高嶋上総のレビュー一覧

  • 炎の蜃気楼 ─断章─ 最愛のあなたへ
    佐々成政と小百合姫の哀しいお話。
    成政の姿に自分を重ねてしまう直江が切なくて…。

    成政の愛に涙しながらも、覚醒してしまった直江があまりにもあれでちょっとどうしようこの人ほんとに本物だったの?って驚愕した初見当時(高校生)。

    記憶なくした景虎から発せられる言葉の数々に直江の我慢も限界。
    無知って罪...続きを読む
  • 炎の蜃気楼4 琥珀の流星群
    国領のじいさん、人間が大きすぎて涙が止まりませんでした。

    とにかく強くなりたくて、強さを求めて高耶を捨てようとしたけど、さすが譲です、いいこと言った!
    いろいろ悟ってからの高耶さんが凄まじく格好よくて、これは服従するしかないよね…と直江的思考を。

    お母さんへのわだかまりも溶けたのかな。
    高耶さん...続きを読む
  • 炎の蜃気楼5 まほろばの龍神
    ほーいほーい。爆発おじさん(久秀)の大事な平蜘蛛が悪さするお話です。

    東大寺での直江の独白、好き。
    とうとう想いを閉じ込めておくことが難しくなってきた直江…。
    高耶さんが記憶を取り戻そうとすればするほどに直江は追い詰められていくね。
    この人を護りたいと強く思う心と紙一重のところに凄まじい狂気がひそ...続きを読む
  • 炎の蜃気楼2 緋の残影
    早くも織田が絡んでくるお話。
    森蘭丸。可愛い顔してどえすな蘭丸。

    綾子ねーさんと千秋登場です!好き!
    おれには関係ないもう関わらない…とか言いつつも、がっつり関わってくれる千秋好き。

    だんだん直江を必要とし始める高耶さんがとても愛おしい。
    直江もまだ…大丈夫(笑)

    無意識に見せる景虎様の片鱗が...続きを読む
  • 炎の蜃気楼3 硝子の子守歌
    仙台編。大好き仙台編。

    伊達政宗公の懐の深さがとても好きなのです。
    あと国領夫妻。
    いろいろ…いろいろ明らかになってきます。
    殺伐としてきました。

    高耶と景虎との狭間で苦しむ高耶さんが痛々しくて…。
    伊達の主従を見ながら直江を思う高耶さんが切なかったです。
  • 炎の蜃気楼幕末編 獅子燃える
    景虎の人間臭さ?なんていうのかなぁ、肩を揺する場面がすごい印象に残った。いままでそういうことはしなさそうなひとって感じがしてたっていうか。挿絵の効果とかもあるのかな。

    で、読んでなかった!!と思って慌てて読み始めてはみたものの一ヶ月かかって読みながら読み忘れてた理由をさっきようやく思い出したよ。幕...続きを読む
  • 炎の蜃気楼 邂逅編 真皓き残響12 生死流転
    邂逅編完結。夜叉衆5人がようやく揃って。彼らの名前が並んだだけでぐっ、ときた。

    前回まで追い立てられるように読んできた印象だけど、今回は落ち着いて読むことができたと思う。これで終わりと思ったせいかもしれないけど。

    20140203~20140209
  • 炎の蜃気楼 昭和編01 夜啼鳥ブルース
    待望の昭和編!
    すごく楽しみにしていましたが、今後の展開がわかっているぶん、ストーリーが進むのを見ると、、、。
    最初、「笠原が直江なの?」と思いましたが、読んでみたら納得しました。どこの時代でどんな姿をしていても思考回路はやっぱり直江なんだね、、、と(笑)
    今後も楽しみです。
  • 炎の蜃気楼 邂逅編 真皓き残響11 蘭陵魔王
    途中で読むのを中断させないこのスピード感。やっぱこれよねー。
    夜叉衆ののちの彼らに繋がる関係とか想いとか、彼や彼を思い起こしてムフムフしてみたりしたわ。
    安田殿と呼ぶ直江に「馬鹿。長秀でいいよ。…」っていっちゃう長秀さんにきゅん…やっぱ好きだわ。
    あと一冊とか、さびしいな。

    20130217
  • 炎の蜃気楼40 千億の夜をこえて
    同性愛だけど、あまりにも壮大なスケールで描かれた世界観や、構成力に圧巻です。各キャラクターたちの魅力的な個性や、心理などの描写も申し分ないです。

    ただサクサク読み進めたい人にはキツいと感じるかも…?

    まだ全巻読んでないのですが(汗)、高耶と直江のあまりにも一途でお互いを求めるその姿に胸が打たれま...続きを読む
  • 炎の蜃気楼
    辛い。
    読んだのはもう何年も前ですが辛すぎて最後までたどり着けなかった。
    今また続き?が出ているようなのでいつか全巻読みたい。
  • 炎の蜃気楼 番外編 Exaudi nos アウディ・ノス
    執筆は神戸の震災前なのかな?神戸のホテルで高耶さんと直江がワインプレイしてる描写でグヒグヒしちゃったおね…!あとがきで作者が「震災のあったあの街の灯り一つ一つが愛しい」みたいなこと書いててジンとしちゃったお
  • 炎の蜃気楼
    BLになったのは「最愛のあなたへ」あたりだから最初はただの転生モノ戦国ファンタジーだったんだお…!!!!直江がどんどんマジキチになってくのにつられてのめり込んでいくお!!!!みんな読むといいお!
  • 炎の蜃気楼
    全四十巻。何百年も一人を想い続けておかしくなってしまった人たちの、長い長い愛憎劇。
    四国編辺りから読むのが辛くて、それでも読まずにはいられなかった。凛と立つ高耶さんの孤高と、直江の血を吐くような愛が痛い。これは単なる同性愛物ではなく、もっと魂の根底を愛する物語だと思う。
    確かに痛く激しい描写も多いが...続きを読む
  • 炎の蜃気楼
    私の青春のすべて(現在進行形)。
    私の中では色々な意味でこれ以上の作品は、きっと、この先も無い気がします。

    読み始めは美弥ちゃんと同い年で、完結時は高耶さんと同い年でした。
    多いと一日2~3冊ペースで読みすすめて、リアルタイムは19巻から。5.5巻の衝撃は忘れられません。それまで、そんな物語になる...続きを読む
  • 炎の蜃気楼40 千億の夜をこえて
    アニメで見て興味を持って原作を読み始めました。
    そして昨晩、ついに本編を全て読み終えました。

    還りたい。
    還りたい。

    私の中の何かがそう叫びました。
    松本で高校生をやっていたあの頃に、
    怖い夢を見たのですかと囁いてくれた彼の側に。

    戻れないという事の痛みと、
    これからも進み続けるという事の愛。...続きを読む
  • 炎の蜃気楼
    高耶さんと野犬直江のスーパーラブストーリー。
    最初はまさか、あんなことやそんなことになるなんて思いもしなかった・・・。
  • 炎の蜃気楼40 千億の夜をこえて
    最終巻をは40だけど、間に番外編もいっぱいあったし、邂逅編も読んでたからいったいミラージュだけで何十冊読んだのやら。。。しかも邂逅編がまだ続いてるって最近知ったし(^^;
    また全部読み返してみたい気もしないでもないですね。。。でも若かったから読めたのかも。
  • 炎の蜃気楼
    一応一般小説に入れました(笑)私の青春はこれ一色だったように思います。ひとがなにかに無様に執着するということ、無様でも生きるということ、そして、執着(愛)を背中に一身に受けて前を見る主人公の姿が、もう…なんていうかほんと…好きでした。好きだったけど、今やってる邂逅編?は読んでません。橘と高耶じゃない...続きを読む
  • 炎の蜃気楼40 千億の夜をこえて
    最終巻、本屋で手に取ったときに震えていたことだけやたらと覚えております。

    ページを捲るたびに血圧が上がるほどの興奮はしない歳になっていましたが、それでも最後は燃え尽きました。
    高耶さんの、「約束、かなえられそうにない」で号泣し、それでも直江が足掻くだろう! と一縷の望みを抱きながら読んでいたのが悪...続きを読む