大石直紀のレビュー一覧

  • 相棒 ―劇場版―
    映画は見そびれてしまったのだが、東京マラソンを舞台に、テロリストが、、、というお話は、テレビコマーシャルで何度も目にした記憶。ああ、こういうお話だったのね、とようやくすっきり。

    このシリーズ、これまですべて短編でしか読んできませんでして、それなりに楽しめはしたのですが、やはり自分の性格には長編もの...続きを読む
  • 爆 弾 魔
    サスペンスもの。
    最初に犯人を提示しておきながらその後二転三転
    してその犯人が展開していくスリリングさと適度なスピード。

    そして読みやすいかも。
    最後の最後に意外な犯人へとたどり着く。
    やや強引な部分もあった様な気もするけれど
    気にならない読み物としてのパワー。
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    恵文社に行った記念に。
    表紙は可愛いけど、内容は結構重めだった。
    どのお話にも恵文社や一条寺の街並みが登場して、思い出しながら懐かしい気持ちになりました。
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    初読みの作家さん。
    タイトルから想像したイメージとは違う重めの短編集でした。ストーリー的に必然性が高いとは言えないようにも感じるけど・・・多分それは実際に行ったことが無いからなんだろうな。行けばきっと記憶に刻みこまれるような魅力がある書店なんだろうな・・・行ってみたい場所がまたひとつ見つかりました。...続きを読む
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    恵文社という京都一条寺に実在する書店が登場する短編集。各々全く違うストーリーだが恵文社での出来事が登場人物の重要な、思い出の場所となって登場する。
    巻末で実在することを知ったので驚いた。実際に訪問してまた再読してみたい。

  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    書店が様々な人間模様を静かに眺めている。そのような感じがしました。

    この書店は実在するそうで、それが4つの物語に現実味を与えていると思いました。
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
     4編の短編ミステリー集ですが、共通して登場する「京都一乗寺に佇む、美しい書店」は、実在する『恵文社』さんです。
     私は伺ったことがありませんが、以前から書籍やネットでその景観に触れ、憧れの書店でした。
     実はこの書店が小説のメイン舞台になっている訳ではありません。このことと併せて、殺人事件が関係す...続きを読む
  • 京都文学小景~物語の生まれた街角で~

    京都
    大好きな京都が舞台になっている
    しかし
    普段手に取らぬミステリ系小説

    それでも
    文学×京都
    なんと素晴らしい組み合わせ
    思わず手が伸びる


    昔と今と
    不思議な巡り合わせ
    繋がる事実

    がっつりミステリでないところが
    またゆるっと読みやすかった
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    タイトル・表紙とお話のイメージギャップ!
    (悪い意味ではない)
    夜の花嫁がいちばん好きかなー。綺麗な情景が目に浮かんだ。
    京都好きとして恥ずかしながら、一乗寺の記憶がないので、行ってみよう!折しもことりっぷで素敵なカフェも紹介されてたし…。

    大石さんは作品2作目だけど、今のところ二十年目〜のほうが...続きを読む
  • 二十年目の桜疎水
    京都を舞台に、普通じゃない人々の日常と非日常を描く。京の名所が数多く登場する傑作ミステリ短編集。
    偶然にも、この一年前から京都で勤務することになった。そして思うのは、京都の人が特別ではなくて、京都の町が特別なのだと。自然の風景、街並みが感心するほど絵になる。本作に登場する人々も、存在はベタな日本人だ...続きを読む
  • 二十年目の桜疎水
    人が死なない短編ミステリ6編。

    表題作の琵琶湖疏水のほか
    どの作品も京都の名所や風物が
    さりげなく登場して花を添える。

    うーん、まんべんなくおもしろいけど
    好みとしては微妙でした。
    登場人物とか、オチの幸福度とか。
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    思っていたのと全然内容が違い意外性にやられました。
    4話ともなかなか重たい話でそれぞれ泣きました。

    表紙のイラストの可愛さとどの話にも共通している恵文社、思わず検索してしまいました。
    一乗寺の雰囲気も併せて伝わってきて、いつか訪れたいです。
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    一乗寺にある恵文社をモデルにした本屋さんを軸にしたミステリーと思ってたのに、素敵な表紙と全然違って読んだら最初からすごい重い(笑)
    主人公の境遇がどれも重い。
    ミステリーではない気がするけど、一乗寺の街並みが目に浮かぶ。京都に、恵文社に行きたくなった
  • 深夜食堂
    一日が終わり、人々が家路へと急ぐころー。俺の一日は始まる。営業時間は、夜十二時から朝の七時頃まで。人は『深夜食堂』って言っているよ。
    ほっこりした。深夜の食堂に集まった常連客同士やマスターとの、それぞれの一定の距離感の中で思いやりや、温かみにほっこりした。
  • 京都一乗寺 美しい書店のある街で
    定年後は、書店への再就職を狙ってます。書店ならどこでも、って思っていたけど…。うーんやっぱり考えるなぁ、京都に引っ越そうかな
  • 桜疎水
    京都が舞台の短編集。登場するのは太秦、真如堂、松ヶ崎疏水、曼珠院、寺町通に上賀茂神社だが、特にこの場所でなければと云う必然性は低く、別にどこの話でもいいように感じた。それぞれの話には詐欺師などの犯罪が登場し、話としてはそっちがメイン。文庫本では「二十年目の桜疎水」に改題
  • 小説 映画 空母いぶき
    映画を先に観てたから、すいすい読めた。
    新たにわかったことはコンビニ店長の中井貴一は大手商社を辞めて家業を継いでたのね。
    垂水総理のラスト近くの言葉、”日常の当たり前の生活、ささやかな幸せ、それを守るのが政治家”活字で読んでも感動する。
    ニシジとくらのすけ、このふたり意外考えられない見事な配役。
  • 続・深夜食堂
    マスターは傍観者(観察者)。「めしや」に集う人たちの中で解決していく。所々で、レシピが紹介される。独特の深夜食堂とその近辺の街並み。温かい作品です。
  • 相棒 ―劇場版4―
    久しぶりに映画館で観てきました。
    TV版は大好きですが映画では何故か演出重視で内容がイマイチになるので
    若干不安でしたが、いつものTV版のスタイルを拡張させた形が逆に
    裏切らず3よりは楽しめる作品になったと思います。
  • 桜疎水
    京都を舞台とした6編の短編集。
    それぞれに共通しているのは「かくしごと」あるいは「嘘」
    この本に描かれている「かくしごと」や「嘘」はあまりにも極端すぎて、だからこそ読んでいて楽しめるのかもしれないけれど、大なり小なり誰もが心の引き出しにしまいこんでおきたいものはあるはずで、人間のずるさと正直さとの葛...続きを読む