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時は産業革命、英国の数学家チャールズ・バベッジによって発明された「差分機関」の完成で、蒸気機関が著しく発達した1855年のロンドン。蒸気が支配する異形の世界で、革命家の娘シビル・ジェラードは謎の紳士との出会いをきっかけに遥かな冒険を夢想し、古生物学者エドワード・マロリーは暴漢に絡まれる女性エイダ・バイロンを救い、国際的陰謀へと巻き込まれる! サイバーパンクの中心的な作家ふたりが紡ぐ記念碑的名作。
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Posted by ブクログ
まだ物語がどこへ転がって連れて行かれるのかが見えない、けれども妙に楽しい。 蒸気と機械音と黄燐マッチの匂いと倫敦の闇と雑踏。いわゆる“スチームパンク”な雰囲気の原点を体感する。 伊藤・円城両氏の「解説」という名の短編は何度か読んでいたけれど、こうやって本編を読んでから読むとまた違った味わい。
ウィリアム・ギブスンとブルース・スターリングというSF小説の巨匠二人による共著。スチーム・パンク、サイバー・パンク、歴史改変SFの古典的名作として名前をよく聞くので読んでみた。けど、とにかく読みにくい。『ニューロマンサー』もかなりキツかったけど、歴史的な背景知識がないからか尚の事。 でもこの手の古...続きを読む典はなんとか理解したいという思いもあるので、いつかまたチャレンジしてみようかな。 1855年ロンドン。蒸気機関が発達し、現代で言うコンピューターのような位置づけになっている世界。
大型書店のフェアで見つけた。とてもいいフェアだったなぁ。なにかのゲームか小説かの元ネタフェアで、読みたいけど持ってないSFが集まってて興奮と共に様々買ったのだ。 憧れと実際のギャップってあるよね。読むのにとんでもなく時間がかかってしまった。きっと円城さんや伊藤さんや、他にもいろんな人達に影響を与えた...続きを読むであろう名作なのだろう。自分にはこれを楽しむためのバックグラウンドが足りなかった。世界史の知識やイギリスの風俗や地理地名。辞書をひきひき読むのがよかったのかしらん。 それ故か、全体的に唐突な印象が拭えず、節でも分かれてないからズルズルと読んだりなんとなく止めてしまったり。乗りきれない。下巻は勢いよく読みたい。
スチームパンクというIFの未来を象徴する 数々の機関製品や二つ名の碩学たちが登場する。 この作品においてのウリは上記の独自性であり、 ストーリー自体は面白いものでもない。
SF小説の名作と言われているようだが、僕には超難解な小説だった。 この小説の面白さは一回で理解出来ないと思うがもう一回読む気力は暫く沸き起こりそうにない....
「解析機関が存在する」という設定を基盤にしている物語なので、当たり前のようにパンチカードの進化系やプログラム式映写機が出てくるのが面白い。 また、主人公であるマロリー博士の職業が恐竜発掘の専門家だというのも、作者が解析機関を「過去の偉大な遺物」と捉えているメッセージなのかとも思った。 ただ、物語自...続きを読む体があまり面白くない。
スチームパンク という単語をいい感じに表現し、体現してる作品。 エンジン(機関)という単語が大好き。 やっぱりそうだよね、技術(テクノロジー)の芽生えは こうでなくっちゃね。 ああ どうして 蒸気と硝煙の世界はもう戻ってこないのかしら・・。
第二章の終わり頃(ダービィレースあたり)から、おもしろくなってきた。ビル・ブライソン「人類が知っていることすべての短い歴史」の5章あたりから出てくる人たちが、ワンサカ出てくるので読んでてよかったよ、ホント。 みなもと太郎「風雲児たち 幕末編 25」で登場したオリファントが出てて笑った。
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