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Posted by ブクログ 2022年02月27日
登場人物多すぎ!
・・・って読み始めてまず思ったこの作品の感想だが、
読み進めていくと複雑に絡み合うこの登場人物たちが面白い。
出世欲に駆られた主人公、その腰巾着の画家、実弾(現金)を受け取って一票を投じる芸術家etc・・・
どいつもこいつもクズばっか。
画家なら絵描いてろよ!って言いたくなる。
...続きを読む
Posted by ブクログ 2019年03月06日
芸術院会員選挙をめぐる日本画壇の話。
芸術院会員になることは、最高の権力と名誉を手にすることであり、次は文化功労者、文化勲章に繋がっていく。
芸術院会員は、欠員が生じると現会員の選挙によって決ま。そこでは莫大な金が動くという。
芸術院会員を座を切望する日本画家の室生は、選挙参謀に老舗の画商をつけて...続きを読む
Posted by ブクログ 2014年08月26日
冒頭───
大阪難波、淀屋デパートに着いたのは十時五分前だった。タクシーを降りて新館に向かう。玄関前には七、八人の女性客が並んでいた。待っているはずの美術部長の姿が見あたらない。
「どうしたんや、伊谷は。おらんやないか」
腕の時計に眼をやって、いらだたしげに室生がいう。
「おかしいですね。十分前に...続きを読む
Posted by ブクログ 2012年02月22日
芸術院会員の座を狙うふたりの日本画家。
選挙の投票権を持つ現会員への猛烈な接待攻勢。
はたして勝つのはどちらか・・・
魑魅魍魎が闊歩する芸術界の深部を暴く問題作。
展覧会で入賞するのもコネと金
ひとつ段階をあがるたびにコネと金
芸術院会員になるためには1億からの資金・・・
これ、すごいリアルなん...続きを読む
Posted by ブクログ 2023年06月02日
古本屋で手に取る。
京都を舞台に日本芸術院の会員選挙を巡る話。
室生晃人は鹿児島から身一つで京都に出て、必死に絵を書き成り上がってきた。
今回二度目の挑戦となる芸術院会員選挙。画廊の会長を参謀につけ、金まみれの選挙戦が始まる。
弟子の大村、大村の愛人、対抗馬などキャラが濃い人がたくさん出てき...続きを読む
Posted by ブクログ 2021年08月06日
日本最大の総合美術展「邦展」(もちろん、モデルは日展)と日本芸術院会員選挙をめぐる収賄、不正審査などを描いて、日展の暗部を世に知らしめた小説。連載は 2003年、単行本は 2004年、そして日展に出品する人ならば誰もが知るこの慣行を、鬼の首でも取ったように朝日新聞が「スクープ」するのが 2013年。...続きを読む
Posted by ブクログ 2018年09月24日
内容(「BOOK」データベースより)
芸術院会員の座を狙う日本画家の室生は、選挙の投票権を持つ現会員らに対し、露骨な接待攻勢に出る。一方ライバルの稲山は、周囲の期待に応えるために不本意ながら選挙戦に身を投じる。会員の座を射止めるのは果たしてどちらか。金と名誉にまみれ、派閥抗争の巣と化した“伏魔殿”...続きを読む
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