穂村弘のレビュー一覧

  • きっとあの人は眠っているんだよ 穂村弘の読書日記
    穂村さんと同じ本を読んでも違うことが思い浮かぶのだなと当たり前のことをとてもおもしろく感じながら読む。

    そして本好きな人の話はおもしろい。

    ちょうどこの本を読んでいるときに、大昔、イベントに来ていただいた時に作って、もらって下さった似顔絵の消しゴムハンコを今もたまに使ってくださっているらしいとい...続きを読む
  • 君がいない夜のごはん
    初めて読んだ穂村さんの本がこちらでした。タイトルと同じく夜に読んだのですが、ぴったり!
    読んでいるというよりなんだか言葉を食べているという不思議な感覚になったことを覚えています。とっても味わい深かったです。
    講演会の際にご本人からメッセージを書き込んでいただいた思い出深い作品です。
  • 君がいない夜のごはん
    うん、やっぱりほむほむはエッセイだよね。
    トップスインに逆ソムリエ。ハングリーウルフ。しかし、ほむほむが私より一回り以上年上だったんなんて。ひとまわりぐらい年下だとおもっていたよ。
  • 短歌のガチャポン
    穂村さんが「いいな」と思った歌を集めた100首。

    なかなか解説付きの短歌を読むことがないので、これも楽しみが倍増できて良かった。
    奥深いなぁ。
    素のままの我が身を晒して歌にする。
    こんなふうに表現できれば気持ちいいだろうなぁ。
    憧れの目で読んでいた。

    このなかから特に好きな8首を厳選。

    ①はじ...続きを読む
  • 短歌のガチャポン
    本書は、書店でたまたま見かけて購入した。
    見開きのページで、右側の一首に対し、それぞれ著者が左側で解説やコメントを述べているので、勉強になる思いがした。現代の短歌だけではなく、古典的な作品も含め、様々な時代の作品が網羅的に選出されているのも、個々の時代性を感じられて良かったと思う。本としてのデザイン...続きを読む
  • 世界音痴
    私もきっと世界音痴だなと思って読み始めたけど、穂村弘さんには負ける。
    飲み会で「自然に」振舞えないのは共感できるけど、15年住み続けた部屋で換気をした事がなかったは負ける。共感できるとほっとして、負けたー!と思うと笑ってしまう。そういう本でした。
  • 短歌のガチャポン
    翼なんかなくたってなんだって昇華する方法を人は持ってる

    確かに、翼なんか与えられたら飛び上がって自死もするだろう

    言葉って麗しいな、この世界さえ美しく見せる
  • 短歌のガチャポン
    今までに読んだ短歌の本には、あとがきなどはあったのですが、ほとんど短歌についての解説がついていない本ばかりでした。
    この本には穂村弘さんの解説がひとつひとつについています。
    短歌の解説ってすごいですね!
    意味の分からない歌が急に愛おしくなってきます。
    読んでいて面白さが倍増します。
    短歌を作るのも才...続きを読む
  • もしもし、運命の人ですか。
    大人になっても学生みたいなピュアな恋愛観を心に持っていてすごく面白かった。
    後書きの瀧波ユカリさんも言ってるけどこういう人好きだ。
  • 世界音痴
    自分かわいさ」が最たる部分を占めていると分かった作者の本エッセイ集は、自分の情けない部分を惜しみなく書いてくれている。

    飲み会で「自然に」席を移動できない、などとても共感できる部分が多い。(今の私では理解できないエッセイもあるが…)

    全編を通して、自分の弱い部分を曝け出しながらも、そんな自分を俯...続きを読む
  • 短歌のガチャポン
    短歌にまだあんまり詳しくないので、いろ〜んな方の短歌を解説と一緒に楽しめるのはとてもよかった。
    この本きっかけでまた他の歌集にも出会えたりしたので、自分にとっては思い出の1冊になりそう。
  • 短歌のガチャポン
    穂村さんが選ぶ百人一首のような感じ。
    穂村さんが惹かれた短歌を、穂村さんの解説で読みたかった。
    数ある短歌集を手にしなくても、美味しいとこだけ鑑賞できるという怠け心もあった。
    メリンダ・パイノさんのイラストも、カラフルで想像を邪魔しない余白があって素敵。

    本を開いて早々に引き寄せられた。
    『「天...続きを読む
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇
    一般の方から募集した短歌と、穂村さんによる選評。
    日常生活のささやかなことやディテールを通して普遍的なことが浮かび上がっていたりと、面白い作品が多くて、どんどん読んだ。選評があることで、その作品の面白さが引き立ったり、短歌の味わい方が掴めてきたりするのもいい。
  • シンジケート[新装版]
    むずかしいのいっぱいあった、わたしの想像力不足を思い知らされた!燃えるぜ 半年後また読んでみます。ファイヤー!
  • もしもし、運命の人ですか。
    急げ。
    うすのろ。
    今ここで愛を告げろ。

    それが出来ない男の心のつぶやきと叫び。
    穂村さん、好きだわぁ。
  • 鳥肌が(PHP文芸文庫)
    ふとした日常で思うこと。穂村さんの考えと重なる部分も多々あり、自分を理解してくれているのでは?と錯覚に陥ってしまった。
    「出会いたかった本がここにある」と帯に書かれていましたが、まさに!平積みしていた書店に感謝です。出逢えて良かった!これから何度も読み返します。
  • 短歌ください 明日でイエスは2010才篇
    掲載されている短歌自体も素晴らしいが、穂村弘の解説も凄い。一つ、紹介したい。

    “君を待つ3分間、化学調味料と旅をする。2分、耐え切れずと目を覆い、蓋はついに暴かれた。”

    せつこという、当時15歳の女性が書いた短歌だ。定型から完全にはみ出したこの短歌に著者はこう書いている。

    “カップラーメンの出...続きを読む
  • 鳥肌が
    宅配で届いた本を暗がりで触って、うわすごい気持ち悪い汚れがついてるから後でエタノールで拭こう、と思ったのですがどうやら特殊印刷でした。
    タイトル通りで大成功か。
  • 短歌ください
     読者投稿の短歌を、温かい眼差しで掬い上げる著者の眼差しがとても魅力的。よい投稿作品が送られてこなければ成立しないものはずなのに、著者の添える一言ですべての作品が輝いて見える。この歌人さんは、ご自分もすごい歌を作られるけれども、他の人の歌を見る目もとてもすごいと教えられた。
  • シンジケート[新装版]
    やっと手に出来た穂村さんのデビュー作。
    凄かった。
    度々鳥肌が立ったのは、FRESHNESS BURGERの冷房がききすぎてただけじゃない。
    これいい!こっちもいい!と付箋を立てていたら、付箋紙の意味がなくなった。

    リアリティの中の夢心地の瞬間を絶妙に捉えた句。
    逆に、キラキラ名詞のあとに続く塩辛...続きを読む