黒川博行のレビュー一覧

  • 悪逆
     何かちょっと真面目さが、いつもより増してるかな。と言っても、刑事物なんだから当たり前か。
     いつものシリーズものではなかったからね。
  • 後妻業
    みんな悪いなー。
    映画を先に見ていたので、大竹しのぶと豊川悦司の顔を思い浮かべながら読んだ。
    守屋弁護士が誠実で唯一まともな印象。
  • 後妻業
    序盤はあまりのゲスっぷりにドン引きしていたが、本多が登場してから物語が一気に加速し調査を進めていくなかで小夜子や柏木の正体が判明していき点と点が線になる瞬間がミステリの種明かしをされたときのように気持ちよく、そこからは夢中で読み進めた。
    ハードボイルド要素を含むサスペンスとエンタメの中間のような小説...続きを読む
  • 暗礁(上)
    2005年発売。厄病神シリーズの3作目。順番が違ってしまったのですが、好きなシリーズなんです。読んでも何かが心に残るものはなく、ただイケイケヤクザの桑原の暴れっぷりと彼に振り回される建設コンサルタント二宮のコンビが、面白い。大阪生まれの私にとって言葉・登場する街の風景など懐かしいものがあります。言葉...続きを読む
  • 悪逆
    136最近は単発ものが多いね。途中までの詳細な流れに比べると最終ラストあたりが薄く感じる。このコンビもいい相棒みたいやし次作も期待です。
  • 疫病神
    さすが直木賞受賞作 関西なまりにイマイチなじみが持てないのですんなりと読み出せなかったが 少し読み進めるとすぐに物語に引き込まれた 残念だったのは大阪にほぼ土地勘がないため迫力にリアリティーが伴わなかった事 それがあれば”星五つ” だったかも
  • 疫病神
    普段、絶対接することのない、ヤクザの世界を垣間見れる。こんなアプローチの仕方があるのか!確かに、ここは穴だな、、、気づきが満載。

    二宮と桑原のコンビは、こうして生まれたんだね!
  • 悪逆
    いつもより軽口の応酬は控えめで、その分捜査小説として抜群のおもしろさをみせてくれました。松嶋智左さんとの対談でこうすれば面白く書けると指南されていただけあってさすがです。
  • 熔果
     前作もそうだったが、ラストが何か決まらないような。
     途中のアップダウンは、あいかわらずの面白さなのだが。
  • 連鎖
    いつものように軽妙な関西弁のやり取りの刑事コンビ。
    悪い奴らのお決まりの台詞。
    滑るように読み進める至福の読書。
    圧巻の大団円、こういうのが良いんだよと余韻に浸る。


    作品紹介・あらすじ
    食品会社の社長・篠原の遺体が高速道路の非常駐車帯で見つかった。手形が不渡りになり、自殺の恐れがあると、妻からの...続きを読む
  • 煙霞
    黒川さんの作品は、スピード感のある展開と登場人物達のユーモア溢れる会話が特徴。本作も十分楽しめました!記憶には残らないかも知れませんが、それはそれで、読書の楽しみ方の一つだと思います
  • 勁草
    オレオレ詐欺の実態を描いた作品

    描写がリアリティーがあり、刑事はかっこよくはないが地道に犯人に迫っていく過程が詳細に語られており面白い
  • 国境(下)
    こういうことに関わりたくないねん。嫌やねん。いつのまにか二宮になってしもうてるから、ページを開けるのは気が重い。せやけど、読み出したら止まらんようになる。でもしんどなって休憩したら、もう読みたくなくなるねん、やけど、やっぱしジャンキーのように(ってジャンキーになってもないから分からんけど)手を伸ばし...続きを読む
  • 破門
    疫病神シリーズ 第5段

    二宮(にのみや)と桑原(くわはら)、2人の掛け合いに引き込まれる
    口がよく回り憎めないキャラクターの二宮、頭がキレ計算高いが人情味のある桑原、2人の魅力が存分に発揮された作品

  • 勁草
    映画化が決まったのを知り読みました。スピード感ある作品であっという間に読めました。ラストのあっさり感が正直物足りなくも感じたので、マイナス⭐︎1つ。安藤サクラと山田涼介がどんな風に演じてどんな仕上がりになっているのか楽しみ。

    映画を観たので追記
    映画は全くの別物エンターテイメントに仕上がっていた…...続きを読む
  • 熔果
    堀内&伊達シリーズ、4作目。
     
    相変わらずのコンビ仲の良さ。二宮&桑原のようにお互い出し抜く気満々な感じは一切なく、気持ちいいくらい仲いい相棒感があって良き。にしても、今回は良く動き回ってたな。相手がヤクザだろうが半グレだろうが関係なく乗り込んでいく二人に感心しつつも呆れちゃう(苦笑)元警察官とは...続きを読む
  • ドアの向こうに
    1989年の書き下ろし作品であるが、この頃はバブル絶頂期であったことを思い出しながら読む。

    工事現場から発見されたバラバラ死体。
    それに続きマンションでの密室心中事件が発生。
    その2つが実は繋がっていて…という流れが。
    密室殺人の謎、、難解だったな。

    若手の文田とベテランの総田の掛け合い漫才のよ...続きを読む
  • 勁草
    面白かった。
    最後の行を読み終えて「え?」ってなって、あまりの驚きというかあっけなさというか情報が少なすぎて、思わずいつもは読まない解説を読んだくらい、何事かと思ったけどね。
    テーマ的には、それこそ映画原作でもなかったら読まないし、序盤もまーまー内容がしんどかったので読むのやめたいくらいだったけど、...続きを読む
  • 連鎖
    映画好きと麻雀好きの二人の刑事がゆる~い会話をしながらも見事に事件の真相に迫って行く。
    面白い二人だが、少しキャラが薄いか?
    ストーリー展開は文句なし。
  • 暗礁(下)
    疫病神シリーズ第3弾

    ヤクザの桑原から接待麻雀の代打ちを頼まれた二宮だったが、そこから大手運送会社と警察の癒着に纏わる大きな騒動に巻き込まれていく…

    二宮も本当に懲りない男だ。
    桑原と付き合ったばっかりに、これまで何度も痛い目に遭ってきたというのに。
    二宮が賭け事に目がないのを桑原はよくわかって...続きを読む