穂村弘のレビュー一覧
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穂村弘(1962年~)氏は、札幌市生まれ、上智大学文学部卒、1986年に連作「シンジケート」で角川短歌賞次席(同年の受賞作は俵万智の『サラダ記念日』)、1990年代には加藤治郎、荻原裕幸とともに「ニューウェーブ短歌」運動を推進した、現代短歌を代表する歌人の一人。エッセイも多数執筆している。
本書は、...続きを読むPosted by ブクログ -
「週間文春」に2017年7月から三年間にわたって連載された日記体の書評集です。
主な書評はやっぱり、句集や歌集が多かったです。
SF小説が多かったのは意外でした。
そして、少し古い時代のミステリー作家の初期作品。
中井英夫、泡坂妻夫、連城三紀彦、竹本健治など。
連城作品は初期のものは一時はまって...続きを読むPosted by ブクログ -
後の解説を読んで、あぁ私はまんまと穂村弘の罠に引っかかったんだなと思った。
でも私はどちらかというと穂村弘と似ているなと思った。
ドラマや映画では表現されてないような細かすぎるところがとても面白くて、くすっと笑ってしまう。
映画の花束みたいな恋をしたを見たんですがその考え方に似たことがあちらこち...続きを読むPosted by ブクログ -
「短歌ください」3作目。
あとがきに書いてあるように、投稿している人の中に詩集を出版する人が出ていたりともはや一雑誌の投稿コーナーに収まる質では無くなってきている。
最近、好かれる人というのは自己開示が上手いのでは?という仮説に至った。
自分が何を見て何を考えたのか、その切り取り方と伝え方に妙のあ...続きを読むPosted by ブクログ -
穂村さんの言葉は短くて的確だけど、独特の感性があって面白いなというのはダ・ヴィンチとかで短歌の評を読んでいたときに思ったけど、エッセイでもそれは健在。だけど、ご飯のテーマの話なのに、美味しそう〜とはならないのが凄い笑
ちょっと雑な「ご飯」との向き合い方だけど、愛がある。さらさら呑めるお酒みたい。一つ...続きを読むPosted by ブクログ -
着眼点が独特で、B級グルメのように変にやみつきになって定期的に読み返したくなる本です。おしゃれな食べ物に怯えたり、ひとりで飲食店に入れなかったりとダメさが愛おしくも面白おかしいです。Posted by ブクログ
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怖いもの見たさで、手にした本。大正解!、すごく怖かった 笑。特に怖かったのは「ヤゴと電卓」、怖過ぎて、大きな声を出して笑ってしまった!って、どうして笑ってしまったのかというと、著者の穂村さんの心の葛藤が余りにも臨場感にあふれていたので。
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「彼女は真顔である。突っ込みを入れたくなった...続きを読むPosted by ブクログ