TONOのレビュー一覧
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女王タニアにスポットが当たり、カルバニアの国宝の宝石の話から女王と家族という物語に話が進んでゆく。カルバニアのタブーではあるが家族としては触れなければならない話に彼女が脇役という位置にいる所に、この話の複雑さを暗に示している。Posted by ブクログ
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TONOさんの猫愛は主観的なように見えて、その主観を客観的な視点で書いている。
だから面白い。
たけのこのように量産されている動物エッセイでは一番面白い。
TONOさんの単行本が2冊しか出ていない時に、今は亡き『ぱふ』に掲載された1pに惚れてファンになったので、その原点ともいえるこの単行本には思い入...続きを読むPosted by ブクログ -
半分以降ずっと泣いてた。ニッケルに会えてラーが嬉しそうで私も嬉しかった。バランス、いい人だな。彼はレギュラーの中で数少ないただの人間で、なんだかすごいお父さんだったね。実際お父さんなんだけどそうじゃなくて、みんなのお父さんみたいだった。ラーとチキタが結局どうなったのかはさらっと書かれているだけで。詳...続きを読むPosted by ブクログ
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TONOさんの作品の中毒性は、人が無意識のうちに見ないようにしていたどんな人にもあるどす黒い部分を赤裸々に描いてしまうことだと思う。
意識して思う事のできる「どす黒さ」というのは、ずいぶんリミッターのかかったものなんだな。Posted by ブクログ -
今まで読んだ漫画で間違いなく一番泣いた作品。
ニッケルが再登場したところでラーと一緒に号泣。
その後は最後まで涙がとまりませんでした。
絵柄の割に内容はなかなかに凄惨なんですが、それ以上に登場人物一人一人の台詞がとても心に残る作品です。Posted by ブクログ -
発売日に読み終わっていたけれど、書きそびれてました。
珊瑚ちゃん。賢くて、大人で、いつも頑張っている珊瑚ちゃん。
珊瑚ちゃんの紡ぎだす海のお話は、どうしてこんなにしんどくて哀しいのかしら?残酷だけれど、淡々としている物語。
どうぞ珊瑚ちゃんにとって世界が、珊瑚ちゃんのようにきちんとしたものであります...続きを読むPosted by ブクログ -
「コーラル」に気をとられてすっかり買い忘れていた14巻、ようやくゲット。
てっきりコンラッド王子(....好きだ....)が大活躍かと思いきや、タニアと会わないなんて、なんてこったーw
次の巻では会えるかな。
すんごいヒールだったアナベルちゃんも、すっかりタニアと仲良しに。
やっぱりタニアちゃんはす...続きを読むPosted by ブクログ -
信じないから、と永遠を言葉にしてほしがるタニアが健気でかわいい。
うそでもそれが心の縁になることはあるし、思ってるよりずっと言葉にすることは大切だもんね。Posted by ブクログ -
絵に独特の癖アリ
性的表現や食人など、一般的なタブー表現アリ
この作品を表現し、評価できる言葉が無い事を悔しく思う
【あらすじ】
術師の家系に生まれた少年チキタと、その家族を食い殺した食人の妖怪ラー・ラム・デラルの共生の物語。
デラルの加護なしには生活できない弱いチキタは、自分をいつか食べる為に飼...続きを読むPosted by ブクログ