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ユーザーレビュー ディファレンス・エンジン(下) ウィリアム ギブスン / ブルース スターリング / 黒丸 尚 伊藤計劃、円城塔、ゲイル・キャリガー… 他のサイバーパンク、スチームパンクをぐるっと回ってから記念碑的作品とやらにたどり着く。 んー、欲張ってもキリが無いのは判っているのだけれど、近現代史がもっと頭に入っていれば、もっともっと楽しめたんじゃないかと思ってしまうんだよな。 Posted by ブクログ ディファレンス・エンジン(下) ウィリアム ギブスン / ブルース スターリング / 黒丸 尚 円城塔を契機に読んだ作品だったが、これを読むと彼の『Self-Reference Engine』や『屍者の帝国』が如何に本作の影響下にあったかがわかる。その意味で読んでよかった。 ただ、同様に19世紀のフィクション、ノンフィクション織り交ぜた歴史改変である『屍者』を楽しめた一方、本作で理解が及ばな...続きを読むい部分も多かったのは、偏に教養の無さ故だろうなと。もう少し19世紀史を事前に振り返っておくべきだったかと思う。 全体的な解析機関を巡るSF的アイディア、作品構成自体は非常に好み。 Posted by ブクログ ディファレンス・エンジン(上) ウィリアム ギブスン / ブルース スターリング / 黒丸 尚 第二章の終わり頃(ダービィレースあたり)から、おもしろくなってきた。ビル・ブライソン「人類が知っていることすべての短い歴史」の5章あたりから出てくる人たちが、ワンサカ出てくるので読んでてよかったよ、ホント。 みなもと太郎「風雲児たち 幕末編 25」で登場したオリファントが出てて笑った。 Posted by ブクログ ディファレンス・エンジン(下) ウィリアム ギブスン / ブルース スターリング / 黒丸 尚 正直、理解できたかと言われると「……」となる。が、SF的な知的好奇心がくすぐられる本には違いない。 差分事典を読み込んで、自分なりに調べたりして反復したいと思う。 混沌とした倫敦の光景に飲み込まれ幻影の十九世紀の雰囲気は十分楽しんだ。 Posted by ブクログ ディファレンス・エンジン(上) ウィリアム ギブスン / ブルース スターリング / 黒丸 尚 まだ物語がどこへ転がって連れて行かれるのかが見えない、けれども妙に楽しい。 蒸気と機械音と黄燐マッチの匂いと倫敦の闇と雑踏。いわゆる“スチームパンク”な雰囲気の原点を体感する。 伊藤・円城両氏の「解説」という名の短編は何度か読んでいたけれど、こうやって本編を読んでから読むとまた違った味わい。 Posted by ブクログ ブルース スターリングのレビューをもっと見る