山田J太のレビュー一覧
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"「やあ、元、島田。どこに行くんだ?」
華奢な体つきで、水色のダッフルコートを着て、黒のコーデュロイパンツをはいている。
足には白い長靴。それがまた彼女がはくとものすごくオシャレに見えた。まるで外国の子供のようだ。
長いボサボサの髪をむぞうさにたらし、白い顔に、黒々とした長い睫に縁取られた大きな瞳…...続きを読むPosted by ブクログ -
"「あら!関心じゃないの。元くん、女の子の荷物持ってあげるの?ナイトねぇ!ナイト。わかる??騎士のことよぉ!」
かんべんしてくれぇ!!ナイトくらいわかるし。
早くこの場から立ち去りたいけれど、夢羽がまた呼び止められてしまった。
「ごめんなさいね。夢羽ちゃん、おばさん、数を打ちまちがっちゃったみたい。...続きを読むPosted by ブクログ -
"「いや、本当だよ。それより、オレ……うれしかったんだ。オレがいくら知らないって言っても、クラスのやつらぜんぜん信じてくれなくてさ。なのに元たちがこんなに親身になって探してくれて。疑ったりしなかっただろ?」
「そ、そりゃそうだよ。当たり前だよ!」
元がびっくりして言うと、守口は照れくさそうに笑った。...続きを読むPosted by ブクログ -
“「よけいなことした……」
「え?」
聞き返してみると、彼女はもう一度、今度ははっきりと言った。
「わたし、よけいなことした」
「よけいなことって?」
夢羽は立ち上がり、元を見た。
元はハッと胸をつかまれたような感じがした。夢羽の大きな目が涙にぬれていたからだ。
「桂ばあちゃん……言ってたんだ。『こ...続きを読むPosted by ブクログ -
村まるごと含めた猟奇的王様ゲームの第2巻。
命令もどんどん、精神的な苦痛を伴うようになってきました。
おばあちゃんの優しさに、胸を打たれながら後の展開で安堵したものの、すぐに・・・。
でも、斬首よりはよかったのかな。
こういうホラーは面白いですけど、ブームで似たようなの多いですね。Posted by ブクログ -
“「そうですか……」
ムウは冷たいほど美しい横顔に午後の光を受け、唇を結んだ。
あれから三年の月日が経ったが、未だ感情の解放とまでのことはできないでいる。お腹の底から笑い転げるとか、頭がまっ白になるほど怒るとか……。たぶん、そういうことなんだろうが。
おばばは別れ際に言った。
「あんたはだれかの助け...続きを読むPosted by ブクログ -
“「そっか!じゃあ、間違えなくていいな。これは自分の自転車だって言えるし」
「うんうん」
「んでさ。この自転車は子供用だから、大人が盗るってことはないと思うんだ。泥棒が子供なんだったら、近所だと思う。だって、遠くから自転車だけ盗みに来るとは思えないし」
「なるほど!すごいなぁ、元くん、本物の探偵みた...続きを読むPosted by ブクログ -
“「さっきの美少年は…」
「あれはワタシのアバターの一つです
老若男女いろいろとりそろえております
泉さん 結構チョロイ」”
完結。
アニメの漫画化。
最後まで丁寧に描写されてて読んで良かった…!
アニメにない追加シーン良い感じでした。
“「さあさあ皆さん席に着こうじゃありませんか
パーティが始...続きを読むPosted by ブクログ -
漫画版ならではの演出で描かれる、コミカライズ最終巻。
新作エピソードは、エピソード間の繋ぎをちょっと膨らませただけ、みたいな感じでしたのぅ。Posted by ブクログ -
“元はいつもにまして緊張していた。
いったいどういう用なんだろう??
夢羽が自分に頼み事だなんて!
ドキドキしながら待っていると、夢羽がテーブルの上に一通の手紙を置いた。
白い封筒だったけれど、宛先や差出人の名前が英語だった。
見たこともない切手が貼ってあり、海外から送られてきたのがわかった。
これ...続きを読むPosted by ブクログ -
“「なんか運動会みたいだよな」
大木が浮かれた声で言う。
「まぁ、だけどな、ひとつ、違うことは……」
元はまじめな顔で言った。
「ん?」
「んん?」
小林も耳を近づけてきた。
元はゴホンと咳払いをして言った。
「ひとつ、違うことは……終わったら授業があるってことだ」
「そっかー、そうだよな」
「まぁ...続きを読むPosted by ブクログ -
「幻の像」の華麗なスルー手法。
アニメ観てから大分立つので、かなり新鮮な気持ちで読めました。
アニメの追体験だけの作品に陥らず、単体で楽しめる良い漫画です。Posted by ブクログ -
“なんとなんと!
夢羽もスケートをするのは二回目で、おそるおそるリンクに立った瞬間、ステーンと見事に転んで尻もちをついてしまったんだそうだ。
しかも、お尻にくっきりと水の跡がついてしまって、今、ストーブにあたって乾かしているところなんだとか。
なんだか、ずいぶんイメージと違う。”[P.50]
「ウ...続きを読むPosted by ブクログ -
ひぐらしで近代麻雀掲載‥ちゃんと麻雀してました。
超人麻雀ではなくサマ麻雀がベース。ひぐらしのほの暗い感じも悪くなくある意味大勝利。あとは色気が‥Posted by ブクログ -
“謎 謎 謎 不可解
そう 不可解 探偵も助手も謎を解きながら謎に包まれている
この二人は不可解なことばかりだ”[P.46]
風守ちゃん可愛すぎ。
探偵と助手の側に立てて、それでいて二人を客観的に見れる立場良いなぁ。
よく見ると胸元のバラ?のブローチってドレスに付いてたのを使い回してたのか。気に入...続きを読むPosted by ブクログ -
うん。話もトリックも分かりやすい!
これやったら小さい子が読んでも楽しめると思う。
夢羽みたいな謎に満ちたキャラクター、昔からすっごい好き!
ただ、夢羽って小学生なんだよね?
実際にこんな小学生いたらなあ……。
だいぶ生意気だし、可愛いげはないよなー。Posted by ブクログ -
“「でも、ここでモタモタしてる場合じゃないな。とにかくなんでもかんでも、片っ端から調べていこうぜ」
元がそう言って、もう一度あれこれテーブルを調べはじめると、流羽も「おう」と返し、同じようにキッチンを調べはじめた。
ちぇ、こいつ、やっぱいいやつじゃないか。
せめてイヤなやつならよかったのに。
元は、...続きを読むPosted by ブクログ -
てっきりムーの恋愛かと思い、アセりました
人間、かっこつけのために詰まらない嘘を
ついてしまう・・・人間味あふれるムーシリーズ
面白いですPosted by ブクログ -
“「「戦争のせいで堕ちるのではない」
「人間だから堕ちるのであり」
「生きているから堕ちるだけだ」
…人間は堕落する 聖女も英雄もそれを防ぐことはでいない
それが…救いだ」
「…はい もちろん…お待ちください
電話だ お前に」
『海勝麟六です また君に少しだけ及ばなかったようだね』
「最初から…わ...続きを読むPosted by ブクログ -
“夢羽は困惑した表情だった。
いつもクールビューティな彼女が珍しい。
困惑しているというより、すごく心細そうな感じで元たちを見ている。
こ、こ、ここは力にならなくっちゃ!!
夢羽を守るのはオレだ!!
別に、夢羽に危険が迫っているわけでもないのに、元は張りきってしまった。”[P.97]
流羽君って何...続きを読むPosted by ブクログ