おざわゆきのレビュー一覧

  • あとかたの街(1)
    いつもお腹が空いているし、お洒落も全くできない。でも女車掌さんに憧れたり、卵焼きに驚喜したり、近所の男の子にときめいたり…。戦時下であっても、あいは普通の女の子です。
    しかし日常はじわじわと逼迫していく。戦争が生活を蝕んでいく。あいの普通さが状況の異常さを際立たせています。この戦争を続けるのはもう無...続きを読む
  • あとかたの街(2)
    今ではごく当たり前の幸せが許されない時代とは……
    文章で読んでもなかなか想像しずらい時代感を、このマンガはすぐ隣の身近な出来事のように感じさせられる
  • 傘寿まり子(3)

    また新たな出会いも

    逆走の事例、認知症の入った高齢者ドライバーの例が少なからずあって、正面衝突事故で事故死するケースがありますので、危ないところでした。
    なので先方の娘さんはカンカンでしたが、まり子さんの孫娘はいたってしっかりしていて、ちょっと頼もしかったです。
    八百坂さんとはキスして別れて、また同じネットカフェに。今...続きを読む
  • 傘寿まり子(1)

    傘寿・まり子さんの冒険譚

    ずっと文筆家として仕事をされているので、ネットカフェに初めて入っても大量のマンガを読みこなしますし、主人公のまり子さん、しっかりしています。知的好奇心等々も衰えていませんので、心機一転をはかっても、全き不思議ではなく、人気が出た作品というのも分かります。
    とはいえ、自宅とはいえ4世代同居ともなると手...続きを読む
  • またのお越しを(1)

    呉服店ことはじめとか

    従姉妹コンビ、かやのんは自分が勤務先にいなくても別に誰も困らないや、と気づいてしまったのでしょう。企業も組織で運営するのですから、そこはそういうものなのでしょうが……。
    近所でお気に入りだったお店が閉店したりで、このコンビも何か新しいものに向かって再出発する、そういうお話です。
    簡単ではなさそう、と...続きを読む
  • 傘寿まり子(9)
    ここまで読んできて、もっとのんびりしたお話なのかと思っていたらハラハラしっぱなしで毎巻読むのが怖いくらいだ。
    傘寿と言えば今年義理の母と実家の父が迎えた年。
    年を取ったなと思いつつ、この本を読んでいると年齢というフィルターを取っ払った人間の可能性、実力を思い知らされる。
    最初の1巻で家を出てよりどこ...続きを読む
  • 新装版 凍りの掌 シベリア抑留記

    試し読みだけです

    召集令状が来て旧満州に配属され、すぐ終戦に。情報も何もなく、判断等、無理だったでしょう。当時の関東軍は真っ先に逃げていた訳ですし。
    たまたま8/15に読みましたが、この日、ヤスクニに出没する連中って、こういう作品、読まないでしょうね。
  • あとかたの街(1)

    戦時下の日常譚

    この作品は別の電子書籍(BookWalker)で購入済みですが未読のまま積読になっています。
    時流に乗って動くだけの人って出てくるでしょうが、そういうのに限って変わり身が早かったり。国債、紙屑になるんで、買わないのが正解でしたね。
  • 新装版 凍りの掌 シベリア抑留記 分冊版(1)

    赤紙とか

    本日は例によってヤスクニにコスプレ野郎が出没している日ですが、こういう作品、絶対に読まないでしょうね。大半が犬死しているんで……
    ここだけだと本当に出かけるだけでした。
  • 傘寿まり子(16)

    駆け抜けたおばあちゃん

    最後は大団円ハッピーエンドって感じ。
    駆け足っぽかったし、色々うまくいきすぎじゃね?と思わなくもないけど、エンタメとしては楽しめた。
    親承さんとの再会が最後にあっさり叶っててちょっと勿体ないなと思った。
  • 傘寿まり子(10)

    紙と電子、それぞれの魅力

    後半では新たな問題(敵キャラ?)が発生。
    番外編の三十路まり子も面白かった。
    この作中でオシャレと言えば小桜さんだけど、まり子さんも若い頃めっちゃオシャレさんですやん。笑
  • 傘寿まり子(7)

    次は商店街再生?

    蝶子さん、すっかりまり子パーティのメンバー入りですね。笑
    そんな彼女達が次に挑むのはシャッターだらけの商店街再生?
    そしてまり子の家族が意外な形で再登場して、続きが気になる〜!
  • BE・LOVE 2022年4月号 [2022年3月1日発売]

    星降る王国のニナ

    星降る王国のニナの為に毎号購入してます!
    今回もとても面白かった!セトはどうなるのか、、
    次回は出番がありそうなので楽しみです!
  • あとかたの街(4)
    3月19日未明〜名古屋大空襲(第一派)深夜に照明弾を投下し名古屋産業を壊滅させようと計画的に、爆撃目標を定め迎撃(消火活動も)しにくいのなか、「先に木造家屋が燃えやすいようにナパームを散布してから」焼夷弾を雨あられと落としてきた。財産に執着した者は家屋もろとも焼かれた(まるでボンベイの噴火)。あいた...続きを読む
  • あとかたの街(2)
    名古屋は大産業地帯で、当然武器工廠でもあり空爆にさらされ勤労動員の青年も犠牲に。キチガイ米軍機は「地震の次は何をお見舞いしましょうか」カラカイまでした、有色人種の怒りは消えないが、潜んでいく。
    花ちゃんが死んだのは拒食症というか戦争恐怖症?
  • 傘寿まり子(3)

    残酷ですが、、、

    歳を取るのは残酷だなとまざまざと見せつけられました。家族でさえもあんなに冷たくなるのか、、、それでももがきながら前に進むまりこさんを応援したいです。
  • LP ~ライフ・パートナー~ 3番目の配偶者 1
    正直、表紙の絵やタイトルからはピンとこないくらい、深いテーマだと思いました。
    いつか起こるかもしれない未来の技術とその葛藤を、リアリティある形で表現されています。
  • 傘寿まり子(1)

    可愛らしいおばあちゃん

    主人公が可愛らしく自立したおばあちゃんなので、何で家族に邪険にされるのかという気もしますが、あんまりリアルに描くと救いがなさすぎるのかもしれないですね。若干ファンタジー感もありますが、その分ほんわかと気軽に読めるし、夢があっていいと思います。
    結局は、脳と身体を健康に保って、お金と手に職があること...続きを読む
  • 傘寿まり子(1)

    反則だよ!

    もう涙が止まりません!
    じゅんこさん、クロの飼い主…
    孤独死って身近に感じたことなかったけど他人事ではないと思いました。
    そして親が建てた家を我が物顔で占領する子供や孫。
    胸が痛くてたまりません。
    マリ子さんは優しすぎる、こんなおばあちゃんなかなかいない。
    で、80歳で憧れの君と同棲ってスゴい!スゴ...続きを読む
  • 傘寿まり子(13)

    死ぬその日まで生きる

    老いて生きるという事は死に向かって生きるのではなく、死ぬその日まで生きるという事。
    死がすぐ隣を歩んでいるのなら、その逆側で生も共に歩んでいる。

    「傘寿まり子」を読むたびに、死ぬその日まで自分はどう生きたいのかを考える。