大石直紀のレビュー一覧

  • ギロチンハウス ~課長 榊江梨子の逆襲~
    まず、タイトルがすごい。
    内容は一言でいえば痛快。水戸黄門とか大岡越前とか「悪者は懲らしめないと」的な部分にも通じるものがあります。
    著者の大石直紀さんはテレビや映画のノベライズも手掛けられているようで、構成の仕方やストーリー展開のうまさも納得。そのままドラマ化できそうです。
  • 桜疎水
    【収録作品】おばあちゃんといっしょ/お地蔵様に見られてる/二十年目の桜疎水/おみくじ占いにご用心/仏像は二度笑う/おじいちゃんを探せ
     コン・ゲームは楽しい。
  • 相棒 ―劇場版3―
    【あらすじ】
    東京から300km離れた絶海の孤島、鳳凰島。ある実業家が個人所有しているこの島では、元自衛隊員たちで組織されるグループが共同生活を送っていた。 ジャングルの中を駆け回り、実戦さながらの訓練を繰り広げる「民兵」集団の中で、ある日、死亡事故が発生。特命係の杉下右京と甲斐亨に現地での調査が依...続きを読む
  • 杉原千畝
    実在した外交官の映画をノベライズした作品。
    政府の命令に背いてまで発行したビザで救われた命は2,000以上。
    今その子孫として生き残っているのが40,000人以上。
    まさに命をつなぐという決断をした杉原千畝は素晴らしい。
  • 杉原千畝
    [2015年作、劇場鑑賞]<ユナイテッド・シネマ札幌>
     杉原千畝の外交官人生が過不足なく描かれている。ナチスの迫害を逃れてきたユダヤ人に対して、日本政府の命令に背いて日本通過ビザを発給し、約6千人もの命を救う訳だが、印象的なのは決断する時に想い起こしているハルピン学院の自治三訣。
      人のおせわに...続きを読む
  • 杉原千畝
    世界を変えたいと思ったことはあるか?

    という問いが何度も出て来る。
    強い志のもと、自分の信念を持ち、貫く姿勢。
    それは、とても困難なことである。
    特に、杉原千畝が生きた時代は、困難であっただろう。

    自分の立場が悪くなることも顧みず、自らが正しいと思う選択をする。
    その姿勢がとてもかっこよかった。
  • 相棒 ―劇場版3―
    以前見た映画のノベライズ版で、映画ではわかりづらかった登場人物の心情の描写が多めで、映像を補完するような感じ。
  • 深夜食堂
    映画版のノベライズだったんですね。
    ドラマのファンだったので、もう小林薫さんの姿と声が重なりっぱなしでした。
    とろろご飯もナポリタンもカレーライスも、やっぱり美味しそうで、夜読んではいけないです…

    そして、こういうお店が身近に欲しくなります。
  • 相棒 ―劇場版3―
    これが映画になるのかな?というほど、呆気なく読み終わってしまいました。でも、相棒ファンなら登場人物の癖などを思い浮かべながら、楽しめる作品だと思います。今から映画が楽しみです。
  • 相棒 ―劇場版3―
    映画に先駆けて読む。
    また結末が違ったりするのだろうか?

    神戸くん再登場はうれしい。
    この結末だと、ようやく甲斐父が対立相手になりそうな感じだけど…。
    どうなんだろう?

    あと、捜一トリオ!
    三浦さんがいたのがよかった。
    やはりトリオが懐かしい。
  • 武士の献立
    「俺は子どもの頃、刀の代わりに包丁を差せ、とからかわれた。それが悔しくて、必死に剣の稽古をした。それがようやく役に立つ」

    本書でもっとも心に突き刺さったシーンから。包丁侍にならざるをえなかった安信の苦渋と覚悟が全て詰まっている言葉だと思う。
  • 相棒 ―劇場版―
    映画版とは若干違うストーリーになっていたので映画を見た人にも楽しめるようになってました。

    ストーリーは相棒ならではだったけど、やっぱり映像の方が面白いかも。
    可もなく不可もなくって感じでした。
  • 武士の献立
    長男が死んでしまったためイヤイヤ「包丁侍」と揶揄される、藩お抱えの料理人になった主人公と、夫を一人前の料理人にすべく尽力する妻の話。
    軽すぎると思うくらいサクサク読めるなと思ったら、映画をおこした本でした。最近はこの手の物が多いよな。簡単に楽しくは読めるが、軽すぎて、何でそうなるの?と話の流れについ...続きを読む
  • 武士の献立
    原作と思ったら、ノベライズだった。
    映画は完全オリジナルなのね。
    流行りの料理中心江戸もの。
    筋を追うために文章はあっさりめなのはともかく、クライマックスの料理のシーンの献立表状態は如何なものかという気もするが、ノベライズならしようがない。詳しくは映画を見てねということだろう。
    話は面白い。
    上戸彩...続きを読む
  • 相棒シリーズ X DAY
    銀行システムへの不正アクセス容疑者が殺される事件で、相棒シリーズでは脇役だった伊丹刑事と、サイバー犯罪対策課専門捜査が、いがみあいながら犯人を追っていくうちに、目に見えない圧力が・・・

    映画の原作らしいが、いつもの主役はほとんど出て来ない。X DAY もピンと来なかったなぁ。

    (2013/6/1...続きを読む
  • 相棒シリーズ X DAY
    現場叩き上げの伊丹刑事と、民間企業出身でサイバー犯罪対策課の岩月が、半目しながら捜査する。
    赤字国債を乱発する日本が、2015/5/1に国債、円、株のトリプル暴落に見舞われる想定で、財務省、金融庁、大手銀行などが故意にシステム障害を起こし、シミュレーションを行なっていた。
    この暗号データをネットに流...続きを読む
  • 相棒シリーズ X DAY
    映画のノベライズ版。映画を観た後、復習のつもりで買いました。
    映画では皮肉なセリフの応酬が見どころ(笑)だったりするのですが、文字にしちゃうと「」(話し言葉)ばっかりですね。映像だと個人の推測にゆだねられてしまう登場人物の心情が書いえあるのはそれなりに興味深かったかな。
    映画観ると、もっと長い話だっ...続きを読む
  • 相棒シリーズ X DAY
    映画見る前に読もう…ということで読みました。
    イタミンはイタミンなので、映像版を観るのが楽しみであります。

    物語としては、なんというか、終わりで終わっていないので、なんかもや~っとした感じですが。
    映像だといつもの相棒シリーズのように、もやもやしていてもうまくまとめてくれるのだろうか…。
  • 逆転裁判
    ゲームが好きなのでちょっと高め評価にしてみましたが、正直、本としては厳しいです。

    ただ、原作ゲームでも大きい事件であるDL6号事件を文庫一冊でよく納めた、というのが正直な所です。
    映画行く前に読みましたが、映画のノベル化の位置かと。
    というか映画そのままなストーリーと表現。映画ならではの設定や近未...続きを読む
  • パレスチナから来た少女
    タイトルに惹かれて手に取る。結構好きな設定だが、二人目の少女になかなか感情移入できなかった。但、幼い時に行き別れた妹を救う為、咄嗟にみせた反応は意外かつプロっぽかった。骨董無形な国際的陰謀が繰り広げられるが、最後には歴史的事実と帳尻を合わせている。ひとつ意外だったのが公安の扱い。普通は陰謀の首謀者だ...続きを読む