TONOのレビュー一覧

  • カルバニア物語 14
    女王タニアにスポットが当たり、カルバニアの国宝の宝石の話から女王と家族という物語に話が進んでゆく。カルバニアのタブーではあるが家族としては触れなければならない話に彼女が脇役という位置にいる所に、この話の複雑さを暗に示している。
  • TONOちゃんのしましまえぶりでぃ (3)
    TONOさんの猫愛は主観的なように見えて、その主観を客観的な視点で書いている。
    だから面白い。
    たけのこのように量産されている動物エッセイでは一番面白い。
    TONOさんの単行本が2冊しか出ていない時に、今は亡き『ぱふ』に掲載された1pに惚れてファンになったので、その原点ともいえるこの単行本には思い入...続きを読む
  • チキタ★GUGU 8巻
    半分以降ずっと泣いてた。ニッケルに会えてラーが嬉しそうで私も嬉しかった。バランス、いい人だな。彼はレギュラーの中で数少ないただの人間で、なんだかすごいお父さんだったね。実際お父さんなんだけどそうじゃなくて、みんなのお父さんみたいだった。ラーとチキタが結局どうなったのかはさらっと書かれているだけで。詳...続きを読む
  • カルバニア物語15
    相変わらず、面白くて大好きな漫画。
    王宮コメディと銘打っているものの、実際は現実社会でも起こりうる話であり、だから読者は親近感をもって読めるのだろう。
    今回リアルだと思ったのは、女王タニアが『ものに八つ当たりしたくても、自分の部屋にあるものはすべて貴重品だからできなくて自分へ向かった』という言葉。
    ...続きを読む
  • コーラル ~手のひらの海~ (1)
    TONOさんの作品の中毒性は、人が無意識のうちに見ないようにしていたどんな人にもあるどす黒い部分を赤裸々に描いてしまうことだと思う。

    意識して思う事のできる「どす黒さ」というのは、ずいぶんリミッターのかかったものなんだな。
  • チキタ★GUGU 8巻
    今まで読んだ漫画で間違いなく一番泣いた作品。

    ニッケルが再登場したところでラーと一緒に号泣。
    その後は最後まで涙がとまりませんでした。

    絵柄の割に内容はなかなかに凄惨なんですが、それ以上に登場人物一人一人の台詞がとても心に残る作品です。
  • カルバニア物語
    このほわほわーっとファンタジーしてる雰囲気が好き。小さいときに絵本で読んだ「どっかとおい国のおはなし」っていうあのイメージそのまんまで、それ以上難しいことなど考えなくて良いのです。うーん、ありがたい。

    権力者の娘が男に混じって男勝りに育って、年頃になっても女らしい趣味なんか持たずに男装なんかして男...続きを読む
  • コーラル ~手のひらの海~ (3)
    TONOさんのお話の流れは、ホント好きだなぁ〜。独特のテンポというか。穏やかに深い部分を描写してくる。台詞の配置も好き。
  • コーラル ~手のひらの海~ (3)
    発売日に読み終わっていたけれど、書きそびれてました。
    珊瑚ちゃん。賢くて、大人で、いつも頑張っている珊瑚ちゃん。
    珊瑚ちゃんの紡ぎだす海のお話は、どうしてこんなにしんどくて哀しいのかしら?残酷だけれど、淡々としている物語。
    どうぞ珊瑚ちゃんにとって世界が、珊瑚ちゃんのようにきちんとしたものであります...続きを読む
  • カルバニア物語 14
    「コーラル」に気をとられてすっかり買い忘れていた14巻、ようやくゲット。
    てっきりコンラッド王子(....好きだ....)が大活躍かと思いきや、タニアと会わないなんて、なんてこったーw
    次の巻では会えるかな。
    すんごいヒールだったアナベルちゃんも、すっかりタニアと仲良しに。
    やっぱりタニアちゃんはす...続きを読む
  • カルバニア物語
    大好きなシリーズです
    ほのぼの王室コメディー
    ……と思いきや、結構シビアな話も中にはあります。
    これは一巻ですので、まだまだ年若いタニアがカルバニア国初の女王となり、隣国に留学していた乳兄弟のエキュー(ドレスが苦手で男装している。ガサツな麗人)が帰国したところから話が始まります。回を重ねるにつれて一...続きを読む
  • カルバニア物語
    カルバニア王国で暮らす人々のかろやかなマンガ。

    どうしようもなくやるせない現実もありつつの、それを個々飲み込んで処理し軽やかに生きてるキャラクターがみんなかわいい。
    誰も悪くないのに苦しんでたり、ちょっとした考え方の違いだったり。どれも少しだけ救いがあってなかなかいい感じに進みそうだなって思えるの...続きを読む
  • カルバニア物語 5
    リアンダがまるで褒められた母親ではないのに、どうしようもなくせつない。
    子供に無条件の愛情も注げないし、捨てたし、それでもずっと覚えていて。フランにはカフがいたからそれを受け止められたんだなと思うと、しみじみよかったなぁと。

    そしてシルヴァーナと侍女がかっこいいな。
    彼女の意をくんであげられるコン...続きを読む
  • カルバニア物語 2
    女のくせに、男のくせに、が息苦しいってことをさらりと伝えてくれるのが気持ちいい。押しつけがましくないので。

    公爵令嬢で美人で腕っぷしも強い、なんでも持ってて女王の親友のエキューの性格が、乱暴者でけして人徳者だったり聖母系だったりしないのも好き。
    自分の欲のために気に入らない男とも手を組んでみたりね...続きを読む
  • カルバニア物語 7
    信じないから、と永遠を言葉にしてほしがるタニアが健気でかわいい。
    うそでもそれが心の縁になることはあるし、思ってるよりずっと言葉にすることは大切だもんね。
  • カルバニア物語 3
    エキューとライアンの出会い。

    エキューが男前だなと思うけど、なによりだれよりお父様が! タンタロット公爵がいちばんかっこいいな。
  • 砂の下の夢 1
    読みやすい絵と、ほんわかとした中にもシリアスが入っていて、とても響くお話でした。もっと続きが読みたい!と思ってしまいます
  • 砂の下の夢 2
    読みやすい絵と、ほんわかとした中にもシリアスが入っていて、とても響くお話でした。もっと続きが読みたい!と思ってしまいます
  • チキタ★GUGU 1巻
    心の琴線に触れる漫画。
    こんな漫画はTONOさんにしか描けない。
    心の準備をしていたのに、最後どんでん返しというか、救われた。
  • チキタ★GUGU 1巻
    絵に独特の癖アリ
    性的表現や食人など、一般的なタブー表現アリ
    この作品を表現し、評価できる言葉が無い事を悔しく思う

    【あらすじ】
    術師の家系に生まれた少年チキタと、その家族を食い殺した食人の妖怪ラー・ラム・デラルの共生の物語。
    デラルの加護なしには生活できない弱いチキタは、自分をいつか食べる為に飼...続きを読む