この本のことを思い出してニヤけてしまう。
  • 螻蛄―シリーズ疫病神―
    疫病神シリーズは
    文句言わずに星5つ。
    この二人が会話してるだけでもう満足。
    ちょっと尻切れだけど
    そんなこたあ大したことじゃない。
  • 迅雷
    ちんぴら同士のデスマッチ。会話がおもしろく、遠い世界の出来事をただただ楽しんだ。終わって、気分爽快、リフレッシュでした。
  • 暗礁(下)
    疫病神シリーズ3作目。
    桑原(やくざ)・二宮(カタギのコンサルタント)のコンビが大阪、奈良、沖縄で暴れまわる。
    相変わらずハッピーエンドってわけではないが、しっかりケリがついて面白い。
    今作では前作の『国境』でも出ている汚職刑事の中川もなかなか大きく扱われていたが、憎めないキャラクターだ。
  • 暗礁(下)
    とにかく桑原と二宮のやりとりが最高に面白いです。
    二宮の庶民感覚に笑わせられます、桑原の二宮に対する威嚇の言葉に笑い感心します。
    二人ともヒーローでも2枚目でもありませんが憎めません。
    内容は社会派シリアスです、黒川さんの身辺にボディーガードが必要なのではと心配したくなります。
    映画になれば楽しい映...続きを読む
  • 暗礁(上)
    とにかく桑原と二宮のやりとりが最高に面白いです。
    二宮の庶民感覚に笑わせられます、桑原の二宮に対する威嚇の言葉に笑い感心します。
    二人ともヒーローでも2枚目でもありませんが憎めません。
    内容は社会派シリアスです、黒川さんの身辺にボディーガードが必要なのではと心配したくなります。
    映画になれば楽しい映...続きを読む
  • 暗礁(下)
    疫病神シリーズ第3弾。

    建設コンサルタントの二宮と,ヤクザの桑原が関西を中心に繰り広げる奇想天外なストーリー。
    関西の地理,資金の流れ,警察の汚職など,とてもリアルな描写がされていて面白い。
    第2作目の国境が一番面白いと思ったけれど,本作もスラスラ読めて楽しめる内容。
    就寝前に読むと寝られないので...続きを読む
  • 暗礁(上)
    疫病神シリーズ第3弾。

    建設コンサルタントの二宮と,ヤクザの桑原が関西を中心に繰り広げる奇想天外なストーリー。
    関西の地理,資金の流れ,警察の汚職など,とてもリアルな描写がされていて面白い。
    第2作目の国境が一番面白いと思ったけれど,本作もスラスラ読めて楽しめる内容。
    就寝前に読むと寝られないので...続きを読む
  • 暗礁(下)
    このシリーズ、落としどころがうますぎますね。巻末の解説でも書かれていましたが、「決着」がきっちりとつくんですよね。がっつり稼いでってわけでもなく、その逆でもなく…。読後にニヤとさせられる落とし所にうまく導かれるんですね。
  • 後妻業
    読みやすさ★★★
    学べる★★★★
    紹介したい★★★★
    一気読み★★★★
    読み返したい★★★

    関西の闇社会を画かせたら天下一品の黒川ワールド。カネと欲望が行動原理の登場人物たち。女は何歳になっても身体を張れるようだ。
    元より、結婚詐欺は立証が難しいと聞く。死人に口無しならなおのこと。被害者家族は恥ず...続きを読む
  • 喧嘩
    このコンビの掛け合いには安心感がある。毎回そうだが登場人物がやたら多いのでついて行くのはまぁまぁ大変。
  • 悪逆
    CL 2024.4.24-2024.4.27
    見事な犯行と地道な捜査。
    なんとも骨太な警察小説。と言っても犯人がまた大変有能で警察には解決できないんじゃないかとさえ思わせる。
    犯人側からのラストもあると、もっと腑に落ちたと思う。動機がややはっきりしないのが残念。
  • 後妻業
    別の所で作者がこの話の8割は本当だと言ってました。
    こわいですね〜。
    でも独り身になった男性の気持ちもわかるな、
    でも財産がないから殺される心配はないが
    しかしワルだらけです。
    面白かったです。
  • 悪逆
     悪逆非道の限りを尽くして次々と殺人を繰り返す犯人。緻密な計画と警察の裏をかく手法に、警察側はお手上げ状態。だが、老練の所轄刑事と切れる若手キャリア刑事のコンビが一つ一つ丁寧に調べ上げて、ついに真実にたどり着く。

     犯人が元刑事で起訴できなかった事件を自ら裁こうとしていたところはよくある話だけど、...続きを読む